明後日から所用で韓国の南の方へ行ってきます。
2005年に交換留学で1年間暮らしたのですが、
その時の 対円レートは 「1万円=8万ウォン」でした。
その後、韓国はウォン安政策を繰り広げ、
輸出は好調を維持しています。
(サムソンやLG、ヒュンダイなどは凄いですね)
さ、現在のレートはと言いますと、
「1万円=15万ウォン前後」になっています。
はい。
現在、日本から韓国に旅行に行く人たちは、
円高メリットでワッショイなんです。
そもそも、本当にワッショイなんでしょうか。
単純比較ですが、
6年間でウォンは対円で2分の1の価値になっている訳です。
その逆として、円は対ウォンで2倍の価値になっているということです。
※価値、という表現は若干語弊がありますね※
よって、
マクロでは、日本の輸出競争力は落ちているけれども、
ミクロでは、円高ワッショイという方が正確なように思います。
但し、マクロで良くないと言う事は、
結果的に賃金(可処分所得)も減っている訳です。
海外で消費する分には円高メリットを享受できますが、
国内で消費する分には、むしろデメリットが大きい状況ともいえます。
本日、またもやドル円が76円台に突入しているようです。
TPPや為替介入などなど、
日本のアクティブな外交手法を期待したいところです。
by 張