2年間の子作り期間…不妊治療としてはかなり
短い期間でありましたが、それは私にとって
とても辛く苦しいものでした。(もっともっと
大変な治療をしている方がたくさんいるのに、
こんなこと言ってごめんなさい)
「出口の見えないトンネル」
まさにその例え通り。
自分は5年後、10年後、どんな暮らしをして
いるのだろう。まったく想像がつかなくて、
暗闇の中で怯えて過ごすような毎日でした。
「子供が欲しい」
何も贅沢を言っているわけではなく、多くの
人は当たり前に叶えていること。
そんな当たり前が叶えられない悔しさ。
リセットを繰り返すたび、自分はもしかして
本当に子供ができない体なのかもしれない、
と落ち込む日々。赤ちゃんを見るのが辛い。
そこへ容赦なく投げかけられる「子供はまだ?」
の一言。世の中の人は、ハゲてる人がハゲ
を気にしているだろう、という想像はできる
けれど、子供ができない人がどれだけ胸を
痛めて苦しんでいるか、ということはなかなか
想像できないみたいだ。
誰かの妊娠報告を聞けば、妊娠できない自分
と比較して、本当に悲しくなる。
今周期も生まれては死んで消えていく自分の
細胞に対し、順調に成長を重ねてく命が恨めしく
って、不幸を願ったりもした。
でも、いろいろ考えた挙句たどり着く結論は、
結局のところ、いけないのは妊娠できない自分。
誰も私に妊娠しないで下さい、なんて言って
ないのに、できない自分がいけない…そんな
風に思うとまた悲しくなって。
周りからはよくおしどり夫婦と言われる
仲の良い私たちだけど、時々ケンカもする。
その原因はほぼ不妊治療のこと。
子供ができないことで生じる気持ちのすれ
違いで、離婚の話も時々出ました。
たった2年でこれだけ苦しいんだから…。
もっともっと苦しい人はいっぱいいるのに、
いつも愚痴だらけですいませんでした。
このブログを始めたきっかけは、会社で
アメブロを書くことになるかもしれなくなり、
アメブロは一回も触ったことがなかったので
適当にIDを取って練習に…と始めたものでした。
ちょうど今不妊で悩んでいるから、それに
ついて書いてみるか。どうせ誰の目にも
触れることはないだろー!と、ほんと好き
勝手に愚痴を書きまくってた初期。
いつからかアクセス数が少しずつ増えて
来て、「おいおい、誰がこんなブログ読んで
いるんだ?ひっそり書いてたのにどっから
見つけてきたの?」と思うように。
それと同時にやべぇ、こんだけ色んな人が
見てたらさすがに当初の毒キャラで暴言
吐き続けるわけにはいかないな、自分の
言葉にもう少し責任を持たないと、と思い、
ある頃からは比較的マジメに治療経過を
綴るようになりました。
が、やはり当初の毒キャライメージが強い
だろうから、どうせ今更何を書いたところで
毒女のぼやきみたいなもんだろな~、と
常日頃から思っており、ブログが書きづらくて
書きづらくて仕方ありませんでした。
早く妊娠しよう、妊娠したらさっさとブログ
やめよう、といつも思ってました。
今、やっと時期が来たようなので、この記事
を最後に、ブログは終了しようと思います。
この先出産までいくかもしれないし、途中で
流産の可能性もかなり大ですが、とにかく
これで終わりにします。
そして、愚痴もこれで最後!
最近は、ベビ待ちって言葉が嫌いです。
タイミングを3回もとれば妊娠できる人と、
体外受精を10回やっても妊娠できない人が、
同じくくりにされてしまうなんて、不憫すぎる。
最近の私は、
「ベビ待ち=子作り解禁すぐの、何も苦労を知ら
ない状態で赤ちゃんを待っている人」
「不妊治療=たくさんの苦しみを味わい、それでも
負けずに闘う治療」と全然別ものに考えています。
で、時々わざわざメッセージを送ってきてブログ
記事を批判してくれる方がいるんですが、
そういう人って必ず「お気楽ベビ待ち」な人。
そりゃあ子作り開始3周期目なんて私だって、
ウキウキベビ待ちライフ☆を送ってましたよ。
現実はそう甘くなかったの。
不妊治療は涙と愚痴なしに語れるものじゃ
ありませんから!
ウキウキ気分でいられるうちにベビ待ちを
卒業できた人は、気分が悪くなると思うので、
このブログは見ない方がいいと思います。
それでは、長くなってしまったので、この辺で
終わりにしようと思います。
不妊と闘う夫婦のもとへ、可愛い赤ちゃんがやって
きてくれることを、心から祈っています。
これまでブログを読んでくださっていた皆様、
本当にありがとうございました。