沖縄県代表の興南高校監督、
我喜屋優さんは、優勝インタビューで、
「県民全員で勝ち取った優勝」
と述べました。
この思いには、いろいろ考えられますが、
戦争時中、最前地上線を経験した唯一の県であり、
ある意味で、県全体が日本の犠牲になったことから、
本土にその意気込みを示さないと、先祖に申し訳がないと
言う思いが感じられます。
さて、我喜屋監督の指導方法には、特徴があるようです。
それは、気になるプレーがあると、練習を途中でストップさせ、
選手全員でその原因を問い、自己解決の訓練をしているそうです。
試合中では、監督が指示できるのはごく僅かで、
窮地に陥っても自分達は今、
何をしなければならないのかが問われます。
その時に役立つ、自己解決力を養っているのでしょう。
練習中だけでなく、
日常生活でもこの訓練が行われているようです。
「昨日一日で、何を発見したか?」
「苟に日に新たに、日に日に新たに、また日に新たなれ」(大学)
この気持ちが、日本一へ繋がったのでしょう。
甲子園は感動を生みますが、学ぶ事も非常に多いです。
By 相馬