◆「え?うちは親との関係良好でしたよ?」というあなたへ | しあわせのもと「ここ」にあります

心理学をやっていると、

問題の原因は小さなころ、すりこまれた親からの影響。

なんて言われますけど。

 

「ん?でも私、親との関係良好だよ?あの人たちとっても優しいし、いい人だし」

 

っていう人もいると思うんですよね。

 

 

すごくいい家庭だったし。

やさしかったし。

当然、虐待なんてないし。

きょうだい仲もいいし。

そりゃ多少の親子ゲンカやきょうだいゲンカはあったけど。

 

小さい頃の家庭に問題があった、なんて

なんか嫌だな(´・ω・`)

 

 

ってね。

 

 

「家に問題がある」って言われたら嫌かもしれないけど。

だれしも小さい頃、育った家庭の影響を受けているのは間違いないですよね。

 

 

うちもとてもいい家庭でした。

 

お父さんは仕事人間だからあんまりうちにはいなかったけど、

家族のために働いてくれていたし。

お母さんは優しかったし、家族仲もそこそこによかったし。

全体的にいいおうちだったんじゃないかなと思っています。

 

 

私はお母さんによく似てると思うんですよね。

 

よく気づいて、いろんなことをやろうと思えばできちゃう。

だから役員とかいろいろ掛け持ちして、

仕事もしながら、家族のごはんも作って、家事もして。

 

もちろん今の私ともそっくりなんだけど、

どっちかというと、心屋知る前の私とそっくり。

 

 

 

人の顔色を読んで、できるだけ人を不快にしないように

調整して調整して調整して

自分の事は後回しで生きていく感じ。

 

…だったんだろうなー、と思っています(´・ω・`)タイヘン

 

 

 

で、そんなお母さん。

いい子だから、親の期待には応えたくて

会社を継いでくれるような人を婿として迎えて

家から出なかったんだろうなぁ。って。

まあ、結果的にそうなっただけなんだろうし、

いろんな利害の一致だったんでしょうけど、

 

私が中学生くらいの時、母親が

「嫁に行くのも大変だろうけど、実の親と同居も大変なんだよ」と

つぶやいたのを、わりと鮮明に覚えているので

 

やっぱりそれなりいろいろ思うところはあったんだろうな、と。

 

そしてやっぱり、子どもの方は、

親から言われた言葉にしばられたり。

自分の思い込みの都合のいいように解釈したり

そういうもんなんだって思い込んだり。

逆に反発したりっていうことがあるんだろうな、って思うんですよね。

(この場合の私の解釈は、婿養子な夫婦も大変なんだよなぁ。

そして、私も婿を迎える前提で話されてるんだなぁってね。

(ひとこともそんなこと言われてないのにね(笑))

 

 

それってどんな家庭にもある事なんですよね。

 

どんなにいい家庭に育っても、親の影響を受けている。

 

文章にすると当たり前の響きですね(笑)

 

で、それがまったく人生に支障をきたさないこともあるし。

なんだか支障をきたしちゃうこともある。

 

 

ーーー

 

でね、そういう。

親の言動が、子供の頃の自分に影響を与えて

今のあなたの問題を作ってるんですよ。

 

っていう話をしてね。

 

その構造を理解したときに。

 

 

次の不安を人って作っちゃうんですよね。

 

 

 

「私、子供がいるんですけど。

こんなふうに親の影響が子供に響くのなら、

どうやって子育てしたらいいのかわからなくなっちゃいました」

 

って聞かれる事が多々あるんです。

 

 

私、基本的にこう答えています。

 

 

 

どういう言動をしても

子どもは好きなように受け取ります。

 

ほっとかれた事を「放任してくれていい親だった」って思う子どももいれば。

優しく手をかけられた事を「ずっと自分では何も出来ない子扱いをしてきて不満だった」っていう人もいる。

 

それぞれ、その逆に思い込むこともある。

 

その子どもたちが、それを問題にしたくて勝手に問題にしちゃうんだから

そこを乗り越えたくて自分で勝手に、問題を作ってるんだから。

しょーがない。

 

 

信じてほっておくのも

手をかけるのも

がみがみ口を出すのも

 

全部、幸せになって欲しくてやってる事ですから。

 

 

全部よかれと思ってやっている愛情なんですから。

 

 

そんな質問が頭に浮かぶ時点で

「子どもに幸せになってほしい。そのためにはどうしたらいい?」

 

っていう、愛情の塊のようなお母さんなんだから。

どういう対応をしてもいいですよ。

 

 

ただ、どういう風に受け取るかは子どもの自由です。

 

 

 

ってねスキ

 

たぶん昨日の記事の感想をくださった方にはこれを言ってるはず。

 

 

ーーー

 

 

それでね。

 

 

 

ここからがまた大事なんだけどね。

 

そうであれ、どうであれ

原因探しなんかしなくて、今その場所からしあわせになったらいいんだよ?

 

 

ここまで書いてきたみたいにね。

しあわせな家庭で育ったけど、なんかモヤっとしているっていう人も。

 

そもそもけっこうひどい親に育てられて

恨みつらみが募って、抜け出せないって人も。

 

けっこうな根っこが見つかってすっきりしたけど

しばらくしたらなんかまだあるような気がして、まだ心の中を探してる人も。

 

 

それ、そのままで。

今この場所からしあわせになっていいからね?

 

 

いつまでも過去の事に執着しなくていいからね?

 

いつまでの「あの親のせいで」「あの環境のせいで」「せいで」「せいで」

って、蛇女のように呪い続けなくていいですからね?

 

 

 

もちろん、今の不調の原因を見つける事もとっても有効ですよ。

 

「過去に原因があったんだ!あの思い込みが自分を苦しめてたんだ!そっか!」

って気づけたら、

「それ、やーめよっ」

って止められるから。

過去の原因を探すのってとっても有効だけど

(もちろん、思い癖。というだけあって

「癖」なのでなんども同じトラップにハマりますが)

 

 

過去のどこかに原因があるから

自分は幸せになれないんだ!

 

って自分に呪いをかけて前に進まない人が時々いるからさ。

 

 

自分が悶々とふしあわせなのは

過去に何か原因があるからに違いない。

 

それを見つけて、きれいに消去するまでは

幸せになれないんだ。

 

 

っていう思い込みも

自分の首を絞める思い込みですからね。

 

 

自分がしあわせになるために

しゃーないから、自分にろくでもない思い込みを植え付けたあの人たちを

ゆるしてあげよう♡

 

 

って、過去への執着捨てちゃった方が

てっとりばやくラクになれたりしますからね。

 

 

これぞ!という「原因」を見つけたら

視界が良好になって、この悶々とした毎日から抜け出せるに違いない。

 

という幻想を抱いてきたあなたには残念なお知らせですが。

 

 

そんな「それさえ見つけたらしあわせになれるマスターキー」なんて

ないですから!

 

 

 

過去にばかり目が向いている人は。

今目の前にある現実で

好きな事、嫌いな事、やりたいこと、やりたくないこと

よりわけて、「今」を好きなように生きてみてくださいね。

 

 

 

手描きふうクローバーセミナーのご感想手描きふうクローバー

 

ここに来るまで勇気がいりました。
話を聞いていくうちに、自分の過去が整理されていくようで不思議。


イヤな人に対しても、なんだかその人のことを考えても楽な気持ちになりました。
自分は愛されてるんだ、と呟くことで胸が熱くなって涙がこみあげてきました。
何も考えず言った言葉なのに、不思議。

 

まずやりたいことをやろうと思います。
自分に許しをもらえたようで、過去も記憶も良いことが思い出されました。

 

なんだか明日から楽しみ。
来てよかったです。