震える手を握り締めて。 | ふ〜ふの交換にっき

ふ〜ふの交換にっき

柴田楓と内田彩菜が交換にっきをやってます。

***昨日のブログと一転変わり、今日はホラー要素が入っているので心臓の弱い方はお気をつけて下さい***





体調が悪く、なかなか寝付けず昼間に少ししか仮眠をとれなかった。
そのおかげであやさんをだいぶ待たせてしまった。

昨日に引き続きネタ作りをする為に私はあやさんが待ファミレスに向かった。

脳ミソが覚醒しないのと、体のダルさで500メートルもない道のりが恐ろしく長く感じた。


あやさんと合流しファミレスのコーヒーを飲みながら小一時間ダラダラと過ごす。


ネタも思い付かずイライラしだした私はあやさんに提案した。

「私の大好きなホラー小説を読んでよ」


その言葉が今回の引き金になった。

あやさんは嫌々ながらも私の読んで欲しいと言った「四つの顔」を読んでくれた。

このストーリーは...
疲れると人の顔が四パターンに見える
誰もいないはずの部屋の隙間から顔が覗く
その話を聞いた主人公も最後はその顔が見える。


というストーリー。
私の大絶賛のストーリーだったから感想をまつ私。
だがしかし、何度聞いても「怖かった」しか言わない。
もっとあ~だこ~だ感想を欲しいのに怖かったしか言わないからイライラしだしたら
あやさんが語りだした


4日前に起こった事がそのストーリーと私に起こった事が似てて怖くなったの。
私の部屋ってさ、暑いでしょ?だから玄関の扉を開けてドアチェーンで繋いでレンガを挟んで風通しをよくしたの
久しぶりに涼しく寝れたんだけど、夜中にいきなりねっとりとした視線を感じて目が醒めた
よく見るとその扉の隙間に四つん這いみたいな形で低く姿勢をとった男の人が覗いている...と。


だからホラー小説なんて読みたくなかったんだよ。

しかも昨日家に帰った時、玄関の扉にキーケースごと鍵を付けたまま丸一日開けて(一昨日は楓宅にお泊まり)たから余計怖い。

キーケースごと扉に付けてたと分かった時、あやさんは怖くて私と電話しながら家に入った。
うら若き乙女の家に不審者が進入してたら大事件。


一連の話を聞き、時間も時間だったので怖がりながらも笑って毎日の日課ショールームをした。
ショールームを終えて今夜もかえ宅に泊まるからあやさんとファミレスを出たら

悲しそうに「関西に行かないで」と言い出した。

いやいや私の年に二回の楽しみを奪うんじゃねぇ!!!!
あやさんが真剣に「帰って欲しくない、怖い」と言うので、関西帰省を邪魔されない為に対策を考えた

そうだ、あや宅に盛り塩をしよう!と提案する。
いい考えだ私ってなんて天才!
あやさんの怯えなんて無視してあや宅へ向かう私達。
私の提案は凄い発想だ、あやさんがなんかあっても守ってやろうとさながら騎士の様な気分。

ご主人様を守るワン!ワンワン!
大股で歩くプリチーコーギーかえちー!


初めは意気揚々と歩いていたがあやさんの不安と怖さが伝わってきて次第に私も怖くなってきた。

ガクガクブルブル

途中で心霊現象に詳しい友達に電話し、軽い対処法を聞く。

あや宅へ向かうのがこんなに恐ろしく、普段なら遠くてブーブー唸ってたのに近く感じすぎて怖い。

100均で粗塩を買い、コンビニでカップ酒を買う。

あや宅は目の前にコンビニがありそのコンビニでグビグビとカップ酒を煽る。

マンションの壁を見上げると
様々な部屋がある。

キチンと整理整頓された部屋、雑多で清潔さなんて微塵もない部屋

たくさん人も部屋もあるのに
何故あやさんの部屋でこんな事が起こったんだろう。


犬のフンを踏んで腹立つ日や、一万円を拾って狂喜乱舞の日もある。

そんな日常に潜むひとつの出来事。
もしかしたらその覗いてたモノはあやさんの脳内で産み出した妄想かもしれない
もしかしたらその覗いてたモノは不審者だったかもしれない
もしかしたら本当にこの世ならざる心霊現象かもしれない

もしかしたらもしかしたらもしかしたら..


あやさん「かえち、私怖くないからかえちはコンビニで待ってて」

私の怯えをあやさんは感じ取り、そう声をかけてくれた
でも私は忠犬かえちー!!!

かえち「着いていく!不審者がいたら私があやさんを守る!!」


あやさんはそれでも引かず大丈夫だから本当に、それなら玄関の外で待っててと言う。

決意のついた私は無理矢理着いて行った。


部屋に入ってみれば、いつもとなんら変わらないあや宅
盛り塩をし、荷物をカバンに詰めてかえ宅への用意をする。
やっぱりここは暑い。息苦しい。
元来汗かきな私だがそれでも異常な程汗をかく。
あやさんはいつもまったり行動する。
急かしてはいけない、忘れ物をしないため
コンタクトは持った?下着は持った?何かあったら逃げなきゃいけないから運動靴履くんだよ。と焦りが伝わらない様に優しく言う。

荷物も詰め終わり出ようとした時に、あやさんはまた窓の鍵を閉めるのを忘れる

おいおい!!!!

運動靴を履いていざ外へ飛び出す


残りのカップ酒を二人で呑みながらかえ宅へ向かう

殆ど無言で、早足で、お互い汗をかきながら。


もう私の家まで300メートルに近ずいた時

あやさん「かえちー、手繋いごう」

いつもの私なら、ただでさえ暑くて汗でベトベトだから即拒否する
でも今日は私も相当震えてて緊張してたからなにも言わず手を繋いだ。


手を繋ぎながら夜道を歩く

手を繋ぐなんて久しぶりだ
手を繋いで歩くとじょじょに私の緊張もほぐれてきた

あやさん「昔よく妹と手を繋いでたな、いつのまにかそのポジションがかえちになってた」

かえち「あや姉妹は仲良しだもんな」

あやさん「相方って不思議だね♪」

かえち「なんで?うまくいけばずっと一緒にいれるから?」

あやさん「うまくいけばとかそんな事じゃなく、向き合おうと努力できるじゃない」



その言葉は私の心にストンと入ってきた。
いつも私の言う「恋人でもなく友達でもないのに大切な存在が相方あやさん」の本当の意味に今さら気付かされた。

私は友達や恋人の嫌な面を見ない
向き合おうと努力しない
嫌な事があると関係を終わらす

そんな私が唯一向き合おうと
向き合いたいと強く願うのがあやさん。

恋心もなく友達に求める面白さもないけど
何故か死ぬまでソバにいる気がする。


怖くて震えてた私はその言葉と握りしめた手で満足した。





関西帰る前にどんな爆弾投下してくれるねーーーーーーん!!!!心配で寝れんやーーーーーーん!!!!


(そんな事はなく私は大阪ミナミの町で狂った様に酒を浴びるだろう)



ライブ情報!!!


8月28日
DDライブ 八推し

渋谷シアターD

18:30開場
19:00開演

2000円

受付でふ~ふを観に来たと言ってくださいねん!

Information'

「気分は緋村抜刀斎!HiSuiTokyo抜刀編」
http://www.kita-colle.com/m/content/11256/

「想いよ届け!恋の和紙作り.恋文かきませう」
http://www.kita-colle.com/m/content/11251/

キタコレ!瓦割り漫才の本ネタになった記事を載せてるので見てね♥
http://www.kita-colle.com/m/content/11106/

キタコレ!
『銀座「薬剤師カフェ」で惚れ薬は処方してもらえるのか?』
http://www.kita-colle.com/m/content/11103/

キタコレ!
ひまつぶしに女子力高める陶芸でもやらないか?」
http://www.kita-colle.com/m/content/11133/

キタコレ!
「潜入!食品サンプルはこうして作られていた」
http://www.kita-colle.com/m/content/11134/