「映し鏡でしかない」ということ。
サイト製作の仕事をしていると、
文句ばかり言ってくる人がいます。
大抵、私とのやり取りをしていた担当者以外の、
それまで赤の他人を装っていた方が殆どです。
・・・あ、かなり真面目な話なので、
厳しい表現を使う場合がありますので、ご理解を・・・
サイト製作をしていて、
そしてブログなどを運営していて思うのは、
結局は「映し鏡でしかない」ということ。
予算やスケジュールが絡んでくるデリケートな話でもあるので、
あくまで参考として読んで頂きたいのですが、
「何をしたいか分からないサイト」が出来上がるようでしたら、
それは「何をやっているか分からない団体・組織」であるということです。
あくまで客観的に見て、情報が整理されていないため、
当然その状況がサイトに反映されているに過ぎません。
・・・
予算と書きましたが、
ふんだんに費用をかけていいなら、
しっかりとした取材(ヒヤリング)して、
文章におこして、全体のバランスを見て構築。
もちろん、必要に応じてデザイナーにお願いします。
そんな、贅沢なサイトも作ることができます。
しかし、人を使う以上は、対価となる金銭が発生します。
説明すれば殆どの人に分かってもらえるのですが、
現時点で言うと、曖昧な方が逆に殆どです。
・・・
で、何を言いたいかというと、多少の愚痴(笑)と共に、
組織内での会話・コミュニケーションが不足していませんか?
ということです。
これを読んで、ドキッとする方がいる前提でワザと書いてます。
そう、もし「こうしたい」という人がいるのであれば、
その方がご自身で、ブログでも始めればいいのです。
運営にもタッチしない、費用も出さない、頭も使わない。
これはもう契約の問題ではなく、
組織内での問題であったり、
個人の気の持ちようだったりします。
それが、とりあえずサイトが欲しいというイベントをきっかけに、
ドンドンと表面に浮き出てくるのです。
面白いもんです。
サイト製作なんて、デジタルの世界で完結するような、
漠然としたイメージを持たれる方が多いですが、
実に人間臭い問題が表面化します。
少しでもブログを運営されている人には、
もの凄く理解してもらえる部分です。
しかし、、プラスに考えれば、
逆にいい機会だと思うんです。
きっと運営自体も、省みることなく勢いで、
ある時点からは惰性で進んできたハズです。
サイト製作の話からコーチングの話になりつつありますが、
何度も経験しているし、展開としてOKです。
そして、サイトという形式に限らず、
情熱を伝えるということに、
もっと真剣に取り組まなければいけません。
最初のサイト製作は、
これらを自覚するための通過儀式です。
映し鏡ですから、嫌なところも写りますが、
それと上手に付き合う方法を、常に模索していく必要があります。
そして、サイトも生き物である事を、
理解していかなければいけないのです。