こんばんは
ママ獣医師の鈴木綾香です
今日は、月1回の九州中医薬研究会の日
毎回、色んな先生が講義してくださり、とっても勉強になるのですが、今日は、薬剤師でもあり、鍼灸師でもある徳島の大上先生の講義がありました
大上先生は、鍼灸をしながら、患者さんに応じて漢方も処方されてらっしゃるとのこと
私と同じだっ!
ということで、興味津々で、講義を受けてきました
鍼治療も色んな流派があるとのこと。
大上先生は、経絡治療をやられているとのことで、私の鍼の刺し方とは、やり方も少し違いましたが、とっても参考になりました
先生がどのように鍼灸と漢方を使い分けてらっしゃるかというと…
鍼灸は、外の病気(痛みなど)によく効く
漢方は内の病気(血を動かすような病気)によく効く
とのことでした。
確かにワンコたちの関節炎やヘルニアなどにも鍼は、とてもよく効きます。
鍼灸、漢方などの古典医学(東洋医学、中医学など)は、
身体のアンバランスを修正するもの
とのことでした。
古典医学の考えでは、少しでも100%から崩れたら、「病気」と呼ぶそうです。
私もよく言ってますが、西洋医学の検査では、まだ発見できない未病の段階で治すことが大事だそうです。
よく、「2-3日前に検査したときには何も問題ないと言われたのに、一気に具合が悪くなった」とおっしゃられる飼い主さんがいます。
それは、検査をした先生が見逃したわけでもなく、西洋医学だと「病気」にならないと気づけないわけなんです。
改めて、未病の段階で治すことの重要性を感じました。
帰りの電車で先生の出されてる本を早速三冊もAmazonでポチッとしました
ネットセミナーもやられているそうなので、今から温灸しながら早速勉強してみます
人での診療を参考にワンコにゃんこへの鍼治療技術をもっともっと高めたいです