大阪維新の会 市会議員の岡崎です。
「都構想がわからない」という言葉を聞きます。
情報を持っているはずのマスコミのコメンテーターも「わからない」と発言しているようです。
だけど議員からそのような言葉は聞きません(反対派からもです)。
タウンミーティングなどで繰り返し説明していますし、議会では府議会にせよ市議会にせよ議論されているのですが、なぜかまだまだ理解されていない方がいらっしゃるようです。
私たちの説明不足もあると思いますし、マスコミの報道にも問題があるのかもしれません。
けれどふとしたことから理解できない原因のひとつかなと思うことがありました。
それは、都構想を「政策」としてとらえようとしているのではないか?ということです。
ある方が「都構想になったら何をしてくれるの?」という質問をされたのです。
都構想は何もしてくれませんし、何かをしてくれます。
それは二重行政を解消する「枠組み」の話だからです。
政令指定都市とは、政令で指定する人口50万以上の市(私はこのこと自身が中央集権的で好きではありません)です。
そこが都道府県から一部の事務を請け負うのですから行政が同じ地域で重なる部分ができます。
これを解消し、役割分担をきちんとするのが都構想です。
政令指定都市制度自身が問題があるかどうかはまた別の機会に書きたいと思います。
しかしこの重なった部分の役割が大阪では住民に対して良い効果を生まなかったのは事実です。
「都構想」=同じ地域で重なった役割を整理して分担する。
政策はその後の特別区や都で議論する。
と考えていただければわかりにくかった部分もご理解いただけるのかもしれません。
そして、「都構想がわからない」という声があっても、世論調査で都構想賛成が過半数を超えるのは、府民・市民の期待値の現れであることも事実です。