まず今日は皆様にお詫びをしなくてはなりません。
昨日の記事 アプリオ→シグナス→ジョルノ→ビーノ で修理が重なっている様子を書きましたが、ご入庫いただいた方々に気を遣わせてしまうような表現になってしまい申し訳ございませんでした。
遅ればせながら、今これを書く前に読み返してみてそう感じました。
タイトル「日野の本音」のとおり、このブログでは日々の様子や感じた事をそのままバカ正直に書くのをモットーとしています。
これからもこういう記事になる日があると思いますが、段取りが悪くあたふたしている様子を笑ってほしいのが本音です。忙しい自慢も少し入ってますが。
どんなに重なっても、この忙しい時に来やがってなどと思う事は決してありません。
日々お仕事とご縁をいただける事への感謝も忘れていないつもりです。
作業の手が止まるため時間が伸びてしまう事や一時預かりさせていただく事はありますが、約束した仕事は手抜きせずきっちりと、そして全てのお客さんに公平な仕事をさせていただきます。
すみませんでした。
今日の作業報告させていただきます。
こちらは修理でお預かりしたホンダ スマートDIOです。
症状としては、エンジンはかかるがスロットルを回すとすぐにエンストします。
実質的に走行不能なので昨日の閉店後に引き取りに行ってきました。
症状を確認したら作業開始、故障探求します。
まずはオイル、燃料、エンジン圧縮など簡単なところから点検、全てOKでした。
プラグも着火OKでしたが、電極が磨耗しているのと型番違いのため交換します。
エアクリーナエレメントも綺麗です。
だいたい見当はついたので、ここから分解に入ります。
まずはラゲッジスペース(メットイン)を取り外します。
今回はキャブレターに原因がありそうです。
早速変なところを発見、ホースが1本刺さっていません。
それにスロットルケーブルのダストブーツが外れています。これ、走行中に巻き込むとアクセルが戻らなくなって非常に危険です。
配管やケーブル類を取り外し、キャブレターを分解清掃します。
うーむ、整備した形跡はあるがサイズ違いのマイナスドライバーで回したのでしょうか、メインジェットとスロージェットが変形しまくっています。
清掃したのでしょうが、何だか中途半端な感じでばっちいなぁ・・・。
このキャブレターはエアーや燃料の通路が多いので、もう一度完全に分解して清掃します。
清掃し忘れたような通路がいくつかあり、汚れがたくさん出てきました。
バイスタータ(オートチョーク)は固定ネジが固着していたので多分分解していないのでしょう。
代わりにスロットルポジションセンサーという、本来分解しなくても良い部分に分解した形跡がありました。
変形したメインジェット、スロージェットは交換します。
全ての穴がしっかり貫通しているのを確認して組み付けます。
スロットルポジションセンサーはアクセル開度を読み取って信号化しエンジンコントロールユニット(ECU)に送る装置ですが、分解した時はECUに記録されているデータのリセット作業を行わなくてはなりません。
分かりにくいと思いますが、写真はその作業中です。
そしてエンジンの始動テストです。
明らかに調子良くなったのがすぐに分かりました。
最後にテスト走行して作業完了です。
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