関東鉄道で第21回「鉄道の日イベント」開催 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

関鉄キハ2300形.JPG

取手から下館までの常総線、佐貫から竜ヶ崎までの竜ヶ崎線と茨城県に2つの路線を持つ関東鉄道。このうち常総線が大きなウェイトを占めています。
JRのローカル線や第3セクター、中小私鉄などでは乗客数が少ない地域では線路設備や車両の両面の保守に手のかかる電車を用いず、軽油を燃料に走る気動車(ディーゼルカー)を使いますが、関東鉄道は全て非電化で気動車ばかりの反面、取手~水海道(みつかいどう)間では列車が日中でも1時間に4本くらいの頻度で走り、複線という特徴があります。
これは柿岡地磁気観測所が近くにあり、直流の電気を使うと観測値に影響を与えますが、交流電化は特に車両が高額になる傾向があり、もっと本数の多いJR常磐線の取手以北やつくばエクスプレスが交流方式を使っています。
そんな関東鉄道の常総線の水海道車両基地で、明後日イベントがあります。

関鉄キハ101.JPG

イベントは10~15時までで、水海道駅から歩くと車両基地まで結構な労力を使うため、無料シャトルバスが運行されます。今回はボンネットバスが混じるそうですが、通常の路線バスタイプでも古い車種があり、よくファンが撮影しているのを見かけます。
車両基地には工場もあるため、普段は見られない景色が見られます。鉄道部品・グッズの販売もあり、手軽な硬券から持って変えれず送ることになろう信号機やエンジンの部品まで様々です。
またシャトルバスとは別に水海道発着の車両基地行臨時列車が運転され、行きは水海道10時15発で帰りは基地14時40発、行きは水海道で9時半より硬券の整理券を配布、帰りは先着順で各便200名程度を予定しています。

つくばエクスプレスも同日に車両基地でイベントを開催、水海道車両基地との無料シャトルバスも頻繁に運行され、その気があれば両方参加できます。つくばエクスプレスの開業で常総線は乗客を奪われ大打撃を受けライバル関係ともいえますが、関東鉄道もつくばエクスプレスの一株主で、ライバルながら連絡割引乗車券を発売するなど、今度はJR常磐線の乗客を奪いに出ている気もします。シャトル列車は車両基地行が一番上の2300形、水海道行は中ほどのキハ100形(旧国鉄)の予定です。
雨天決行ですが荒天中止です。情報にご注意下さい。