まいどおおきに。
今日は2013.9.4の記事 ライブDIO-ZXの中古車整備(前編) でご紹介した中古車整備の続きをご紹介します。
まず先日オーバーホールのため取り外したエンジンを車体に搭載しました。
ワイヤーハーネス、配管なども忘れず接続します。
取り外したパーツも一つひとつ清掃、点検して組付けます。
今度は車体回りの整備です。
フロントタイヤは新車装着時のものです。
溝はまだ充分ありますが経年劣化で硬化していますから交換します。
これは後輪です。
まっさらに見えますが・・・
サイドウォールをよく見るとご覧のとおり亀裂が入っています。
ちょっともったいない気はしますが、ここは気前良く交換しましょう。命に関わる部分ですからね。
次はフロント回りです。
スクーターにしては贅沢な金色のフロントフォーク、ブレーキダストで汚れていたのできれいに磨きました。
フロントブレーキキャリパーです。
可動部が固着しないよう注油と清掃を行なうのですが・・・
ちょっと遅かったようです。
既に錆びて固着していました。
ここが固着するとブレーキパッドの引きずり(戻りが悪くなり効きっぱなしの状態)を起こします。
こうなってしまっては手遅れなので丸ごと交換します。
こんな時に備えてストックしてあるリサイクルパーツです。
なかなか用意がいいでしょ?
ブラケットは使うので、グラインダーを使って救出しました。
キャリパー、フロントホイールを組み上げたらブレーキフルードの交換とエア抜きをします。
今度は外装の仕上げです。
これはリアスポイラーカバーですが・・・
何故かこれだけスケルトンタイプのものが装着されていました。
せっかくエンジンや車体回りがシャキッとしたので外装も抜かり無く仕上げます。
再塗装しましたが、純正塗装よりも綺麗に仕上げてしまいました。
装着したらここだけ目立ってしまうかもしれません。
部分塗装の場合は、全体の塗装肌(艶や色褪せ)に合わせて仕上げるのが常識です。
リアスポイラーステーも少し錆が出ていたので塗装しました。
見えない部分ですがついでなので・・・。
マフラーです。メッキ部分は磨くと綺麗な輝きを取り戻しました。
本体は再塗装しました。
まあ熱が入るとすぐまた錆びるのですが、せめて最初ぐらいはキレイな方がね。
ここでバッテリーを接続し、エンジンの始動確認と電装系の点検を行ないました。
外装の仕上げ作業中です。
ヤンキーさんにも人気のZXにしてはキズや色褪せが少なく、磨けばかなり輝きを取り戻しました。
白くなり始めているインナーカバーやステップも奥義を駆使して?きれいにします。
閉店後、今日は久々に外回りが無いので慣らし運転を兼ねたテスト走行に行ってきます。
機嫌良く走ってくれるかな?
15キロほど走りましたが、エンジンはとても滑らかでした。車体周りも変なクセなど無く良好でした。
エンジンのベアリングやオイルシールが馴染んだらかなり元気に走るでしょう。
発見した不具合は2箇所、まずリアウインカーレンズがクリアータイプなのに中の電球が純正球のままでした。保安基準に適合するようオレンジ色の着色球に交換します。
そしてもう一つ、スピードメーターの照明球が一つ接触不良で灯いてませんでした。
この辺は納車整備時に交換します。
あとは明日HP掲載用の写真を撮るのみです。
状態は分かりましたが原価計算がまだ出来ていないので、車体価格も明日決まります。
1人ひとりを大切に、1台1台丁寧に・・・
かなり手間ヒマがかかりましたが、大切にしてくださる方に乗っていただけると嬉しいです。
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