私の海外生活も通算でもうすぐ20年になろうとしています。
若い頃は、日本と違う文化や風習、食べ物などの初体験に
新鮮でワクワクしたものですが、、、
昨年の冬に日本に帰って、
日本の良さを再確認したといいますか、
やはり日本はいいなぁと。
日本に戻りたいなと強く思う今日この頃です。
今私が暮らしているサンパウロは
日本の真裏にあって、時差12時間。
季節も間逆で、今は冬です。
標高800mに位置していますので、
気温の変化が激しいのが
最大の特徴のひとつでしょうか。
冬の時期の気温は、寒い日で、最低8℃、最高13℃くらいですが、
すぐに最低12~13℃、最高23~25℃に変わります。
毎日の気温予測チェックがかかせません。
で、この1日の気温の変化予測を見ていて気付いたのですが、
最低気温になる時刻が日本と違うんです。
日本は大抵朝方4時頃に気温が最低になって
それから少しづつあがり始めますよね?
こちらは、朝6時から7時頃が最低でそれから上がり始めます。
それに驚いて、
「なんでかなぁ」、
と不思議に思って考えていたら、
遠い、遠い昔の事を思い出しました。
小学5年生か6年生のある日の理科の授業で、
先生が、なぜ最高気温は正午ではなく、
午後2時頃になるのか、説明していました。
その先生、本当に知らなかったのか? あるいは、
まだ私たちが理解するには難しいと判断されたのか?
次のような曖昧な説明でした。
『正午を過ぎてもまだ太陽には地球を暖めるに十分な余力があるから』
この話にはまだ続きがあります。
中学生になり、
やっぱりある日の理科の授業の時に理科の先生が、
なぜ最高気温は午後2時頃になるのか、知ってる人?
と聞いて来ました。
私は真っ先に手を上げてました。
それで上のように答えました。
すると、理科の先生は、『フフッ』と笑って、
『何を言っているのか良く分からないが…』、
と、一蹴され、大恥をかいてしまいました。
その後、その先生は、なぜ午後2時に気温は最高になるのか、
説明してくれました。
非常に明快でかつ科学的で納得のいく説明でした。
子供ごころに、
なぜ小学校の先生はあんな説明をしたのだろうと不思議でした。