月経周期は主に脳の視床下部、脳下垂体と卵巣ホルモンによって調節されています。このシステムは視床下部—脳下垂体—卵巣軸と言い、中枢神経系統からの指令も受けています。
これからは月経周期と視床下部、脳下垂体などの関係とそれぞれの働きをご紹介していきたいと思います。
ごく簡単に説明すると、女性の月経の仕組みは脳の視床下部というところから脳下垂体に指令が行き、その脳下垂体から卵巣に、そして子宮に指令が行くという感じです。
この流れが様々な原因で乱れてしまうのが婦人科系疾患の大きな原因の1つです。さわたや薬局で行っている周期調節法はその原因をしっかりと見極めながら、適切な時期に適切な働き、ある意味ではカラダが本来持っている『当たり前の状態』に戻していくことです。
そのような改善をするにもいったい自分のカラダでどのようなことがおきているのかをある程度知っておく必要があると思い、このような内容をお届けしようと思いました。
不妊症のある意味最大の原因でもあるストレスでホルモンのバランスが崩れるのは今回ご紹介するようなカラダの仕組みも大きく関係しているので、ぜひご一読いただければと思います。
☆ 視床下部の働き
性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)・・・視床下部から月経を調節する主なホルモンです。その効能は脳下垂体を刺激して、脳下垂体から放出される性腺刺激ホルモンの合成と放出を促進させます。
そして、この性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)は次のホルモンの放出を促進させます。
・ 脳下垂体のLHと言われている黄体刺激ホルモン
・ 脳下垂体の卵胞刺激ホルモン(FSH)
これ以外にも視床下部は不妊症とも関係が深い、プロラクチン抑制因子と言って脳下垂体からのプロラクチンの分泌と放出を抑制する働きを持っています。
次回は脳下垂体についてご紹介したいと思います。
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