【日本経済新聞の記事より】
家族らから指摘されないとなかなか気がつかない「いびき」。
熟睡しているから大丈夫と放っておく人も多いが、
高血圧からくる心疾患や脳梗塞、鼻の病気など様々な疾患が潜んでいることもあります。
「危ないいびき」の見分け方を専門家に聞きました。
いびきの音が大きいと、その分、病気の可能性が高くなります」。
千葉大学の巽浩一郎教授はこう警告しています。
いびきは睡眠中の呼吸がうまくできていない場合に起こります。
酸素が足りず息苦しくなると、
むりやり一気に吸い込んだ大量の空気が狭くなった気道に流れ込み、音が出ます。
気道が狭くなればなるほど、
吸い込む空気が増えれば増えるほど、いびきは大きくなります。
「いびきをかいているときは頭が起きている」からやっかい。
人間の体は睡眠中に副交感神経が主に働いてリラックス状態にあるが、
いびきをかいているときは一生懸命呼吸をしているため、
日中と同じように交感神経が活発になります。
いびきが大きいと自律神経のバランスがより崩れ、
血管が収縮しやすい方向に働き、高血圧になりやすい状況に。
米国の疫学調査では、
高血圧症のなりやすさは毎日いびきをかく人はそうでない人と比べ
男性で1.9倍、女性で3.2倍という結果になりました。
高血圧症が何年も続くと、
心筋梗塞や脳梗塞といった血管系疾患の発症リスクを高めます。
巽教授は
「軽い脳血管障害や脳卒中からいびきにつながるケースもある」と指摘しています。
神経機能がうまく働かず、気道を広げられなくなったり、
呼吸のタイミングをコントロールできなくなったりして、
変な呼吸になっていびきにつながるといいます。
「いびきは体の不健康のサイン」と、
しらとり台耳鼻咽喉科の石塚洋一院長(帝京大学名誉教授)が言うように、
ほかにも潜む病気があります。
アレルギー性鼻炎など鼻の病気です。
アレルギー性鼻炎になると、鼻がつまって鼻呼吸が難しくなり、
就寝中に口で息をするようになります。
口は鼻よりも大量の空気を吸い込むためいびきが出やすい。
花粉症の人の中には今の季節だけいびきをかくという人もいます。
いびきは、疲れているときやお酒を飲んだときに、
気道を支える筋肉のゆるみから一時的に発生することもあります。
石塚院長は、「慢性的ないびきでなければそう心配することはない」といいます。
まずは、ご自身がいびきをかくか、ご家族に聞いてみることですね。
ひとり暮らしの方は、録音するなどの手段が必要ですね。
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