本を読むのが好きです。
氣になったことばは
思わずメモしちゃうタイプです。
それを時々読み返して
自分の中に浸透させている感じ。
久しぶりにこの本を手にとりました。
- 旅をする木 (文春文庫)/星野 道夫
- ¥500
- Amazon.co.jp
いくつも いくつも響くところはあるけれど、
一番のお氣に入りはこちら。
「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。
たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を
一人で見ていたとするだろ。
もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちを
どんなふうに伝えるかって?」
「写真を撮るか、もし絵がうまかったら
キャンバスに描いて見せるか、
いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな」
「その人はこう言ったんだ。
自分が変わってゆくことだって・・・・・・
その夕陽を見て、感動して、
自分が変わってゆくことだと思うって」
震えるほどに心が動いたり、
叫びたいほどの衝撃を感じたり、
そうやって細胞が感じたことを
素直に響かせてゆく。
それは笑顔だったり、
誰かにちょこっと声をかけることだったり、
ほんの少しのことから、始めてみる。
そんな大人が増えていったら
世界はますます幸せに満ちてゆくのだと
そう思います。