JR東日本の113系・最後の1ヶ月 | 新田鉄人「久慈だョ!全員集合」

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難病と闘いながらピンの鉄道芸人、その他で活動する、元本物の鉄道の駅員と電気部、さらに保線の経験を持つ、新田鉄人のブログへようこそ!岩手県久慈市公認、北三陸久慈市ふるさと大使。潜水士の資格取得済。

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千葉県の房総地区で最後の活躍を続けてきたJR東日本の113系が、ついに今月いっぱいで引退することになりました。JR東日本管内では、似たような形で坂道や寒さに強い115系が、群馬や新潟、長野地区などに残っているため、一般の乗客の方々ではまだ多く走っている印象もあるかも知れませんが、関係者やファンにとっては寂しい月になりそうです。
1963年(昭和38年)に111系のパワーアップ版として登場し、東海道本線や横須賀線では、色は違うもののグリーン車を連結した15両編成の勇ましい姿で活躍、それ以外の路線でも本線からローカル線まで本州の関東以西で働き続けました。JR東日本から消滅すると、JR東海では既に引退しているため、残るのはJR西日本と、JR東日本の車両を譲り受けて大規模修繕を施して使用しているJR四国だけになります。
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房総地区の113系の代わりに投入されているのが、この209系です。車内の改造や機器の更新、帯の色の変更などが行われたため少し印象が変わりましたが、かつて京浜東北線で活躍した車両です。改造のペースが京浜東北線からの撤退より遅く置き場所に困り、北の果てまで東日本の各地に改造待ちの車両が置かれ、これからも改造が続きます。というのも、113系の次の置換えターゲットがあるためです。
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それは、5両編成の運用に就いているこの211系です。こちらは廃中央本線への転出が有力視されています。
209系の房総地区への改造投入が終わると、この地域の普通や快速など一般の列車は209系と総武快速線のE217系、京葉線のE233系、特急の一部区間の普通列車扱いと、昔の顔ぶれとだいぶ変わります。
JR東日本113系最後の月は「ありがとう」ヘッドマークを付けての運転となります。