※怖い系の話が苦手な人は、ここで引き返すように。
最近は、ケータイのゲームも様々なものがある。
シンプルなものから、かなり凝ったものまで、その種類は数えきれぬ程だ。
そして、多くのゲームは、簡単なコミュニティ機能も付いている。
要するに、コメントやメッセのやり取りである。
そう、これは…。
あるケータイのゲームで知り合った女性の話。
ちょっと手が空いた時に重宝するケータイのゲーム。
頻繁にやるわけではないが、たまに気の合う相手と出会う。
その女性も、たまたまケータイのゲームを通じて知り合った。
最初は何気ない挨拶から始まり、日常会話へと広がり、
毎日短いけど互いにコメントを残すような仲になった。
しかし、ある日を境に、コメントが返ってこなくなった。
最初はリアルが忙しいのだろうと気にしていなかったが、
あまりにも音沙汰がないので、冗談半分で「生きてるか~?」とコメントを残した。
相手の反応がない場合に、よく使う台詞のひとつだろう。
が、やはり返信はなかった。
ゲームやめちゃったかな~。残念。
そんな思いを抱きながら過ごすこと数日。
ゲームにログインしコメント欄を開くと、見慣れた名前が目に飛び込んできた。
「おっ、ようやく復帰したのか」と喜んだのも束の間。
その内容に愕然とした。目を疑った。
「死んだよ」
たったの四文字。
無機質な言葉だった。
それが彼女自身の返信かは判らない。
だが、それ以降二度と返信はなかった。二度と。
※勿論、これはフィクションです
真夏にやれ、バカヤロー
いや~、ふと思い浮かんだので書いてみた
確かに季節外れではあるけどね
まっ、いいじゃない