まず、
富士山は10月~6月までは絶対に登ってはいけません。
6月・10月でさえ冬山、
11月~5月は超冬山です。
山開きは7月1日なのですが、
雪かきをして無理やり登山道を開通させる
といったことが行われます。
ですので、
山開き前の6月は登山道に雪が残っているのが普通です。
そして、
富士山の初冠雪の平年日は9月下旬です。
初冠雪とは、簡単に言えば、
麓から見て雪が積もっているのが確認できた時
です。
10月にもなれば、雪がどんどん積もっていきます。
たまに、
12月や1月にスニーカーなどの軽装で富士山に登り、
滑落するなどして遭難する人がいますが、
はっきりいってこれは自殺行為。
アイゼン(靴底につける鉄の爪)やピッケル(バランス保持などに使う特殊な杖のようなもの)がなければ、
ベテランの冬山登山者でも滑落します。
冬の富士山では、
体ごと吹き飛ばされるくらいの突風が吹きます。
そして、バランスを崩して転ぼうものなら、
ほとんど氷と化した雪の斜面を一直線に滑落することになる
のです。
もちろん、ほとんどの方が命を落とします。
よって、
登山シーズンは、7月~9月中旬頃まで。
ですが、個人的には、
例年7月20日前後の梅雨明けまでは、天候が安定しないのであまりオススメしません。
かといって、
一般的には登山適期とされる、梅雨明け後からお盆まではどうかというと・・・
登山者が殺到しすぎて、
まるで週末の新宿並みの大混雑になります(特に週末と祝日)。
私が考えるベストシーズンは、
8月下旬から9月初旬です。
これは、混雑ぶりがマシになるというだけではなく、
他のリスクもある程度避けることができるからです。
続き は次回です。

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