FE風花雪月 最強キャラランキング | 司法書士のゲームブログ

司法書士のゲームブログ

大好きなゲーム等について長々と語るのが好きな司法書士のブログです

■最強キャラランキング

 

前回の続き。まずは戦績についてだが、そもそもルナティックでは敵のレベルを上回ると取得経験値が極端に少なくなる調整がなされており、1人のユニットに経験値を注ぎ込んで突破するようなパワープレイはできないよう設計されている。

 

そのため経験値はなるべく均等になるように割り振るのが最も効率がよく、撃破数とユニットの強さにはほとんど相関がない。ちなみに、今回の戦績は以下のようになった。

 


1位 ヒルダ(443勝)

2位 フェルディナント(426勝)

3位 フェリクス(426勝)

4位 カトリーヌ(415勝)

5位 イングリット(413勝)

6位 ディミトリ(327勝)

7位 マイユニット(236勝)

8位 ドロテア(117勝)

9位 リシテア(116勝)

10位 メルセデス(113勝)

 

 

まず撃破数がほぼ横ばいとなった下位3人だが、この3人の撃破数が少ないのは弱いからではなく、ライブ等で戦わなくても経験値を稼げるからである。戦わなくとも経験値を得る手段のあるユニットは、ピンチの時以外わざわざ戦う必要がない。

 

マイユニットの撃破数がちょうど上位と下位の中間あたりに位置しているのも同様。マイユニットは、ストーリー中盤でニルヴァーナにクラスチェンジし回復魔法を使えるようになるからである。

 

それ以外、前衛6人の中だとディミトリの撃破数だけやや少ないが、これは前半ディミトリの速さがヘタれ、2回攻撃ができず専ら削り役に徹していたのが原因。残りの上位5人についてはほぼ横ばい。それにしても、1周目ハードでは1位の戦績が196勝だったのだから、ルナティックでいかに戦闘数が増えたかがよく分かる。

 

 

 

そういうわけで、貢献度に関していえば10人ともほぼ差はない。全員が活躍してくれた。しかし、元々この10人は「全キャラの中でも特に優秀なユニットTOP10」を各学級から選りすぐったものである。

 

では、さらにその10人の中で強いと感じたユニットは誰だったか。すなわち「風花雪月で最も強かったキャラは誰か」に自分なりの結論を出したうえで、5周にわたるプレイを締めくくろうと思う。ちなみにエントリーするキャラは以下の通り。

 

・ハイブリッドニルヴァーナ(主人公)

・槍特化マスターロード(ディミトリ)

・キラーナックルウォーマスター(フェリクス)

・火力ソードマスター(カトリーヌ)

・切り返し回避盾ソードマスター(フェルディナント)

・回避盾&魔法盾ファルコンナイト(イングリット)

・遊撃&物理盾ドラゴンマスター(ヒルダ)

・飛燕グレモリィ(ドロテア、リシテア、メルセデス)

 

 

 

 

■第8位:ハイブリッドニルヴァーナ(主人公)

 

 

自身の成長率の高さもありステータス総合値は348とイングリットに次いで2位だが、「強さ」という観点から言えば今回の10人の中で最弱だったと言わざるを得ない。

 

その理由は簡単で、ハードまでは敵によって武器と魔法を使い分けられる「万能さ」がウリだったのだが、ルナティックになり敵の能力が全体的に底上げされたことで、その万能さが「中途半端さ」にスケールダウンしてしまったから。ドロテア達なら軽々と倒してみせる相手でも削り切れないことがある。

 

ニルヴァーナは「剣の達人」を持っているので剣のほうが火力を出せそうだが、守備・魔防のステータスや射程1~3の利便性などから、やはり魔法のほうが圧倒的に使い勝手がいい。というかニルヴァーナになってから一度も剣を振るってない気がする。それぐらい強さに差がある。

 

というわけで魔法関連のスキルで固めてみたが、ここまで魔法に特化するならはじめからグレモリィ、あるいはダークナイトを使ったほうがいい気がしてくる。しかしマイユニット自身はさほど強力な魔法を覚えられず、トロンもリブローもない。そのため魔法に特化させても純粋な後衛キャラには劣ってしまう。

 

では剣のほうにスキルを固めるとどうかというと、今度は剣必殺がないぶんソードマスターに比べ爆発力に欠けてしまう。かといって両方のスキルを欲張ると枠が足りず、どうやっても特化職には勝てない。

 

結局、色々な武器が使えるというニルヴァーナの長所は、風花雪月のゲームデザインにはあまり噛み合っていないと言える。ハードまでは能力の高さで誤魔化せていたが、ルナティックではその中途半端さが露呈した。

 

マイユニットの利点は「後衛にしてはそこそこ耐久があるので、前に出しやすい」こと。そうは言っても火力インフレを起こした本作では2~3発も貰えばアウトなのだが。せいぜい1回多く耐えられる程度。

 

とはいえ、後半は必死の吟味とドーピングの甲斐あってそれなりに火力を出すようになってくれた。男マイユニットと違って飛燕の一撃を習得できるので追撃も取りやすい。

 

 

 

 

■第7位:槍特化マスターロード(ディミトリ)

 

 

本作では、男ユニットと女ユニットにそれぞれ長所がある。それは、男ユニットはウォーマスターになれること、女ユニットは「飛燕の一撃」を習得できることである。

 

いずれも追撃をとることに長けた利点であり、飛燕の一撃があれば攻速が6上がってぐっと追撃しやすくなるし、ウォーマスターで籠手を装備すれば、通常武器でも追撃ができる(もちろん他の兵種でも籠手は装備できるが、ウォーマスターとそれ以外とでは破壊力が数段違う)。

 

そこにあってマスターロードを選択したディミトリは、ウォーマスターの強力な兵種スキルの恩恵を受けることはできず、飛燕の一撃も習得できない。要は他のキャラに比べて圧倒的に追撃がとりづらいのである。

 

 

もちろん一撃のパワーはあるのだが、追撃ができるのとできないのとではダメージが倍違うのであって、総合的には他のキャラより火力が低いということになってしまう。また、火力が高いといってもリシテアのように「追撃なしでも1発で敵を倒せる」という程ではなく、結果的に1撃加えて終わりの削り役が精一杯という事になってしまう。それは、他の前衛たちと比べ大きく凹んだ撃破数からもはっきり見て取れる。

 

そのためマスターロードのディミトリを活躍させたいなら速さの徹底的な吟味が必須となる。速さの成長率は50%なのでどちらに転ぶかは半々であり、成長率にマイナス補正のかかるパラディンは非推奨。速ささえ十分な値を確保してしまえば、ディミトリ自身は非常に成長率の高いユニットなので使い勝手は大幅に向上する。

 

 

 

 

■第6位:回避盾&魔法盾ファルコンナイト(イングリット)

 

 

回避に特化させない代わりに、色々なことができるようになったイングリット。能力合計値は自軍最高の367であり、これだけのステータスがあれば攻撃に回避にと色々な役割を担える。

 

特に対魔法性能に関しては他のどのキャラよりも優秀。移動力の高さ、飛行ユニットならではの地形への適性、魔防の高さなどからメティオ・サンダーストーム持ちを潰しやすく、特にストーリー後半で役に立つ。敵の魔法使いの群れに放り込んで無事でいられるのは、イングリットとフェルディナントのみ。

 

ただし、やはり役割に特化させていないぶん若干数値が物足りないことはある。特にルナティックでは「殺し」系のスキルを持つ敵が非常に多いため、中途半端な回避率では危ない。「槍殺し」を持つ斧使いは攻撃力が高く、イングリットも脆いので当たるとかなり痛い。

 

そしてファルコンナイトの宿命としてアーマー系が苦手。力も吟味しているので全くの無力ということはないが、他の前衛に比べると物足りない。特にペガサスナイトが中級職なので「槍の達人」の習得が遅く、中盤までは火力不足に悩まされる。回避盾として使う以上「警戒姿勢+」は外せず、「鬼神の一撃」を入れる余裕がないこともパワー不足に拍車をかけている。

 

また、色々な役割を担わせようとすると騎士団選びも難しくなる。基本的には「キッホル竜騎兵団」か「不死隊」の2択だが、前者にすると回避が落ち、後者にすると命中が足りない。

 

 

ルナティックでは敵の回避が上がっており、何らかの方法(スキル、騎士団、装備etc...)で命中を補強することが重要になってくるのだが、不死隊を配属すると命中が70~80とやや不安な値になってしまう。かといってキッホル竜騎兵団を配属すると回避が安定せず、まさにあちらを立てればこちらが立たず状態

 

回避盾、遊撃、前衛、いずれの役割も水準以上にこなせるオールラウンダーだが、回避盾としてはフェルディナントに、遊撃役としてはヒルダに、前衛としては他のアタッカーにやや遅れをとっており、器用万能ではあるのだが、時々器用貧乏が見え隠れするユニット。後半は「回避の指輪」で回避率を、「キッホル竜騎兵団」「煉獄のザクロ」で命中率を補い、だいぶ安定して戦えるようになった。

 

 

 

 

■第5位:遊撃&物理盾ドラゴンマスター(ヒルダ)

 

 

風花雪月では、ゲームデザイン的に必ず育てておきたい兵種が2つある。1つは敵の重装兵を排除する魔法ユニット、もう1つが地形を無視して移動できる飛行ユニットである。

 

飛行ユニットが便利なのはシリーズ共通だが、中でも風花雪月は「炎と闇の蠢動」「金鹿の願い」など飛行ユニットが欲しくなるマップが非常に多く、これを育てているのといないのとでは攻略難度が大きく違ってくる。

 

もちろんアタッカーとしてはウォーマスターに敵うべくもないが、及第点の火力は備えている。そしてドラゴンマスターの強みは火力だけではない。守備は「キッホル竜騎兵団」による補正も加味して60近くあり、これだけあれば数値による物理受けは十分に可能。単騎で敵の群れに突っ込ませても安心して見ていられる。

 

単に守備で受けるというだけならフォートレスにもこなせるが、ヒルダには50という高い速さ、そしてドラゴンマスターならではの移動力があり、地形を無視していち早く前線にたどり着くことが可能。これはフォートレスには絶対に真似できない強みである。最前線で戦わせたいユニットなので、この差は大きい。

 

そのぶん弓が怖いのが飛行盾の弱みだが、本作では弓が怖ければ「降りる」コマンドでいとも簡単に弓の脅威をなくしてしまえる。若干ステータスが低下するデメリットもありはするが、正直あってないようなもの。フォートレスに比べれば多少は守備が劣るが、それ以外はメリットだらけ

 

飛行系に適性のあるキャラは数多くいるが、飛燕の一撃を習得でき、さらにドラゴンマスターに適性のあるユニットとなると、ヒルダ以上の適任は存在しない。火力・耐久ともに一線級を誇る優秀なユニット。

 

弱点は魔防の低さ。そもそも魔法系相手に戦わせるべきではない。イングリットとは歩調も合い、互いに弱点を補いあういいコンビ。そして技が低く命中も穴になりやすい。しかしイングリットと違い回避を稼ぐ必要がないので、命中の指輪とキッホル竜騎兵団で問題はほぼ解決する。

 

 

 

 

 

■第4位:飛燕グレモリィ(ドロテア、リシテア、メルセデス)

 

 

風花雪月におけるもう1つの育成必須枠が後衛ユニット。「能力の得手不得手がはっきりしている」「火力がインフレしており、敵も味方もダメージがデカい」といった特徴を持つ風花雪月では、フォートレスやウォーマスターなどを間接攻撃でいかに安全に倒すかというのは重要な課題となる。

 

そして風花雪月で後衛ユニットを育てるなら、おすすめの兵種は2つ。1つは戦技「ハンターボレー」を使えるスナイパー、もう1つは「飛燕の一撃」を習得させたグレモリィ。いずれも追撃を得意とする後衛ユニットという点で共通しているが、今回のプレイスタイルでおすすめなのは断然後者である。

 

「ハンターボレー」は絶対に追撃できるという点でグレモリィよりも優れており、吟味なしならどんなにヘタレても2回攻撃できるスナイパーは強い。しかし吟味によってどちらも2回攻撃できる前提なら、魔法のほうが火力は出る。特に風花雪月ではフォートレスやグレートナイトの処理に頭を悩まされがちだが、魔法ユニットがいればこれらのユニットは面白いように簡単に倒せる。

 

さらに魔法ユニットは回復役を担える点でスナイパーよりも優れる。敵の数が増え、ダメージがかさむルナティックではライブとリブローの本数が攻略難度を変えると言っても過言ではない。火力と回復、この最重要な役割を一手に担えるのがグレモリィの強み。

 

まだある。とかく経験値が不足しがちなルナティックにおいては回復魔法で経験値を稼げるという事自体が重要な優位点となる。敵から得られる経験値をすべて他のユニットに回してしまえるので、経験値不足を解消しやすい。そしてグレモリィ側も、こまめに回復魔法を振り回してさえいれば成長が遅れることはない。

 

最大の弱点はその打たれ弱さ。1発耐えられれば御の字で、2発受ければまず死ぬ。敵の攻撃範囲を表示できる本作では比較的事故は起こりにくいが、ルナティックでは増援が出現後即行動するようになっており、増援の出現位置を把握していないとあっさり初見殺しを食らう。天刻の拍動があるのでまだ何とかなるのだが、もしこれがなければ評価は大きく違っていたかもしれない。

 

また、グレモリィの兵種成長率はファルコンナイト、ウォーマスターなどに比べて低く、ドロテアら後衛ユニットも個人成長率が低めに設定されている事が多い。特にリシテアは合計成長率が280と最低クラス。そのため吟味が大変になりがちで、意識しないとすぐ速さがヘタれる。

 

育成さえ十分なら攻撃力は圧倒的。いずれ劣らぬ自軍の火力たちだが、射程3魔法を持たないリシテア、メルセデスは「テュルソスの杖」「カドゥケウスの杖」を手に入れてからが本番なところがある。最終的には「黒魔法射程+1」も習得できるので、敵の攻撃を受けることはほぼない。そのため「一撃」系スキルとの相性は抜群で、必ず「魔神」「飛燕」ともに習得させておきたい。

 

3人の中ではトロン、リブローを両方使えるドロテアが最もオールラウンダー。メルセデスはリザーブによって自軍、友軍をまとめて窮地から救う高難度マップの救世主。リシテアはリブローこそないが火力は頭1つ抜けており、敵によっては単発攻撃だけで倒せる。そして何より「ワープ」が使えるメリットは何物にも代えがたく、「金鹿の願い」のような救出マップや、後半増加する砲台をイングリットやヒルダと組んで潰すため、不可欠な存在となる。

 

 

 

 

■第3位:火力ソードマスター(カトリーヌ)

 

 

剣術、剣必殺×2、剣の達人×2、鬼神の一撃で剣の威力を盛りに盛り、さらに女ユニットであることを活かして飛燕の一撃まで習得させたソードマスター。フェルディナントとは異なり、とにかく徹底的に火力を高め、近付いてきた敵を確実に排除することを目的とする。ウォーマスターになれないぶん、男ユニットにない利点はキッチリと活かしていく。

 

これだけなら女ユニットをソドマスにすれば誰でも似たような運用が可能だが、カトリーヌには最速でLv.7という極めて速い時期にスカウトできるという長所がある。しかもはじめから上級職なのでステータス保証があり、加入時にはLv.7とは思えない能力を有している。

 

 

同様に早期スカウトできるユニットとしてツィリルがおり、こちらはスキル「良成長」による高い成長率が持ち味なのだが、今回のプレイスタイルではカトリーヌのほうが圧倒的に強い

 

というのは、吟味前提だと良い成長を引くまでやり直せばいいだけなので成長率の高さがほとんど利点にならない。しかし初期能力の高さというのは吟味でも覆すことのできない絶対的なアドバンテージになる。

 

事実、加入したばかりのカトリーヌはまだまだ未熟な生徒たちの中にあって破格の強さを誇る。そしてカトリーヌ自身は成長率も高いので、加入時から最後まで息切れすることなくずっと強い。その戦力の高さは、ルナティック攻略の大きな助けとなってくれる。

 

唯一の欠点は、はじめからソードマスターで完成された能力を持っているが故に、それ以降の飛躍的な成長は一切望めないこと。他のキャラがクラスチェンジでどんどん新しい能力を手に入れていく中、カトリーヌだけはそれがなく、得られるのは純粋にレベルアップによる能力アップのみとなる。

 

そのため当初は圧倒的だった強さも、後半は徐々に追いつかれはじめる。また、カトリーヌ自身は特に強スキルを持つわけではない(むしろ個人スキルは死にスキル)ただのソードマスターなので、単純な火力ではウォーマスターに敵わない。

 

とはいえ初期能力のアドバンテージだけは絶対に失わないので、最後まで強キャラの立ち位置を維持することができる。敵のアサシンに追撃できる唯一のユニット。

 

よって、強いのは単に火力スキルを盛ったソードマスターではなく、早期加入させたカトリーヌが強いと言うべきである。もちろん、強力な武器「雷霆」を扱えるというメリットも見逃せない。

 

ちなみに、後半になると他の前衛ユニットが移動力6ある中、ソードマスターの移動力5が地味に使いづらくなってくる。そのため「行軍の指輪」を装備させて足並みを揃えると、使い勝手はさらに向上する。

 

 

 

 

■第2位:キラーナックルウォーマスター(フェリクス)

 

 

風花雪月における火力インフレの象徴。何も工夫を凝らさなくても兵種スキルだけで強力なウォーマスターだが、真に恐ろしいのは「キラーナックル+」を装備したとき。必殺+30の補正を受け、いとも簡単に必殺率が100を超えてしまう。

 

これが使用回数に制限のある英雄の遺産とかならともかく、市場で鉄の籠手をちゃちゃっと錬成して完成の汎用武器でこれを実現してしまうのだから恐ろしい。玉鋼の入手数に制限でも課せられていればもう少し自重しようという気にもなったかもしれないが、商人から安価で、しかも無限に購入できる仕様になっている。存分に暴れさせてやるがよろしい。

 

 

これだけでも強すぎるぐらいなのに、この籠手という武器種は勇者武器よろしく2回攻撃になっているのだから何かがおかしい

 

繰り返すが、これは回数制限のある英雄の遺産でもなければ高価な勇者武器でもない、ただの汎用武器である。さらにこちらの攻速が4以上高ければ、当然追撃が発生する。この威力と、この必殺率で、4回攻撃。受け切れるわけがない

 

魔導士を反撃を受ける間もなく殴り倒した、魔獣のHPをアーマーが付いた状態のまま削り切った、ラスボスを1人で倒した……等々、その強さを形容する「ウォーマスター伝説」は枚挙に暇がない。はっきり言ってその火力は他のユニットとは比較にもならないレベルであり、ダメージ期待値が冗談抜きで5倍ぐらい違う

 

ルナティックエーデルガルトも、フェリクスにかかればこの通り。

 

 

そして最も恐ろしいのは「ウォーマスターの強さは、ウォーマスターになれるユニットなら誰でも発揮できる」という事である。前述したソドマスの強さはカトリーヌの初期値があってこそだったが、こちらはカスパルだろうとマイユニットだろうと、最低限前衛職の資質さえ持っていれば、誰でもぶっ壊れアタッカーになれるのである。

 

そんな強ジョブに、前衛としての素質に優れたフェリクスが就けばどうなるかは想像に難くない。フェリクス自身も力・速さの成長率が高く格闘得意と、ウォーマスターへの適性は高い。

 

そのうえ紋章の効果によって表示されている数値以上のダメージを出してくれることもしばしば。典型的な剣士型の成長率であり、防御面は脆いが、自身の遺産である「アイギスの盾」を装備すればそれなりにはなる(もちろん安心できる程ではないが)。

 

ちなみに飛燕の一撃を習得できないので、格闘術、格闘必殺、格闘の達人、鬼神の一撃ときてもう1つぶんスキルの枠が開くことになる。色々と候補はあるが、一押しは命中+20。ルナティックの敵は回避が高く、飛行ユニットなどはこれを付けても命中率が70~80まで下がることがある。ダメージは既にオーバーキルもいいところなので、命中を安定させたほうがいい。

 

 

 

 

■第1位:切り返し回避盾ソードマスター(フェルディナント)

 

 

本作の回避盾は強い。その理由は大きく2つ、1つは成長率に左右されず装備だけで完成できること、もう1つは1人で物理も魔法も受けてしまえること。これは、フォートレスなどの数値受けを行う盾役にはできない芸当である。

 

ではそんな回避盾をキッチリと育成したら果たしてどれぐらい強くなるのか?

 

まずキャラ。フェルディナントが持つ個人スキル「自信家」はHP満タン時に回避と命中を15%上げるスキルであり、これが「ダメージゼロか、大ダメージか」の回避盾とすこぶる相性がいい。ディミトリの「王の血統+」も似たような効果を持つが、やや習得が遅いのでやはりフェルディナントが最適解だろう。

 

次に兵種。本当に回避に「だけ」特化したいのであれば、「回避+10」を持つ飛行ユニットにクラスチェンジしたほうがいい。しかしそれ以上におすすめしたいのがソードマスターである。回避盾は「剣回避+20」が必須スキルだが、剣を装備するなら「剣の達人」「剣必殺+10」を持つソードマスターが最も相性が良い。僅かな回避アップを捨てることで、火力を格段に高めることができる。

 

そしてスキル。回避を高める剣術Lv.5、警戒姿勢+、剣回避+20はもちろん、是が非でも習得しておきたいのが「切り返し」。回避盾はその性質上、自分から攻撃することがない。すなわち「切り返し」を習得することで速さに関係なく相手は追撃不可、こちらは絶対追撃が保証される。

 

1周目の頃から愛用し続けてきた回避盾だが、今回の育成によってその数値はさらに高まり、回避率は脅威の165。ちなみに敵の命中率は、ルナティック終章でも120~130どまり。つまり相手が槍殺しだろうと何だろうと絶対に当たらない。何なら別に警戒姿勢を使わなくても当たらない。もう一度言う、本作の回避盾は強い

 

 

 

そしてこれだけの絶対生存能力を有していながら、攻撃81・必殺42という攻撃性能まで内蔵している鬼仕様。しかも絶対追撃が保証されているので、壁役でありながらアタッカー以上にダメージが出てしまう。何かが間違っている。

 

この時点で凶悪極まりないが、さらに強力なのが「インデッハ剣戟隊」の計略「応撃の構え」との組み合わせ。剣は間接攻撃しづらいのが弱点だが、応撃の構えを付与すれば、射程に関係なく近づいてきた相手は全て死ぬ。

 

「応撃の構え」を付与されたフェルディナントは天下無双。敵の攻撃ではかすり傷1つ付けることができず、向かってきた相手は全滅。封印ルトガーや暁エタルドワユなどを超えた、シリーズ最強クラスの化物と化す。もう全部こいつ1人でいいんじゃないかな

 

単純なダメージ期待値としてはフェリクス(ウォーマスター)のほうが遥かに上回っている。しかしフェリクスは単身で敵陣に乗り込むような真似はできず、3人以上の敵に囲まれたらもう危なくなる。しかしフェルディナントは30人の敵に囲まれても平気な顔をしている。この点を考慮し、風花雪月最強キャラはフェルディナントとした。

 

弱点は、本当に全ての敵を一人で片付けてしまうので他の前衛や回復役に全く経験値が入らなくなってしまうこと。そのためフェルディナントを運用するのは本当に状況が苦しい時だけにしていた。あまり強すぎるのも考え物である。