ご本人もそうですが、ご家族の方々も朝からお忙しくされたことでしょう。
また、ヘアメイク、着付けを生業としている方は一年で一番忙しい一日だったことかとお察しいたします。
本日はPTA代表として、我が学区の成人のお祝い式に紋付袴にて出席してきました。
京都は、其々の学区独自でも成人のお祝いを主催しているところが多いのです。
昔と比べるとたくさんの小学校が統合されましたが、当時通っていた小学校ではない
ところでお祝いをされている成人の皆さんもいるかもしれません。
さて、我が学区は、古くから室町界隈の問屋筋、メーカーさんの職先として染の職人の町としてたくさんの染色工場が立ち並ぶ学区なので、今年のお衣裳を拝見しましてもニュースで見るようなびっくりするような振袖はひとつもなく、見ていても大変心温まるような気持ちにさせられました。
世間では振袖の新規購入率というのがすざまし勢いで減少しているようです。
今では圧倒的にレンタル品だそうです。
藤工房に振袖のご相談にお越しになる方はほぼ8割がたお母様、おばあちゃんのお召しになっていた着物を着用したいというご希望になるわけですが、おそらくここ数年で思い起こすと急激な増減はないように感じます。
着物離れと言われていますが、友人の結婚式に着物姿というのはここ最近非常に多くなってきていると思うのですが、逆に購買率が下がっているというのが非常に残念です。
振袖は成人式用の衣装ではなく、未婚の女性の第一礼装なのだからまだまだ着用する機会はあるのだから、もったいないといわず、先のことを考えて帯だけでも新調するなどの工夫を凝らしていただければなあと思います。
にほんブログ村