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282 名前: レオパードシャーク(関東地方) [sage] 投稿日: 2010/05/14(金) 23:37:52.63 ID:XjdvoKOp
吉野家HDの2010年2月期連結決算

4/25 社長 
「稼ぎ頭(の吉野家)の売り上げ低下が赤字の原因と言わざるを得ない」

                ↓
5/14 公報 
「株式会社吉野家ホールディングスの2010 年2 月期の赤字決算は、主に株式会社吉野家以外の関連子会社の業績によるところが大きかったにも拘らず、吉野家が赤字の主因のよう
に受け止めている方が多かったので、皆様にはご理解いただきたいと思います。売上高についても勝ち負けで敗者のごとき論評ですが、少なくともこれまで吉野家が劣ったことはありません。」
http://www.yoshinoya.com/news/pdf/100514.pdf

180度方針転換っと


311 名前: ホンモロコ(福岡県) 投稿日: 2010/05/14(金) 23:41:17.13 ID:LxkpLmls
>>282
> 4/25 社長「稼ぎ頭(の吉野家)の売り上げ低下が赤字の原因と言わざるを得ない」

ぐぐったらホントにいってたwwww

> 記者会見で安部社長は「稼ぎ頭(の吉野家)の売り上げ低下が赤字の原因と言わざるを得ない」と認めた。
http://www.yoshinoya.com/news/index.html

どーなってるのこの会社wwwwww


「三十貨店」では魅力がなくて当然でしょう 間違いの始まりは「選択と集中」にあった  
>1990年のバブルピーク時の日本の消費支出と2006年とを比較すると、1990年100に対して、2006年は95。たった5%しか落ちていません。となると、百貨店がこれだけ苦境に陥る理由としてはいささかパンチが足りません。


松岡 真宏氏はオープニングベルなどテレ東の株式ニュースによくアナリストとしてお出になられていて、その明晰な語り口は普通に勉強させていただきました。…いつのまにか独立されておられたのですね。


>同じく1990年の日本の消費支出のうち、衣料アパレルの消費は何%を占めていたか? 7.4%です。それが2006年になると、なんと4.3%まで落ち込む。1990年の衣料アパレル消費を100とすると、2006年の消費は55。この20年近くで、日本人のファッション市場は金額ベースで半分になってしまったのです。


先進8カ国の消費支出に占める衣料の割合 (単位:%)
イタリア  イギリス  ドイツ  カナダ  フランス  アメリカ  韓国  日本
   8.0    5.8    5.2    4.8    4.7    4.6    4.5    3.6

出所:総務省『家計調査統計』などよりフロンティア・マネジメント作成


女子高生まで含めてブランドものに浮かれているかのような報道がなされていたのも今や昔というか、歳とったよね自分もorz ファストファッションという言葉もありますが1、2年の流行ではなくてここまでくれば立派なトレンドです。


>一方で、食品の支出は、いまだに先進国でも最高水準レベルです。


先進8カ国の消費支出に占める食品の割合 (単位:%)
日本   韓国   イタリア   フランス   ドイツ   カナダ   イギリス   アメリカ
  17.5   17.3   17.3   16.4   14.4   13.3   12.7   9.0

出所:総務省『家計調査統計』などよりフロンティア・マネジメント作成


日本の食に対する思い入れの深さをここでも感じ取ることができます。武士は食わねど高楊枝ではなくて、何はともあれ食います。


>自分たちが得意とする衣料アパレル分野に経営資源を集中させ、「百貨」店から、「五十貨店」「三十貨店」になっていったほうが、サバイバルできる。多くの百貨店経営者はそう考えたんですね。でも、その考えは間違いだったわけです。


この記事は是非とも全文を直接お読みいただきたいのですが、ふるっていて一読でインパクト大です。ただ集中と選択を得意分野でやったのはいいですが、それがアパレルという負け組ジャンルでしたので勝てるわけがなかったと。それが証拠に百貨店撤退跡地に、専門店がでて成功を収めているとこう続きます。


>百貨店とは、「都市部の駅前」に立地する、「多様な消費=百貨」に応える小売業態。以上です。 (松岡 真宏 日経BP2010年5月14日)


ビル単位でテナントを埋めて単に安定した賃料をとるのではなくて、テナントを選別するリスクを負ってその分プラスアルファを得ようとする不動産屋です。


1カ月の食費平均6万2260円 「自宅で野菜」も1割
>農林中央金庫が首都圏の主婦を対象に食生活の実態などを調べたところ、1カ月の食費の平均は6万2260円で、前回調査(2003年)と比べ、6580円減ったことがわかった。景気低迷やデフレを反映し、節約志向が強まっている。


上記記事と矛盾するようでもありますが、だからこそ食でもデフレ傾向が強まるとそれはやばいぞと。マクドがアメリカ地名バーガーで客単価を上げることに成功しているのは素直にエライと思います。


>食費でもっとも多かったのは「4万~6万円未満」で37.3%。前回調査では「6万~8万円未満」が31.8%で最も多かった。世代別の平均では、50代が7万1270円で最も高く、40代が6万4290円、30代が5万1190円。30代と50代を比べると、月額で約2万円の世代間格差がある。 「野菜を自宅で作っているか」との質問には、10.5%が「作っている」と答え、前回の7.3%よりも約3ポイント増えた。野菜を作っている家庭の食費は5万6790円。作っている野菜を市価に換算した平均額は月1790円だが、食費全体では作っていない家庭よりも6千円ほど少なく、節約意識が高いことをうかがわせる。(朝日新聞 2010年5月10日8時2分)


私が作ったことがあるのはむか~し小学生の頃にジャガイモぐらいかなぁ。小豆の種とか普通に発芽までと思って水に浸していたら、甘い香りはしつつもそのまま腐ったのを覚えてます。


10 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2010/05/10(月) 09:12:35 ID:sSeAbGXn
失礼、詳細版はこちららしい
http://www.nochubank.or.jp/research/pdf/research_2010_02.pdf
家庭の食費(p25)は
2~3人家族で56670円
4人家族で60250円
5人以上で75510円

首都圏ならこんなもんかな


「どん兵衛」ヒットで最高益 日清、“内食回帰”が追い風
>日清食品ホールディングス(HD)が13日発表した2010年3月期連結決算は、最終利益が前期比29・0%増の204億円となり過去最高を更新した。節約のため家庭で食事を取る「内食回帰」で即席めんの販売が伸びたほか、小麦価格など原材料価格の下落もコスト改善に寄与した。
売上高は同2・5%増の3711億円、本業のもうけを示す営業利益は16・1%増の273億円と増収増益を確保した。国内ではカップそば・うどん「どん兵衛」シリーズのめんの改良や、新製品「太麺堂々」などがヒットを飛ばし、海外での販売も好調だった。


円高でさらにいっそう原材料コストは落ちそうです。内食ブームでインスタントというのはどうかと思いますが…。


>11年3月期の業績予想は、売上高が前期比5・1%増の3900億円、営業利益が同26・2%増の345億円、最終利益は同7・3%増の220億円の増収増益を見込む。即席めんの好調が続くとみている。(MSN産経 2010.5.13 12:16)


最近、インスタントに一味加えて~みたいな番組を深夜にやっていてたまに見ていますが日本の場合インスタントも十分に美味しいっす。安藤百福氏が麺をあげるという着想から始めてから延々と工夫がされ続けています。


33 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/05/13(木) 15:30:47 ID:Moiukee0
インスタント麺の会社

・日清食品(出前一丁・どん兵衛・UFOなど)
(・明星(チャルメラ)は日清食品グループに入った)
・東洋水産(赤いきつねなど)
・サンヨー食品(サッポロ一番など)
・エースコック
・イトメン
・スガキヤ
・サンポー食品
・ヒガシマル


102 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2010/05/14(金) 14:37:20 ID:nwbBJP98
CM 日清食品 どん兵衛
http://www.youtube.com/watch?v=a7VWe8xOfmg

日清食品・麺職人
http://www.youtube.com/watch?v=OO7JakGKZ3A

日清 シーフード ヌードル
http://www.youtube.com/watch?v=P81BF3fxDw8

日清やきそばUFO CM
http://www.youtube.com/watch?v=jTJJCbQ5GaE


日清はCMセンスがいいことでも有名。


ナタデココ爆発的大ブーム終息で倒産寸前 新感覚の「東京ラスク」で成長、15店舗に――東京ラスク グランバー社長 大川吉美
>大川はゼリー製造のため1億円もするラインを導入、大手フジッコの下請けとなってナタデココを作りまくった。売上はみるみる伸びていった。なにしろナタデココだけで3億円も売り、6億円の売上が9億円にも達した。従業員も100人にまで増えた。
大川はこの頃、「人生はこんなにも楽しいものか」と思っていた。大川は、朝工場で指示を出すと、昼にはゴルフ場でボールを追いかけていた。順風満帆で、絶頂期を謳歌していたのだ。しかし、好事魔多し。ブームは2年でパッタリと終わった。注文がゼロになった。残ったのはゼリーの機械のリースと100人の従業員のリストラだった。会社は絶頂から一転、経営危機に陥った。原料業者、パッケージ業者への債務は、頭を下げて2年間の長期支払いに繰り延べてもらった。


ナタデココ→スイートポテト→ラスクとブームとその終焉を何度も乗り越えるその執念に乾杯。というかこの企業のことはまるで知りませんでした。ティラミスとか最近だと生キャラメルだとかブームを一過性のものと考えてその短期間でいかに儲けるか、あるいは一過性と考えて例え商機を逃しても消極経営を選択するかと。クリスピー・クリームドーナツはうまく出店スピードを抑えているなと思います。


>大川は、デパートなどを見て回り市場調査を行なった。そこで目に付いたのがスイートポテトだった。大川にはスイートポテトを1ヵ月保たせる技術があった。「これだ」と思った大川は、300社に売って反応をみた。反応は上々だった。92年、自らインドネシアに出向き、現地農場でさつまいもを直営栽培。これを現地でペースト加工して輸入し、低価格で販売した。これが大当たりした。スイートポテトは1日4万個製造、年間4億円を売り上げた。これで経営危機を脱したのだ。しかし、スイートポテトも10年くらいしかもたなかった。スイートポテトは半生のため、土壌菌により発酵したり、穴が開いたりした。これがクレームになった。当時、雪印乳業の乳製品による集団食中毒事件などが起きており、消費者が過敏に反応していた。年600万個のうち、不良品が1個出ても大問題になった。スイートポテトの売上は半減した。大川は夜眠れなくなった。02年、売上は4億円にまで落ち込み大赤字、大川は会社の売却まで考えたが、買ってくれるところは現れない。


一時、スイートポテトにも嵌って毎週少なくとも1回はスイートポテトを食べている時期がありました(遠い目) スイートポテトの場合は爆発的なブームにならなかった代わりに10年はもったとも考えられる?


>大川はレストランでラスクに出会う。ワインが好きだった大川は、ワインのつまみを食べていると、カナッペが載せてあるのがガーリックラスクだった。「これを袋に入れたら商品になるな」「進物にも使えるな」と直感した。当時、ネットで売っているところはあった。大川は、今度は自分の店を出店し、自分で売ることを考えた。利益幅の少ない下請けをやめ、自前の商品の製造・販売をやろうと思った。ラスクとは2度焼きという意味で、売っている多くの店が、売れ残りのパンを焼いていたので硬かった。大川は口溶けがよく、歯触りのいいラスクを作りたかった。パン作りの職人に来てもらい試行錯誤を繰り返した。


直販は成功すればブランド価値というプラスアルファを生み出し、大小売店のデフレ圧力、競争とは一線をなんとか画せる…といいな。。。


>現在14店舗で売上は約11億4000万円。大川は30億円くらいまでラスク1品で行こうと思っている。(ダイヤモンド・オンライン【第11回】 2010年5月13日 湯谷昇羊 経済ジャーナリスト)


順調に成長されているようですが、ラスクで30億売上いかせるというのは中々厳しいような気がします(私があまりラスクが好きでないだけかもしれないけれど)。


デブは入隊お断り 志願兵確保に四苦八苦 米軍
>調査を行ったのは、「ミッション・レディネス」という団体で、退役将校や連邦議員が参加、志願兵の発掘や教育を行っている。
それによると、1995年以降、米軍への入隊を拒否された志願兵のうち約20%が肥満のために入隊できなかった。肥満が原因で入隊を拒否される志願兵は毎年1200人以上。志願兵の訓練には1人当たり5万ドル(約450万円)、全体では毎年6000万ドルかかるため、訓練について行けず、途中で除隊される危険が高かったり、実戦で役に立ちそうにない肥満青年の採用は行っていない。


醤油の一気飲みの代わりに肥満でも兵役を忌避できるとはいいこと聞いたwww(←色々と間違った知識) ダイエットと兵役を組み合わせたプログラムもあるし、むしろ逆に米軍がお金をとればいいんじゃない?


>同団体代表のシープ元米空軍中将は、「子供の肥満は戦う集団である軍隊を維持できなくなることにつながり、国家の安全保障にとって深刻だ」と語る。(MSN産経 2010.5.15 16:46)


安全保障という言葉が非常に安っぽく感じられるけれど、米国にとって肥満との戦争は社会保障全般において深刻な問題であるのはこれまでメモしてきた通り。


敗戦。食料の不足した日本人はいよいよクジラに助けられることになる。当時の日本では、酪農はまだまだで、牛はそう多く育てられていないし、豚もあまり飼っていない。鶏も今のようなブロイラーではなく、農家が庭先で飼っていたぐらいのものである。結局、動物性タンパク質を摂取出来るものはほとんど魚介類しかなかったのだが、魚だけでは一億人近い国民の胃袋を満たせない。


(中略)


戦後の昭和22~23年ごろには、国民一人辺りの食肉類供給量の内、鯨肉の占める割合は46~47%だったという。その傾向はさらに進み、漁獲量のピークだった昭和32~37年、牛や豚、鶏などの食肉類に限定すれば、日本人の鯨肉に対する動物性タンパク質の依存率は実に70%を越していたという。


(中略)


戦後の復興はクジラにあり、なのである。


                               小泉武夫「鯨は国を助く」

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▲日本人の歴史を紐解いてクジラを食え論を展開するのですが私が一番説得力を感じたのは著者の選ぶ最後の晩餐ランキング 1位クジラのペッパーステーキ丼 2位クジラの味噌漬け 3位クジラのすき焼き 4位鯨カツ 5位鯨天 のその美味しさが文字面から伝わる描写(笑)