「BACK COAT-裏裁判-」閉幕のご挨拶 | 鄭光誠(チョン・ガンソン) BLOG

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ガッチャンのEnjoy Life Diary

BACK COAT-裏裁判-」、

無事に全公演終了しました!

ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました!


↑Aチーム

↑Bチーム

 

お手紙、プレゼントも受け取っております。

ありがとうございます!

 

そして、

キャスト・スタッフ、いろいろ心労かけた中、

一緒に戦ってくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

SNS上での、いろいろな憶測、拝見させて頂いています。

これに関しては、皆様の想像にお任せいたします。

きっと各々で感じ方が違うと思いますし、

これだと明示してしまうのも、なんかちょっと違うような気もして。

でも、楽しく読ませて頂いています。

 

個人的な嗜好問題ですが、

本来、こういうテイストの作品が好きなんです。

明るいのが嫌いなわけではなく、『自分が作るなら』というのが源泉にあります。

そういった意味で、今回は自分自身にとって、

原点回帰となる作品でした。

 

ここ2年半ぐらいはエンタメ要素を含んだハッピーエンドが多く、

2年半前に上演した

「殺意の衝動」、「キャンプファイアー」以来の作風だったのですが、

個人的には、久しぶりになんか今までとは違う高揚感がありました。

まだまだ課題は沢山あるし、自分の力不足も身に染みた点もありますが(恥)

 

「殺意の衝動」ダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=6u1co0D_ZJA

 

これは、

初めて長編映画の「こぃからっさ!」を撮り終えた時と近い感覚です。

たぶん、あれ以来ずっとこの感覚を追い求めているのかもしれません。

いつも何かが足りない中で終わってしまっていて、

勿論、今回もまだ足りないという気持ちはありますが、

今までに比べれば少し満ちた部分もあって、

だからこそ、もっともっとという気持ちも強くなっています。

 

「こぃからっさ!」予告編

https://www.youtube.com/watch?v=8PD5eJo7jgg

 

ツイッターにもちょろっと書きましたが、

今回、テクニカル部分や何か所か以外は、基本決め打ちの動きはありません。

元々、自由に芝居をしてもらう演出スタイルですが、

今回はさらに自由度を上げました。

台本を追わない。衝動を大事にしていくことを重きに置いたため、

俳優の動きは多種多様でした。

 

俳優って、たぶんどこかで安心したいんです。完璧にしたいんです。

でもね、完璧を求め過ぎても僕は飽きてしまうんです。

その日のその瞬間の正解の法則を見つけることが

ナマの芝居を生み出すんじゃないのかなと思うんです。

勿論、間違った方向に行かないような軌道修正はかけますが、

完璧や一つの正解のみは、脆いがゆえに、狂った時にスグ崩壊していく。

でも積み上げた法則は、様々な状況に対応して、新しい何かを生み出す。

 

エゴですが、

僕ら演出側はキャスト自身が作品を動かしていくことが大事だと思っています。

台本に書かれている流れ、つけられた演出の動きに従うのではなく、

キャスト自身が発して感じて動いていくことで、

作品は自然とキャストの心によって成長していくんだと思ってます。

僕はあくまでも、灯台守みたいな存在です。

 

とにもかくにも、

この作品を人生4週目の年に作れたことは、

自分の中では一つ大きい。

 

でもまだまだこれから!

 

終わりはしたけど、やはりまだ脳と心は渇いてる。

きっと死ぬまで潤うことはないんだと思う。

口先だけではなく、しっかりと自分の実力を確実なものにして、

また成長した作品で皆さんとお会いできるよう、日々精進していきます!

 

本当にありがとうございました!!!

 

(追伸)

お手紙は下記に送って頂いても問題ありません。

 

170-0013

東京都豊島区東池袋1-47-2-506

(株)ヴァカーエンターテインメント

鄭光誠宛