撮影:2012/8/18
生き物探し、しりの尾が3本がカグロウの仲間でカワゲラの仲間は2本
中村先生が親切に教えてくれる。
夏の一日筑波山の北東斜面を流れる谷川で生き物さがしをします。
日時平成24年8月18日(土曜)
10時(受付は9時30分から)から午後3時まで
集合場所:茨城県霞ケ浦環境科学セン
送迎バス:土浦駅東口から当センタの送迎バスがご利用できます。
(迎え土浦駅東口午前10時20分発、帰り午後2時40分頃)
場所:筑波山(裏つくば(石岡市小幡)の渓流)
内容:午前渓流にすむ生き物探しと観察、午後周辺の森林観察
* 現地は山の中です。虫さされマムシとの遭遇なども無いとはいえません。あらかじめご承知ください。
土浦駅東口、送迎バスが着く前から怪しい雲、そんな悪天に熱心な参加者は欠席も無く、バスに乗込むとほぼ満席、自由研究の中学1年生が3人、参加を重ねると、顔見知りも多くなり、小学校4年生の二人は知識も能力の私以上である、参加予定の孫が欠席だが、今回は大勢の孫達が笑顔です。
現地は筑波山北側の湯袋峠、バスは国道6号バイパス、国道6号下稲吉交差点 ⇒フラワーパーク⇒ゆりの里⇒湯袋峠と走る、激しい雨は国道6号からしばらく続くがだんだん止み、フラワーパーク前を通過する頃には道路が乾き、この辺りは降った形跡がない。
現地は標高が高く、小粒も雨、バスから降り、元気に渓流へ向かう。
慣れない、沢歩き、ただ直ぐに子供は慣れてくる
現地、ちょっと広い? マムシの出そうな所、今日は大勢のワンパクさん、マムシの方から逃げ出す
なるほど、ここなら生き物は沢山いそうです、ところがサワガニ以外なかなか見つからない
普段触っていない虫、親しみを持たないと探せません、簡単ではない!
この林はスギ・ヒノキに囲まれ、アオキが見られ、雌雄異株で実がつくのが雌株、その脇にタマアジサイが咲く、葉が光っているのがヤブツバキ、縁に鋭い鋸歯のヒサカキ(雌雄異株)、、、よ探すとあるものです。
葉は対生、先はとがり、縁に鋸歯、両面とも短毛、近くにコアジサイが生えこちらは花期が早い。
飛び入りの福田先生の指さす方向は雌雄異株の黒い実、雌株のハナイカダ
ハナイカダの実 もー黒くなり、他の実は落ちてしまっている
花筏 ミズキ科 アオキやミズキ、ハナミズキ、ヤマボウシ、サンシュユも同じ仲間。
雌雄異株、雄花は数個、雌花は通常一個。写真は雄株ですよね!
茎から気根をだし、木や岩によじのぼる、葉は3出複葉、互生、全縁、先は短くとがり、基部はくさび形、裏面の脈の基部の褐色の毛がある。若木の葉は鋸歯、5~6月葉腋に円錐花序、黄緑色の花、今日は雌雄異株が多いがこれも。ウルシと同じくかぶれる。
奥久慈男体山の近くでウルシは盛んに植えられているが、登山者は入れない!ウルシと似たヌルデは葉軸に翼があって、こちらはかぶれないそうです。
ツタウルシの脇にテイカカズラ(定家葛)、ツタウルシもように木や岩によじのぼる、こちらの葉は対生、かぶれないよ!
写真は無いが、福田先生によると、ベニシダは最下羽片の後部第1小羽片が第2小羽片より短いか同じ長ならベニシダの仲間で、長ければイタチシダの仲間だそうです。早速今日から探してみましょう。
マムシも出ず、虫に食われたり刺されたる、怪我も無く、渓谷を抜け出しバスへ、すっかり真夏日である。