ひとやすみ | ヤマダ・マサミ ART&WORK 検:ヤマダマサミ

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主に仕事に関わる、特撮、怪獣がらみのブログです。
ときどき、猫が登場します。

土日はオフでした。2日続けて休むのは久しぶり。
土曜は亡くなったOくんの実家へ焼香をしに小田原まで行きました。
10年ほど前に新宿のロフト/プラスワンで特撮のトークライブを30回ほど企画した時の、Oくんは常連でした。
6年前に若くして病死して、七回忌法要を済ませたばかり。
土産に干物をいただきました。今まで食べたどのアジの開きよりも美味しい絶品の味でした。
出来たら、親より先に逝ってはいけませんよ。仕方のない事なんだけど。

そんな日でも、外猫の世話があるので、夕方までに戻らねばならず、いつもより1時間以上遅れて駆けつけました。猫たち、暗がりでみんな待っていてくれます。
流れ者のガリガリ猫がこのところ、居座っています。他の猫と違って、純粋の野良。あとの猫はペットが捨てられたもので、なつっこい。が、ガリガリくんは近寄ると、シャーッ!
お腹が空いているのに、あまり食べられません。具合も良くないんでしょう。それでも、ここ2週間、少しでも食べるので、骨と皮だったのが、少し肉がつきました。
体力がついたら去勢もしたいのです。
いやぁ、いま面倒みている猫たち、9匹ですよ。うち2匹は飼い猫が通ってくるんです。これは困る。

図版のケムール人は、65年末に発売された日本コロムビアのフォノシート。コロムビアだからコロ・シート。
ソノシートは、朝日ソノラマの商標なんです。元は、フランスの音源ソフトのメディアでした。
絵は、TBSビデオサービス。実はご本人が、これは自分の絵だと、確認してくれています。画家の水氣隆義さん。
<水氣隆義 http://www.art-micbox.com/index.html>
東宝のガイガンのデザイナーです。
ライターのM氏が得た情報では、ガイガンを、水木しげるが描いたとの事でしたが、みずき違いで、水氣隆義さんが正解。
当時の東宝特撮の現場の人たちは、特撮監督の中野昭慶さんを含めて、みんな水木しげるさんが描いたと思っていたようです。
講談社が間に入っていたんですね。
で、ケムール人、画家の感性で口がついています。まぁ、たしかに、口があった方が、分かり易い。
幼稚園生だったぼくは、当時、この絵が怖くてなりませんでした。
そして、ガイガンの絵も参考までに載せて起きます。
ただし、この絵そのものが水氣さんの絵かは分かりません。
特撮美術の井上泰幸さんの述懐では、造型の安丸信行さんが、何度か、作りやすいようにリライトしていたそうです。これの正面図もあるので、安丸さんの絵はそっちの方かも知れません。

次回作は、G。またGですか!と言うなかれ。
これもまた、誰も作った事のないG。いえ、ガイガンじゃないですよ。このガイガンも良いですが。$ヤマダ・マサミ 主に仕事のブログ
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