~ここまでの話~
【いもすりもち祭り2015春①】青森駅からとびない旅館まで、のんびりフェリー旅
【いもすりもち祭り2015春②】蟹田から脇野沢のフェリーを追いかけてくるアイツ…!!!※動画付き!
【いもすりもち祭り2015春③】脇ノ沢からとびない旅館に!祭りはまだまだ始まらないっ!
(つづき)
やっとお昼ごはんを食べ終わったので、
今日泊まる部屋に案内してもらいます。
おっと、まちがえた。
監獄のような廊下を通り、独房に連れて行かれます……
中に入ると、
がっつり、
半纏とエプロンがかけてあった。
これはやばいぞ。
ねこぜは後ずさりした。
でも、もう遅かった…
とびないさんの指示で、
あっという間に掃除機係になり、
当たり前のように強制労働がはじまった。
100畳ある宴会場に掃除機をかけていたときに、
飛内さんの通帳を見つけた。
でも、これも昨日落としたのとは違うらしい。
金やら通帳やら、落としすぎではないか。
掃除をしていると、
ぞくぞくと宿泊客&お手伝いが集まってきた。
東京から5人。
大阪から1人。
青森から4人。
(……だったと思う)
皆、よくぞここに集まった。しかも、ほぼ初対面だ。
ひといひとりが誰にも指示されず、
もくもくと掃除に励んでいる。
その勤勉さにねこぜは感動してしまった。
掃除機をかけおわったら、
床がベタベタする台所を、一刻も早く片付け、雑巾がけをしないと。
ナルト型のべこもちも完成していて感激した。
でも、忘れてはいけないのは、
今日は大掃除じゃなくて、
いもすりもちまつりの準備だということ。
さっさとゴミを蹴散らし、いもをすらないといけない。
メークインを洗わないと。
…とは思うのだけど、
うわ~鍋のパンチききすぎだろ~!
もう、逃げ出したい!
フタだけじゃなかった!!!
(残念ながら、この鍋は使いませんでした…)
こんな感じで、
いちいち気になるものがあって、
なかなか集中できない。
どれもこれも洗いたいし、片付けたい。
ふと、横をみると冷蔵庫にこんな貼り紙が。
「忘れていません楽しんでいただくための気配り」
「すべてはお客様の思い出づくりのお手伝い」
って、おいおい!!
100畳ある宴会場を掃除し、廊下をぞうきんがけしたら、
汗だくだし、旅の疲れで眠いし、
もう休憩したくなってしまった…。
はあ…お風呂入りたい…
飛内さん
「もう入れるよ。お客さんが洗っておいてくれたから」
それも客の仕事かいっっ!!!
お客さんがみがいてくれただけあって、いい風呂だよ。
風呂掃除は客にまかせるに限るよ。
飛内さん「おやつだよ~。これもお客さんからだよ~」
なにからなにまで!!
掃除は3時間くらいやったのかな?
意識が朦朧としていたので、いつの間にか夜になっていました。
夜ごはんは、試食もかねた「いもすりもち」。
これはうめーーーー!
回を増すごとにうまくなるいもすりもち!
今回は今まで以上に高級感があるよ。
こちらは、イタリアンなトマトソースいもすりもち。
味の想像ができないと思いますが、
ニョッキみたいなもんで、相性ばつぐん!
粉チーズをのせるとめちゃくちゃうまいんです!
いや~。いもで遊び尽くしてるわ~!
「とびないさん、いい仕事してるね~!」
と思ったら、作ったのはかなへいさんでした。
これもかい!!
おかずは、
イカ寿司
帆立の刺身
椎茸メンチ
椎茸バーグ
椎茸がうまいいいいい~!
ここまできたら、
「とびないさん、いい仕事……」
とはもう言いません。
これも、もちろんお客さんが作ってました。
手作りの差し入れもいただき、
ほどよくお酒を飲み、
ふかふかの布団で寝ました。
なんだか、旅館みたいだ。 ZZZZZ……
(つづく)