可愛いクマのぬいぐるみが動いて喋る。
ってのは、孤独な子供の切なる願望だけど、
これは下ネタ、人種差別、ブラックジョーク満載のオトナの映画です。
(R15指定)
それにしても、周りの観客は若いカップルばっかだけど、
大丈夫かね?
オッサンになったクマのテッドは、
親友ジョンの仕事中に、ヒマだからと無理に呼び出し、
居候中のジョンの彼女の部屋にデリヘル嬢を呼んだり、
大麻は吸うわ、スーパーのレジで女に色目を使って腰を振るわと、
かなりタチが悪い。
ジョンの彼女が「あのクマと別れて!」
とキレるのも無理は無いと思うんだけど、
お互い無二の親友と思ってる。
男同士の友情ってこういうものなのかしら?
親友ジョンも意思の弱いダメんずで、
こいつに惚れてる美人のロリーもよく分かんないわー。
いつかは人間、子供時代とは決別すべし。
ってのがテーマだと思って観てたら、
結局、能天気なアメリケ~ン的ハッピーエンドで、
この3人、ひょっとしてこの先も同じことの繰り返しじゃ?
(ジョンの雷恐怖症は治ったみたいだけど。)
劇中出てくる映画ネタは、
E.T.(1982年)、エイリアン2(1986年)、フラッシュゴードン(1980年)、
サタデー・ナイト・フィーバー(1977年)など古め。
我々みたいに中高年じゃないとぴんと来ないよね。
案の定、若い観客には下ネタともども、
あんまり受けてなかったみたい(笑)。
旦那はというと、
例によって、B級っぷりが気に入ったみたいです。