小学生からのお手紙 | fusae ブログ

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         2007年11月26日 店主 fusae

みなさま、こんばんは。

昨日は小学校での「読み聞かせ」今年度最後の日でした。昨年5月、先輩の演ずるアンデルセン作の『お母さんの話』の紙芝居を目の当たりにして感動した私は、「よしっ!自分のうたで紙芝居を作ってお話とうたのプレゼントをしよう!」と思い立ったと同時に、お友達に「お願い!書いて、書いて!」って頼んで描いてもらった絵に自分で脚本を書いたはじめての『家族の時間』の紙芝居と歌。(←You Tubeで「家族の時間」で検索するとお話編とうた編で動画が見れます)そして昨年天才音響家、Moryとの出会いで念願だった~fusae絵本と歌シリーズ第1弾~『家族の時間』を制作でき、この2作のどちらかを毎月児童たちへプレゼントしてきました。2月と3月は6年生の同じクラスを訪ねることになったので「同じ作品はできない」ので、2月の「読み聞かせ」が終わってすぐMoryに「小学校を巣立つ6年生にふたりで作品を届けられない?」とお願いした所、いつものように優しく「もちろん、いいよ」と快諾。その時は『人間』という作品をやろうと言っていたのですが、『子ども達へのラブレター(お話)』と『君は君だよ(曲)』(HP作品紹介でダイジェスト版が聴けます音譜)が生まれたのでこの二つを届けることになりました。

Moryをゲストで呼ぶために、先日の”感謝給食”の日に校長先生や「読み聴かせ」担当の先生の許可を得て、訪ねるクラスの先生や児童たちにも「今度はゲストを連れてきますね!」とお知らせしていました。

そして昨日、Moryにはお仕事で徹夜明けのまま我が家へ来てもらい、小学校へと向かいました。訪ねたクラスでMoryは「お早うございます!」と元気に挨拶をして子ども達へ先輩として、そして子を持つ父親として「もしも今、悩んでいることがあったら、今日お家に帰ってからお父さんやお母さんに相談してごらん。周りの大人に話を聞いてもらってごらん。」「君たちのお父さんも、お母さんもこれから話すお話のように君たちを愛していることを忘れないでください」とメッセージしたあと『子ども達へのラブレター』を心を込めてお話してくれました。お話が終わって今度は私が『君が君だよ』を歌う番です。曲が始まるとMoryがパーカッションをつけてくれます。子ども達は歌う私と、楽器を奏でるMoryを交互に見ながらじっと聴いてくれました。この作品を人前でするのは昨日が初めてでした。最後にMoryはクラス全員の児童たちと担任の先生と握手してくれました。一人一人に言葉をかけながら、「頑張れよ!」とエールを送ってくれました。

6年生というと、思春期にさしかかって非常に微妙な年頃です。そんな子ども達のSOSも、その微妙な年頃の子ども達を一人で毎日毎日、見守る担任の先生のご苦労も、手に取るようにこちらに伝わります。子ども達にも、先生にも、どうぞ未来が明るく、笑いがいっぱいでありますように・・・キラキラそんなことを思いながらクラスを後にしました。

そして、ラジオ出演(昨日の記事をお読みくださいね)に出掛け、自宅に戻ると「ママ、6年生からお手紙来たよ」と「読み聴かせ」で訪ねたクラスの女の子から一通のお手紙をいただきました。今日はそのお手紙の抜粋をみなさんへ読んでいただこうと思います。

ふさえさんへ
 今日は読み聞かせ、ありがとうございます。すごくいい曲ですね。
 今日、質問できなかったんですけど、ふさえさんは生きていて楽しいですか?生きるってなんですか?
 私、生きているかも感じられない、楽しいこともない、つまらない人生なんて、もううんざり!!って思って、ほとんど闇の中にいました。けれど、闇の中にいた私に光をくれたのがふさえさんです。今日、気づいたのです。
 私、ふさえさんのことが好きです。
 笑顔も、うたも、うたっているときも・・・ 。なにもかもが好きです。
ー中略(自分のことが書いてありました)ー
ふさえさんにお願いがあります。わがままだと思うんですが、こんど、ふさえさんのうたをきかせてください。ふさえさんと話をしてみたいと思いました。
今日はありがとうございました。お返事ください。


ペンギンがいろんな楽器を演奏しているかわいい便せんのお手紙をいただきました。彼女からの質問、「生きていて楽しいですか?」「生きるってなんですか?」に週末、私なりにお返事させていただこうと思います。そして、学校へも私のうたを子ども達や職員の先生方、親御さんへ向けて届けるとこはできないかと校長先生へ聞いてみたいと思います。

6年生の女の子の言う”光”になど、私には到底なれない。”光”は一人ひとりの中にあると思っています。彼女は私のうたがきっかけで自分の中に”光”があることに気づいたのだと思います。その“光”を輝かせるのも、曇らせるのも、消えさせるのも、自分自身。”光”は自分以外の人や環境のせいで小さくしなくてはいけないときもあるけれど、”そのとき”が来た時に自分なりの輝きで光らせることが出来ると思っています。輝き方も、人それぞれ。人の輝きを羨んでネガティブになるよりも自分らしい輝きを見つけて自分だけの輝きを放って欲しいです。だから、”生きる”ことに疑問を持ち、勇気を出してお手紙を書いてくれた彼女も”自分らしい輝き”で一時も多く光り輝いて欲しいと願っています。私のうたがその”光”のちょっとしたお手伝いが出来たとしたら言葉に表せないほど嬉しいです。そして、こうやって感謝のお手紙やメール、ブログへのコメントなどをいただくことが私の何よりの栄養です。

私は外見に全く自信がないし、内面もまだまだ足りないことだらけです。小心者でビクビクしているのにお調子者なので「女は度胸!」と張ったりかましたり・・ (・_・;)少しいいことがあると「イエ~イ!」てなるけど、悲しいことや寂しいことがあるとズド~ン(´д`lll) と落ち込むし。あっ、一応、落ち込む時に人には迷惑かけません。自分で答えが見つからないときは友人の話を聞くこともありますが、大概自分のことは自分で解決できます。なかなか解決出来ない悩みは人のこと。複数の人に意見を聞いたりはします。そんな精神的アップダウンも頑張りすぎていた頃は一人で抱え込み、誰にも見せなかったし、自分にも「そんなことはない!」と暗示をかけていました。
けれど、それは自分を欺いていることでした。自分を大切に出来なければ家族や周りの人の笑顔を作ることなんて出来ないことにやっと気づいたのです。女は結婚し、母になると自分のことよりも家族のことを優先しなくてはなりません。それが喜びでもあります。けれど、「本当の自分」を我慢しすぎてしまうと結局は愛する家族をも悲しませてしまうことになるのだと分かりました。「家族のため」と言うのは”逃げ”だったり”自己満足”だったりすることもあります。

私は「うたのために!」と5年前から身体のケアを始めて、2年前の夏からは、以前からの知り合いであったpocketの尾関先生の施術を受けています。彼女の技術の高さもさることながら、掛けてくださる言葉や視線。ちょっとした思いやりを通して私の中に眠っていた本来の力を、いつも再確認させてくれ、応援してくれます。彼女との再会で私は私自身を取り戻しました。取り戻したというよりは、生まれてはじめて「本当の自分」になれました。過去の人生に後悔はしていないけれど、自分で自分に嘘をついてきたことで心が満足することはありませんでした。物を手に入れても一瞬の満足ですぐに心は虚しくなります。人を自分のいいように仕向けてもまた虚しいのです。そんなことを繰り返し、人生も33年経った頃、やっと「自分らしく生きる」スタートラインに立ち、少しずつ「本当の幸せ」に向かって努力して生きてきました。それがちょうど、私の身体作りとリンクしているから面白いものだと今日、気づきました。心と身体は一緒。ですね。さ、私は私らしく、誰かの役に立てるよう歌って行きます。どうぞ、よろしく。

【3月7日、ラジオ出演します!】
3月7日(土)10時30分~10時45分。/再放送:3月12日(木)12時00~12時45分。むさしのFM78.2MHz 『楽しく子育て にこにこ吉‘s(キッズ)』にMory&fusaeで出演。宮原靖子さんのナビゲートでお送りします♪お近くの方、ぜひ聴いてくださいね!そして『家族の時間』のリクエストしてくださるとありがたいですニコニコ