電車でのマナー違反として挙げられるものに、化粧、食べる、携帯でしゃべるというのがあるが、私はどれも大して気にならない。
臭い化粧や、臭いが充満する油もんやこぼす恐れがある汁もんならやめてくれと思うが、化粧は見ていて面白い、食べるはおにぎりやパンならと思っている。
携帯でしゃべるは逆になぜマナー違反なのかがよく分からない。
車内で会話するのはOKなのに、携帯だとNGになる理由が分からない。
電磁波の問題は既に解決しているわけだし、あとは相手の声が聞こえなくて大声でしゃべってしまうことか。ただ、それは携帯という問題ではなく、大声で話すという問題。
こういったマナー違反と呼ばれるものの話は飽きたなあと思いつつ、読んだのがこの記事。さすが法律家。視点が常人をこえている。
マナー違反じゃ済まされない!電車でやるとアウトな行為7つ
2017年02月26日 21時00分 提供:シェアしたくなる法律相談所
■置石
私が子どもの頃、1980年(昭和55年)2月20日に京阪電車で置き石による脱線事故が起こっている。小学校ですぐにこの問題が取りあげられ、絶対にやるなと言われた。
事件を起こしたのが私の小学校の生徒というわけではないが、被害状況を考えるといたずらではすまないという教育だったんだと思う。
調べてみると結構古くからこの手の事故はあったようだ。どれだけ事故が起こっても、それを理解できないのがいるということなんだろう。
“『840万円で和解』京阪の置き石事故”
. 朝日新聞(朝刊): p. 26. (1987年11月17日) (wikiより)
5人分で4,200万円。しかし、実際の被害額はその10倍。負傷者もたくさん出ている。いたずらやヤンチャということばで済む問題ではない。
刑法では往来危険罪、汽車転覆罪、往来危険汽車転覆罪として、厳罰に処されます。例えば、置石をしたせいで列車が転覆して乗客に死者が1人でも出た場合、なんと法定刑は死刑もしくは無期懲役のみで、他に選択肢がありません。(引用)
最近の事情を把握してないが、起こらないことを祈る。
乗客はもちろん、鉄道会社の職員の被害も甚大であるので。
■車内喫煙
在来線はもちろん、新幹線も喫煙ルーム以外では全面禁煙であることがほとんどですが、トイレなどで隠れてこっそり煙草を吸うと、鉄道営業法違反の犯罪となり、科料が処せられます。(引用)
昔は吸える在来線の電車が割とあったのになあ。街中では禁煙でも、乗降者が少ない区間になると喫煙可になる電車もあったのになあ。
■走行中の電車のドアを勝手に解放
走行中の電車のドアを非常用コックなどを使用して勝手に開けることは、列車の運行の妨害となりますので、威力業務妨害罪として罰せられます。(引用)
ドアが手動で開けられるのを見た時は衝撃的であった。
降りるために自分で開けなければならないなど、考えたことがなかった。
そして、自身で開けないと電車に乗れないというのはさらに衝撃的であった。
ローカルならではの理由なんだろうけど、都会育ちには想像できない世界。
もちろん走行中ではないから、開閉可能なんだろうが。
これもいたずらやヤンチャで片付けられるものではない。
長くなったので、残りは改めてその2を書く。
<追記>
「やんちゃ」をカタカナ表記にしたのは、ひらがな続きで読みにくいと思ったから。
それ以外の意味はない。
なお、この言い方は私の中で嫌いな言葉の代表的な語彙。
これを言えば昔のことが片付くと思わないでもらいたい。
なお、言葉そのものに罪はない。
免罪符にように使おうとする人間がこのうえなく嫌いなだけである。