「過食」が私たちの心を守っている (1) | 過食・お菓子依存でもやせる!リバウンドしない本物のダイエット

「過食」が私たちの心を守っている (1)

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さて、 ”「過食」が私たちの心を守っている”

とは、いったいどういうことでしょうか?


私たちは日々いろいろなストレスにさらされています。

「思い通りにならないこと」

「思い通りにならない状況」

これって誰もが毎日経験していることですよね。

なんでも思い通りになって

なんでも手に入り、思い通りに人も動かせる人って

ほとんどいません。

こうした、「自分の思い通りにならないこと」 と毎日戦っています。


「会社で上司から理不尽なことを言われた」

「せっかく一生懸命やった仕事が認められなかった」

「ほんのちょっとした失敗で叱られた」

「子供が全く言うことを聞いてくれない」

「仕事が見つからず、面接をしても全く通らない」

「一生懸命働いても収入が全く増えない」

「私より頑張っていないあの人が認められるのに、私は認めてもらえない」





などなど、こうしたいろいろな「思い通りにならない状況」の中で

私たちは日々ストレスと戦いながら過ごしています。


でもこうした「ストレス」って私たちには必要なことです。


「ハインツ・コフート」 とい心理学者はこう言っています。


「適度な欲求不満を経験することで、欲求不満への耐久度が上がる」


つまり失敗や挫折を経験すること

つまりストレスを抱えることこそが、

ストレスへの耐性を上げる最大の方法だということです。


しかし現代の日本の社会は

「できるだけ失敗しないように」
「できるだけ挫折を経験しないように」

と生きる方が良いという価値観が多いですよね。


たくさん「失敗・挫折」を経験している人は

成功するまでは、人生の落伍者であるかのように見られます。


失敗や挫折を経験した時に味わう

「がっかり、虚しい、悲しい、残念」

こうした感情は 「持ってはいけない感情」 として

できるだけ感じないように日々を生きている人が大半です。

つまりこうした感情は

「感じてはいけないもの」

として、面には出さず自分の中に抑え込んで

表面上は笑顔をつくろっている人がほとんどではないでしょうか?


しかしこうした感情はストレスへの耐性を高めるためには

必須の感情なのです。

失敗や挫折をしない人間はいませんし、失敗や経験は必要なのです。

つまりこうした感情を経験することがとっても大切なのです。


しかし実際の私たちは、こうした感情を引き起こす

「思い通りにならない状況」

にさらされると、この状況を変えようとするか

どうにも変えられないならば、

できるだけこうした感情を感じないようにします。


その時にこうした感情を感じないように

人間は様々な行動を取ります。


それが、心理学用語で言う 防衛機制 という行動です。

私たちが外からストレスにさらされた時に

私たちの心が壊れないように守ろうとする行動です。

「防衛機制」には様々な行動があります。


まずは「アクティングアウト」という行動です。

アクティングアウトには様々な行動があります。

具体的には、

過食、拒食、うつ、アルコール依存、セックス依存、ゲーム依存、薬物依存

ひきこもり、いじめ、家庭内暴力(DV)、自傷行為、殺人、破壊行動


などなど、自分に対する自傷的行為から、

犯罪や反社会的な行動に至るまで

様々なものがあります。


その中でも「過食」というのは

最も身近で行動しやすい防衛機制の行動です。


つまり心の中で「どうにもできないこと」へのストレスがあるから

「食べること」でストレスから自分の心を守ろうとするのです。


この「自分を守る」という事を

「食べること」で実践しているのです。


なぜ「食べること」がこうした防衛機制の行動に走りやすいかというと

「食べること」は脳の快感に直結した行動に近いからです。

一時的な快感を得ることで、ストレスを一時的に感じなくすることができます。


特に「甘いもの」などは、食べると急激に血糖値が上がります。

血糖値が急上昇すると、脳は「快感」を感じます。



この「快感」こそが

「甘い物を食べると心が和む」

「甘い物を食べるとストレスが解消される」


と感じる原因です。


そしてその時の感覚を味わいたくて、次から次へと食べるのです。

これは自分の心の中に「ストレスの源」があるから

仕方なく取っている行動なんです。


この「ストレスの源」が無くなれば

必然的に、この解消行動である「過食」などのアクティングアウトも

必要なくなります。

そうなった時に初めて過食も自然と手放せるのです。


そのために大切なことが

「過食をやめる」 ことではなく、


●心を守る行動を置き換える。

●「ストレスの源」を解消する。


という2つのアプローチです。

もちろん、2つめの「ストレスの源を解消する」ということが

抜本的な対処法ですが、

これは短期的に行なうには難しいことです。

まるは 「心を守る行動を置き換える」 ということに

視点を向けるといいでしょう。

次回はそのための具体的な方法をお伝えします!

お楽しみに!(=⌒▽⌒=)


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