引き続き、7/12の築地市場反対デモの情報伝播をよろしくお願いいたします。


2008-06-15

【転載希望】 7月12日の築地市場移転反対デモへの参加を!(1万人以上集まりましょう)


イシハラ都知事の老害ぶり(と、おそらくは傀儡ぶり)が目に余ります。


ただ、ぞれでもシンプルにイシハラ氏が嫌いだから、あるいは食文化を大切にしたいと願うから、そのことだけを根拠にこの件を声高に展開しているわけではありません。

このことによってなされる取り返しのつかない環境破壊(多世代にわたる健康破壊)と、経済破壊と、そして税や公共資産の不当な搾取が、また、大問題です。


この数年、ゆりかもめ「市場前」駅が作られ、環状2号道路の地上通過が強行採決され、土壌汚染法改正が白々しく(環境を重んじるという「お題目」の)第169国会で先送りされ、そして都営バスにも都営地下鉄にも子供達の間でも五輪招致キャンペーンが張られ、東京が五輪の一次選考に通る、といった具合に規定の事実が、刻々と積み上げられ、「もう引き返せないのだな」という諦念で市民側を分断しようとすることを思い出します。


・・・繰り返しになってしまいますが、このことは基地のある地域、原発のある地域など、多くのところで見られる「典型的な手法」です。


東京に住む者としては、イシハラ都知事を落選させることができなかったくせにとても言いづらいことで、また誤解を招かないようにもしたいのですが、基地の町と富の偏在する東京の「悲惨さ」のレベルが異なるかどうかだけに焦点をあてるべきではなく、これを許せば、どんな強欲に基づく圧政も、「東京ですら規定路線には抗えなかった。だからやむを得ない」というゾーンに、市民の多くが放り込まれてしまうことが、天文学的汚染の地に移ることと同様に、非常に恐ろしいのだという点を、いま一度かみしめておく必要があると考えています。

こんな環境汚染と欺瞞のかたまりの五輪招致に対して、イノセ副知事が、なんとも理解に苦しむ詭弁を延々と展開しています。以下のコーナーです。


日経BP

猪瀬直樹の「眼からウロコ」
東京都の副都知事に就任した、作家の猪瀬直樹氏が、日々、考えていることをお伝えする。「常識」と思っていたことが、実は“非常識”かもしれない。眼からウロコが落ちること、請け合いだ。

呆れること請け合いなので、長くなりますが(やかましくて申し訳ないですが)注記と感想を含めて転載します。

第45回 なぜ「東京オリンピック」なのか~環境を重視した先進国型のモデルをつくる (2008/06/16)


2016年夏のオリンピック開催都市レースにおいて、東京都が1次選考を突破した。東京以外に、シカゴ、リオデジャネイロ、マドリードの3都市が候補に残っている。今後ますますレースは過熱していくだろう。

しかし、各都市の地元世論調査を見ると、やや温度差が感じられる。東京以外の3都市では約8割の市民がオリンピック招致を支持しているのに対して、東京都民は約6割の支持にとどまっているからだ。(管理人注: ええ、そりゃそうでしょう)

正直言って、僕自身、2016年のオリンピックにはあまり関心がなかった。世間の関心度も、同じようなものだと思う。しかし、副知事になって1年(管理人注: もう1年も!)、僕なりに「東京でオリンピックをやることの意味」を考えた。その結果、わかったことがある(管理人感想: でも他の人にそれは理解しがたいものでしたね)


環境対策に見るロンドンの先進性


東京オリンピックを考える際にカギとなるのが、先進国のあいだに見られる「環境問題」=地球温暖化という近代文明への警告と自省の姿勢である。日本では7月の洞爺湖サミットを冷めた目で見る人が多いけれども(管理人注: はい、そりゃそうでしょう)、海外では地球温暖化対策サミットとして注目を集めている。今年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席したときにも(管理人感想: なぜ「文化人」はダボスメンバーであったことを必ず自慢なさるのでしょうね)、世界が洞爺湖サミットに向けて動いていることを肌で感じることができた。

2012年夏にオリンピックを開催するロンドン市長からは、ロンドンの環境政策について話を聞く機会があった。その先進性には驚かされるものがある。(管理人注: ロンドン五輪では数兆円かけてもいい、というお話でしたっけ?)


(中略: オリンピック開催地のロンドンがいかに「低炭素」であるかなど・・・)



途上国型から先進国型のオリンピックへ


(管理人感想: タイトルに驚きです。いいんでしょうかね、こんな思い上がりは)

そんなロンドンと対照的なのが、今夏に開催される北京オリンピックだ。中国各地では工場から排ガスなどが大量に放出されていて、公害問題が深刻になっている。とにかく高度成長でイケイケドンドンだから、北京市街がどれだけ汚れようとも、乱暴な感じの進軍ラッパが鳴っているような状態なのだろう。

北京オリンピックに出場する外国選手たちは、そんな汚れた北京を敬遠して、事前に日本入りする(管理人感想: たしかに、大気汚染などを避けて体調を整えるために日本でトレーニングしたいというリスク回避策はとられていますが、それにしても、「そんな汚れた北京」って)。空気も水もきれいで、食べ物も安全な日本(管理人注: 比較的、という言葉が必須です)でキャンプをしたいというわけだ。ギリギリまで日本に滞在して、試合直前に北京入りする。これは、公害を放置している北京オリンピックへの、暗黙の批判だと思う。

「鳥の巣」と呼ばれる北京オリンピックのメインスタジアムだけでなくあらゆる建造物に変に力が入っていて、見ている側が疲れてしまう(管理人感想: やっぱりいいんでしょうかねえ、こんな思い上がりは。外交への配慮というかご自身の発言の影響力に思い至らないことは、フランス語を愚弄した知事譲りでしょうか)

ロンドンと北京の対比から見えてくるのは、オリンピックにも2種類あるということだ。

1964年の東京オリンピック、1988年のソウルオリンピック、そして2008年の北京オリンピックは、言うなれば「発展途上国のオリンピック」(管理人注: 多様な問題はありますが、中国を途上国とみなすのですね、この人は)。日本は1960年代、韓国は1980年代、中国は1990年代から、それぞれ高度成長を経験している。そのなかで途上国型のオリンピックが開催されてきた(管理人注: ああ、そのアナロジーですか)


一方、2012年のロンドン・オリンピック、そして2016年開催を目指している東京オリンピックは、「先進国のオリンピック」と言える(管理人注: 「成長停滞国」のオリンピックでしょう)

東京、ソウル、北京と続いてきた「途上国のオリンピック」ではなく(管理人注: 否定形はまずいでしょう)、ロンドン、東京と続く「先進国のオリンピック」の流れをつくっていく。そうすることで、環境を重視した(管理人注: うわー。環境を重視するから、豊洲の東京ガス跡地にには五輪施設はおけないのですね?)、成熟国家型のオリンピックが確立できるはずである(管理人感想: プロパガンダに聴こえます)

四半世紀前の東京と違って、今の東京は、成熟国家の都市モデルを提示することができる(管理人注: 泣けてきますね)環境問題をクリアしながら(管理人注: これですね、五輪のための築地市場売り渡しと移転先の処理は魔法のようにクリアされると)未来の都市ビジョン(管理人注: まだこんなことを・・・)を明らかにしていくのが、2016年の東京オリンピックの姿だ(管理人注: 頼まれて書いているのでしょうかね)

東京でオリンピックをやるというと、「またやるの」と多くの人は思うだろう(管理人注: ええそのとおりです)。しかし、前回の途上国型のオリンピックとは違って、今回は先進国型のオリンピックなのだ(管理人注: プロパガンダを叫ぶ形です)


オリンピック招致に向けた具体的な「緑の東京」構想


東京オリンピックは、決して経済効果などの側面にとどまるものではない。東京から世界に向かって、未来のビジョンを指し示す舞台となりうる。それは同時に、日本国民に対する重要なメッセージにもなる(管理人注: 国威発揚)

先日、秋葉原で無差別殺傷事件が起こった(管理人注: ひどすぎます。なぜこんなことまで持ち出すのでしょう?まるで死刑自動化のハトヤマ法相が、秋葉原の事件の直後に3人を執行したこととの類似性を見ます)。いまの日本には、人と人とのつながりを失って、個人を攻撃してしまうような悲しい状況が生じている。その背景には、日本がこれからどこへ向かっていくかわからないという漠然とした不安があるように思う(管理人注: 為政者に対してそれを思っています)

大事なのは、先進国の「人間」(管理人注: いいんでしょうかね、こんな思い上がりは)とはどうあるべきか、ということだ。高度成長によって生活必需品を手に入れた人間は、“坂の上の雲”を登り切ってしまった状態にある。その先をどう進めばいいかわからないから、たとえばオタク文化のように細部に走る(管理人注: 今これを言っているようでは、世界からも大きな反感を買うことでしょうね)

物質的に満たされればいいといった途上国型のモデル(管理人注: この稿でもっともすごい思い上がりポイントですね)ではなく、心が満たされ、環境も守られる(管理人注: はいはい、そうでしょう)新たなビジョンが必要だ。“坂の上の雲”の先にあるビジョン(管理人注: 他人の傘を借りたイメージ戦略は慎むべきだと考えられます)を示すことで、全体性を回復することができれば、人々の心が病むことはなくなるのではないだろうか(管理人感想: まったく分かりません!)。東京オリンピックはその契機になれる(管理人感想: だからこう単純に美文?を装われても分からないものは分かりません)

すでに東京都では、オリンピック招致に向けていくつか具体的な構想を考えている。まず、ダボス会議でも紹介した、東京湾のごみ埋め立て地に皇居ぐらいの大きさの場所に木を植えてつくる「海の森」。これは東京オリンピック計画のアドバイザーである安藤忠雄氏のアイディアだ。海からの風がこの森を突き抜けて、東京のオフィス街にそそぎ込む。ヒートアイランド現象も、いくらかは緩和されるだろう(管理人感想: たとえば、汐留の乱開発で浜離宮を抜ける風の流れがなくなり、新橋がヒートアイランド化したことには、誰かの顔を立てて言及できないのでしょうね。と、これは前から思っていたところです)

(中略: 緑化ビジネス談義)


環境ビジネスで飛躍するチャンスにもなる

(中略: イノセ副知事の妄想コーナー)


じつは、国会議員や霞が関の官僚にも、どうして東京でオリンピックをやるか理解できていない人がまだまだ多い(管理人注: 道理がないからです)。マスコミにも同じことは言える(管理人注: 道理がないからです)。ガソリン価格が下がった上がったという話題ばかりを追いかけて(管理人注: 生活に密着しているからです!)、もっと大きな環境問題や未来のビジョンを描けていない(管理人注: とおっしゃるなら、豊洲の環境問題も、五輪利権問題も、絶対に封殺しないように。それなくてはビジョンは描けません)。4月1日のガソリン「値下げ」報道は、日本のジャーナリズムが死んだ日だと僕は思っている(管理人注: その話と五輪で妄想を繰り広げない話はまったくつながっていません)

東京都のなかでも、縦割り行政の弊害がまだまだ存在している。たとえば、「海の森」計画は港湾局(管理人注: 出てきましたね、港湾局)、並木100万本計画は建設局、太陽光発電拡大プロジェクトは環境局というように、それぞれ分担が決まっている。

もちろん、分担があるのは当たり前なのだが、それが縦割りになってしまっては意味がない。縦割り行政を解消しながら、東京都全体として盛り上げていく必要がある(管理人注: 縦割り解消には原則賛成ですが、盛り上げる必要のないことのために、税を浪費し、官僚を動かすことには反対です)

東京オリンピックの持つ新たな可能性を知ってもらえれば、東京都民、日本国民の熱気も高まってくると期待している(管理人感想: 無理でしょうけれど、高まってきたというキャンペーンをまた行うのでしょうね)

この連載コラムにはこれまでも呆れさせていただきましたが、どう決着をつけるつもりなのでしょう。


コラムに呆れているだけでなく、この人たちが愚かな思惑の遂行に対して、「本気」であることに変わりはありません。


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