ファイアーエムブレム暁の女神 ユニット評価:ミスト | 司法書士のゲームブログ

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ミスト

【成長率(%)】
HP魔力速さ幸運守備魔防合計
4025455550702540350


アイクの妹で前作ではティアマト、セネリオらと共に物語上でかなりの見せ場があった。本作ではミカヤほか新キャラが続々と登場し、活躍の場が減ってしまったのが残念。前作同様、剣を持って戦闘もこなせる回復役。ただしユニットとしての性能も、前作より魅力がダウンしてしまっているかもしれない。

単純にユニットの性能で見ると初期値が低く、同じ上級Lv.1で加入するサザと比較してもふた回りぐらい非力。成長率は合計で見ると350とそこそこ高いがバランスがいまいち。HP・力・守備が伸びづらいので回復役としてはともかく、アタッカーとしては中々成長してくれない。蒼炎時代から上限はあまり褒められたものではなかったが、本作でも低い能力は低く、かといって目を見張るほど高い能力もない微妙上限。物理面の打たれ弱さは剣聖並み。



加入時はシスターのような歩兵系の回復役だがCCによって馬に乗り、移動力と再移動がプラスされて使い勝手が大幅に向上するのは前作と同様。前作ではCC前に杖しか使えず敵に狙われるとなす術なくやられていたが、本作では歩兵時代にも剣が使えるようになった。

主人公の妹だけあって優遇されている部分が多く、専用武器と専用アイテムまで用意されている。「ホーリークラウン」はミストをクラスチェンジさせるための専用CCアイテムでまるで主人公格のような待遇だが、マスタークラウンは使えず、つまるところホーリークラウンを手に入れるまでクラスチェンジできないという事なので早めにレベルを上げて打たれ弱さを補うことができず、育成面ではむしろ不遇である。

ただしもう一方の専用武器「フロレート」は文句なしに高性能。アイクの「アロンダイト」同様初期装備だが、威力14、命中95、必殺+15、射程1~2とアロンダイトなんかとは比べものにならないぐらい優秀。ラグネルと肩を並べてもおかしくない破格の性能で、ミストの非力さを補ってくれる重要な存在。というより、非力すぎてフロレート以外での攻撃はほとんど通らない。

ラグネルと異なり使用回数制限があるのは残念だが、それでも十分回数は多いのでハマーンの使用対象筆頭候補。掘り出し物でも一本買える。高価だが最終的に資金は十分余ることを考えると買うのもあり。

FE ミスト
直間両用の剣フロレート。遠くから攻撃してくる賢者に手痛い反撃を与えられる



ミストにとって最も手痛いのはソニックソード、ルーンソードといった魔力依存の剣がなくなってしまったこと。そもそも前作で育てにくく微妙上限だったミストが一線で活躍できていたのは、ドラマス、ジェネラルといった堅くて厄介極まりない相手を魔法剣で一掃できていたからであり、これがないミストは(たとえフロレートを持ったとしても)本当に火力が出ない。

再移動で駆け回る武器使いの回復役としては本作で圧倒的に強化されたエリンシアがおり、前作と両者の立場は逆転した。専用武器で見ても、フロレートも相当強いのだがアミーテが強すぎる。威力も力上限もエリンシアが上回り2回攻撃までできるとなれば火力の差は歴然。フロレートの射程1~2も優秀だが火力の差を補って余りあるとは言い難い。さらに漆黒戦が完全なアイクとのタイマンになってしまったのでますます育てるうまみが少ない。漆黒相手に啖呵を切る勇ましいミストを見ることもできない(というか本作の漆黒はミストがいらないぐらい弱いのだが)。

武器1つなくなっただけでこうも使い勝手が変わってしまうのは残念だが、それでもエリンシアとは最終章まで出撃マップが被ることがないのでそれまでは十分「駆け回る回復役」で活躍できる。奥義もエリンシアより優秀。火力が低く育てるのは大変なので、剣豪や賢者など守備の低い敵のとどめを優先的に任せよう。段差を活用できる第三部5章は育成ポイント。


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