野点傘が届きました。 | 源九郎稲荷神社のブログ

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「やまとのやまとの源九郎さん 遊びましょ」
奈良県大和郡山市に伝わる童謡に歌われた源九郎稲荷神社は、
「義経千本桜」に登場する「源九郎狐」ゆかりの神社です。
3代目・4代目市川猿之助さん、6代目中村勘九郎さんも
参拝してくださいました。

今日、神社に野点傘が届きました。




雨がやんだので、とよさんが境内に設置しました。


すると・・・・


「あっ~、傘がある~!!」

すぐに気付いたのは、小学5年生のMちゃんです。


他の子達は、何のことかさっぱり???


「すごい、Mちゃんすぐに気付いてんなぁ。流石、毎日神社に来ているだけあるな~」

とよさんに褒められてMちゃんは

「あったりまえやん」

と得意げでした。


この傘が気に入ったのか、その後Mちゃんらは、椅子を机にして宿題を始めました。



Iくんは、傘の台座を机変わりにしています。



で、宿題はどんな内容なの?



算数か~

狐には不要だな。


「わからん~!!狐さん教えて~」

とMちゃんが僕に抱きついて哀願していました。


でも、僕は算数なんてわからん、ごめんね。


この中ではIくんが一番お勉強がでいるようで、

「Iくん教えて~」

と可愛い声でお願いされて、Iくんは照れながら一生懸命教えてあげてました。





とよさんは、そんな4人の様子を眺めながら、神社の落ち葉を掃いていました。


すると・・・宿題を終えた4人が、何も言わずにほうきを取ってくると、とよさんのお手伝いをして境内の落ち葉を掃いてくれました。




とよさんが

「手伝ってくれるの?ありがとう!!でもほうき重たいやろ~」

と嬉しそうにお礼を言っていました。


「全然、重くないよ~!!平気、平気!!」



神社はあっという間に綺麗になりました。


お掃除の後は、4人で鬼ごっこを始め境内を走り回っていました。

「まぁ、元気だね~」

と、とよさんはあきれていました。


人間の目には見えないけれど、実は僕も鬼ごっこに参加していたんだ。

とても、楽しかった!!


                                   源九郎狐