★【災害時こそフルーツ】1 | 中野瑞樹『5300日フルーツ物語』the Japanese Fruitarian

中野瑞樹『5300日フルーツ物語』the Japanese Fruitarian

元東大教員 体を張るフルーツ研究家
Mizuki Nakano Official Blog
”Let's pass cleaner batons to the next generation by eating fruit!”

この度の北関東の水害で亡くなられた方々には心よりご冥福申し上げます。ご遺族また被災された皆様には、心よりお悔やみ申し上げます。

3.11当時、私は東京に住んでいました。
翌日から、スーパーやコンビニの風景が一変しました。
食品棚から、飲料水、ジュース、菓子パン、お菓子、インスタント食品などが消えたからです。
特に飲料水の確保のために、みなさん必死でした。

一方で、生ものだからとフルーツや野菜は敬遠されました。
2011年当時、既に水を飲まない果実だけ食の実験生活に入っていたので、ほとんど私だけが山のように残っていたフルーツを選り好みして買っていました。

多くのフルーツは85%以上が水分です。スイカ、イチゴ、モモ、ナシなどは、約90%が水分です。非常時には十分な水分補給源になります。しかも、飲料水とは異なり、糖類、食物繊維、アミノ酸、ビタミン・ミネラルなど、各種栄養が豊富に含まれる、『総合食品』です。

さらに、フルーツは調理が不要です。
火も要りません。
味付けも要りません。

ナイフ一本あれば皮を剥けば安全に食せます。
そのままかぶりつくこともできます。
ミカンやバナナなら、簡単に皮が剥けます。
輸入柑橘類を除けば、残留農薬はほとんど心配ありません。
農林水産省が勧めている通り、水洗いすればいいだけです。
果物や野菜を洗ったり皮をむいたりする必要はあるの?/農林水産省

避難所生活が続くと、お菓子やインスタント食品が増え、栄養のバランスの悪さ、特にビタミン・ミネラル不足を指摘されることがありました。
調理せずとも食べられるフルーツは、ビタミン・ミネラル補給源として、非常時こそ有効な食品です。

非常時にはフルーツは水代りになり、ビタミン・ミネラル・食物繊維の補給源になることを多くの方に知って頂きたいです。






2011年3月、都内某スーパーで撮影

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