FE風花雪月サイドストーリー「煤闇の章」 攻略と感想20 | 司法書士のゲームブログ

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待ちに待った風花雪月のサイドストーリー。元々これが目当てでDLCを買っていたので、発表されたときは「やっときたか!」という思いだった。少しでも早く遊ぶために深夜0時前からテレビの前で待機していたのだが、日付変更と同時に配信されるというわけではないらしく、その日はテレビの前でずっと待ちぼうけを食う羽目になった(結局何時ごろに配信されたのだろうか?)。

 

 

ネタバレを避けるため初報以外の情報をシャットアウトした状態で始めたが、そのせいか思っていたものと違う部分もいくつかあった。例えば、この「煤闇の章」は「サイドストーリー」という扱いで、本編とは完全に別枠の物語になっているのは意外だった。

 

なにしろ最初に情報が公開されたときは「第4の学級」「灰狼の学級」などと紹介されていたので、物語冒頭に4つ目の学級が選択肢として出てくると思っていたのである(ちょうどifで第3の選択肢として透魔が追加されたように)。

 

ところが実際は、スタート直後から物語は中盤(前節で女神再誕の儀がどうの、と言っていたので時系列的に8月ぐらいか)、初期レベルは20といきなり高く、セーブデータも本編とは別。

 

さらに育成面で様々な制約が設けられており、例えば1章では主人公と級長3人、ヒルダ、アッシュ、リンハルトの7人しか使えない。何故この人選なのかは果てしなく謎だが、それはまあ置いておくとしても、技能レベルが一切成長せずキャラ毎に特定のジョブにしか就くことができない。

 

つまり風花雪月の特徴である「自由度の高い育成」という点について大きな制限が課せられているという事であり、この制限の中でどうやりくりしながら乗り越えるかといったプレイングが求められる。

 

 

 

 

■第四の学級

 

いきなり難しい。というか風花雪月はいつも序盤が難しい。こっちのレベルが一律20なのに、相手は全員Lv.27。なんだこのレベル差は。しかも風花雪月ではダメージがインフレを起こしているので、相性の悪い相手に狙われると1回の戦闘であっさり死ぬ。そのため、最初の章から戦技や計略をフル活用していくことになる。

 

また、本編ではルナティック以外だとほとんど所持者がいなかった「殺し」系のスキルだが、煤闇の章ではほぼ全ての敵が「殺し」系のスキルを所持している。このスキルは味方側も習得しているので、煤闇の章では事実上3すくみが復活していると考えていい。むしろ昔の3すくみより「殺し」スキルのほうが効果が大きいので、旧作以上に3すくみを強く意識する必要がある。苦手な武器相手だと全然当たらない。

 

初マップにも拘わらず妙に初見殺しポイントが多く、怪しい空間から増援は沸くわ、ハピに近付いたら逃げられて魔物を召喚されるわ、慌てて扉を開けようと仕掛けを作動させたら不発だわでスタッフにいいように踊らされてしまった。

 

 

敵の数が多いので、まとめて動きを封じられる計略が頼りになる。幸い、エーデルガルトの「火計」やディミトリの「一斉突撃」など、範囲に優れた計略を最初から所持している。特に計略が欲しくなるのは序盤のバルタザール戦と、終盤のユーリス戦。コンスタンツェは取り巻き含め弓であっさり沈むので一番楽。

 

 

このマップで一番難敵となるのがハピ。逃げつつ魔物を召喚する初見殺しも厄介だが、あまり戦いに乗り気でないように見えて、範囲に入るとしっかり攻撃してくる。しかも部屋の中にいるのでこちらから攻めるのが難しい。

 

 

 

■ディミトリ、クロード

さすが級長、頼りになる。戦力で劣る自軍の中ではいい感じのダメージが出せる、数少ないアタッカー。成長率も良し。しかし、今作のパラディンは速さの成長率にマイナス補正がかかるので好きじゃない。

 

 

■エーデルガルト

遅い。自分が紅花の章をプレイしていたときはドラゴンマスターとして使っていたのでエーデルガルトが遅いという印象は全くないのだが、煤闇の章では初期ジョブがフォートレス、速さもたったの10しかない。完全に鈍重なアーマー役として設定されている。とはいえ自軍の中に壁役を務められるユニットがほとんどいないため、エーデルガルトは頼れる存在となる。

 

それにしても、技能が成長しないというのは様々な面で辛い。強スキルである「必殺+10」や「○○の達人」を習得できずダメージを稼ぎにくいというのもあるが、それ以上に回避盾が使えないのがこれほどキツいとは、という感がある。これまでいかに自分が回避盾ありきで風花雪月を攻略してきたかがよく分かる。

 

 

■マイユニット

強い。自身の能力も優秀だが、それ以上に「天帝の剣」があらゆる面で使い勝手がいい。反撃を受けることなく敵のHPを削ったり、回避床に居座ったまま離れた弓兵を排除したりなど、苦しい場面ほど恩恵は大きい。ルナティックの時ですらこれに頼る場面は全くなかったが、サイドストーリーでは章ごとに使用回数が回復するということなので、勿体ないお化けを気にせずガンガン使っていける。

 

それにしてもなんで初期ジョブがソードマスターなのか。ライブを習得しているので「よし、リンハルトと合わせて回復役は2人だな」と思っていたら回復コマンドが出てこず「あれ?あれ?」ってなったぞ。ただでさえヒーラー不足なんだから早くニルヴァーナになってくれ。

 

 

■リンハルト

紅花の章ではドロテアにお株を奪われがちで影が薄かったが、煤闇の章では唯一のヒーラーとして八面六臂の大活躍。ライバルであるドロテア達さえいなければ回復役として何ら問題なく使える。ひょっとしてそのために煤闇の章でリンハルトが抜擢されたのか?

 

 

■アッシュ

これまた本編では影の薄かったキャラクターだが、少ないユニットを余さず使うことが求められる煤闇の章では貴重な戦力。弓兵らしく削り役として優秀。ダメージ量や再行動による使い勝手ではクロードに軍配が上がるが、アッシュにはスキル「弓射程+1」や戦技「狙撃」などクロードに真似できない長所もあり、間違いなく出番はある。

 

 

■ヒルダ

ルナティック攻略時には戦績1位に輝くなど、じっくり育てればポテンシャルはあることは分かっているのだが、現状ではどうにも地味。マイユニットほどの火力はなく、エーデルガルトほどの耐久もない。ディミトリやクロードのような利便性もないため、普通に前に出てきて普通にダメージを与える、平凡な前衛となっている。壁役はこなせないので、頭数が必要になったときにお呼びがかかる。

 


MVP:マイユニット

 

 

 

 

■地下闘技場の激戦

 

最初の敵は少ないが、初期配置を含め第4波まで増援が現れる。増援は、配置済みの敵を全滅させるだけでなく一定ターンの経過によっても出現する模様。初期配置は闘技場の右下だが、続いて右上、左上、左下の順に敵が沸く。

 

新たに4人の仲間が加わって自軍戦力も強化されているので、攻撃力は申し分ない。問題は防御力。敵を迎撃するかたちで待ち構えたいのだが、自軍に壁を務められるユニットがほとんどいない

 

初期メンバーのうちクロード、リンハルト、アッシュは元々後衛、マイユニットやヒルダも壁を務められるステータスではない。その上、新たに加わった4人のうちコンスタンツェ、ハピは後衛、ユーリス、バルタザールも打たれ弱いため、壁を務められるのはエーデルガルトと、せいぜいディミトリの2人だけである。こんな打たれ弱いパーティ暁の団以来だよ

 

しかし敵は次々とこちらに向かってくるため、壁は絶対に欲しい。そこで回避床を使って疑似的に回避盾を実現し、敵の矢面に立ってもらう。この回避床はどういう訳か立っているだけで回避率+40という、特大の補正が上乗せされる。防御床の守備+2などより遥かに恩恵が大きい。回避率が高めのマイユニットやユーリスはこの上で戦えば十分に壁として機能する。

 

 

 

そんな感じで向かってくる敵を順次迎え撃っていけばいいのだが、問題はラスト第4波のときに死神騎士が出現すること。なんでだよ。エーデルガルトの指示でもないんだからガルグマクで大人しくしていてくれ。

 

 

死神騎士はマップ右下から現れる。リシテアのいない死神騎士は普通に強敵なので、これの対策を考えておかないと慌てる羽目になる。必殺率が高いのが実に鬱陶しい。一番確実なのは鋼の盾を装備させたエーデルガルトを防御床の上に置き、反撃でチマチマ削っていく戦法か。

 

 

 

■ユーリス

前の章で敵対していたときより能力が下がっている。RPGのお約束である。とはいえユーリスに関しては、速さがあるのでまあまあ使いやすい。「清流の一撃」という強力なスキルも持っており、回避床の上に立たせると頼りになる。

 

一方、回復役としてはかなり実力不足で、ライブだと傷薬程度にしか回復しない。ライブは空いた手間に使うもので、まともに回復させたいならリカバー必須。しかし使用回数が少ないのがだいぶ気になる。

 

その他、「ドローミの鎖環」や「トリック」はうまく使えば絶体絶命のピンチを切り抜けられる事もある。「ラッキー7」が覚醒のときと異なりランダム性の強いスキルになってしまったのは残念だが、中長期戦になりやすい煤闇の章では一長一短か。

 

 

■バルタザール

こちらも回復役としては力不足そのもの。この程度の能力でライブを使うぐらいなら、持ち前のパワーで1人でも多く敵を倒したほうがよほどいい結果を生む。速さが低いのは残念だが、籠手ならさほど気にならない。そのうえ初期装備の「ヴァジュラ」が強い。ただし、HPや守備はそれなりにあるものの、やはり速さの低さが足を引っ張り壁役としては安定しない。

 

全く関係ないが、記念すべき最初のレベルアップが2ピン。しかし悪成長時の台詞が面白く妙に気に入ってしまった

 

 

 

■コンスタンツェ

なんだろう、このキャラクターのノリは。ものすごくフェルディナントに近しい何かを彷彿させるのだが。

 

ユニットとしては待望のダークペガサスで、移動力の高い後衛。ただし耐久が低く、弓に狙われたら終わり。速さが高く、「黒魔法の達人」もあるのでハピよりは使いやすい。個人スキル「魔力変換」はなかなか面白そうだが、もう少し自身の魔防を上げておかないと使いづらいか。

 

 

■ハピ

コンスタンツェ同様の後衛だが、騎馬系にも拘わらず移動力が6しかない。そのうえコンスタンツェと異なり地形に足を取られやすく、速さが低いため2回攻撃を取りづらい。ただし「闇魔法射程+1」は優秀。リンハルトはほぼ回復に手一杯なので、コンスタンツェと共にアーマー潰しに奔走する。闇魔法使いだが、今のところリシテアほどの爆発力は感じない。というか何故ヴァルキュリアが闇魔法使いなのか

 

 

■リンハルト

新しく加わったライブ持ちが2人とも頼りないため、自軍の回復をほぼ一手に引き受ける。10人のユニットを治癒して回らなければならないので大忙し。当たり前だが1ターンに1人しか回復できないので、どのターンに、誰をリンハルトで回復させるかをよく考える必要がある。リンハルトなしに煤闇の章の攻略は成り立たないと言っても過言ではない、最重要キャラクター

 

 

■エーデルガルト

死神騎士を一人で食い止め、(調合薬で回復しながらではあるが)タイマンを制する。フォートレスは速さが低すぎるため、正直使いづらいのだが、今さらウォーリアに転職したところで中途半端なことになるのは目に見えている。1つの役割に特化させるのが風花雪月では強いので、このままガチガチの壁役として使っていこうと思う。

 

 

■マイユニット

かなり強い。天帝の剣の性能ありきではあるが、アタッカーとしての使い心地は他と一線を画している。主人公がいなければ詰んでいた場面もかなり多い。レベルも1人だけ27とだいぶ先行している。

 

 

MVP:マイユニット