第一の落とし穴 | 成田家の徒然なる日々 ~15th Season

成田家の徒然なる日々 ~15th Season

来訪される皆様に支えられて15年。昭和の特撮・アニメを取り上げていきます。

最終回に関する話で引っ張り過ぎと実感して反省している今日この頃 ・・・ (。。;


アンヌ隊員に別れを切り出すダンが「西の空に」と言ったのは何故か?
成田家の徒然なる日々 ~ 2nd Season

① 金城哲夫さんには達成感があり、これ以上、作品を作れる状況になかった


 「ノンマルトの使者」を書き上げ、
成田家の徒然なる日々 ~ 2nd Season
歴史に残るであろう最終回「史上最大の侵略(前篇&後編」を書き上げた

成田家の徒然なる日々 ~ 2nd Season
金城哲夫さんにとって

成田家の徒然なる日々 ~ 2nd Season

これ以上、「新しい何か」を書ける状況にはなかったのではないか、というのが成田の推測①です。


 成田如きの才能を持って金城哲夫さんの才能を語るのは1兆年早いのは重々、承知の上で言いました。


 しかし、ウルトラセブン以後の金城哲夫さんの作品群は精彩を欠いているのも否めない事実です。


 この事実がある以上、成田の推論①も決して否定できないと思うのです。


 また、第1期の「ウルトラシリーズ」に参加された役者さんが仰られることに「ウルトラQ・ウルトラマン・ウルトラセブン」という作品群を通して「ホップ・ステップ・ジャンプ」で製作陣が成長してきたという面があります。


 成長した金城哲夫さんが次に目指した作品で、大きな落とし穴があったと成田は思うのです。


② 「マイティ・ジャック」での蹉跌


 「ウルトラセブン」の後期で金城哲夫さんは「マイティ・ジャック」の立ち上げの為、多くの作品の脚本を若手(上原正三さんや市川森一さん)に任せています。

 自らの新たなステージである「マイティ・ジャック」に挑んだ金城哲夫さんですが ・・・


 結果は皆さん御承知の通り、散々な結果に終わってしまいました (。。;


 平成の現代でこそ再評価がされておりますが、昭和の放映時点での評価は芳しいものではありません。


 また「マイティジャック」の撮影現場で、どのようなやり取りがあったかは、敢えて、ここでは述べません(詳しく知りたい方はwikiをご参照ください <(_ _)>)。


 けれども、金城哲夫さんの制作意欲を削ぐものであった事はは確かだと思えるのです。

 

 その証拠に「戦え! マイティジャック」を含めた3クール(39作品)中で7本(若槻文三さんとの共作含む)しか脚本を書いていません。


それが、成田の推論②を証明してはいないでしょうか?


金城哲夫さんを襲う更なる悲劇を明日は記載します ・・・
成田家の徒然なる日々 ~ 2nd Season