イレッサ中断~放射線治療へ | 一トローンボン吹きの肺がん対峙記

一トローンボン吹きの肺がん対峙記

初期の肺ガンが見つかって手術。その後2年半経って再発、放射線治療。7ヵ月後に副腎転移。標準治療、標準外にかかわらず最適な治療法を模索し続けるアマチュア・ジャズ・トロンボーン吹きの記録。

「東北大学病院」のセカンドオピニオンと
「UASオンコロジーセンター」診察結果を持って、
先週2日の赤十字病院の診察を受けた。

結論から言うと「UASオンコロジーセンター」の
ピンポイント放射線治療を受けることになった。
「東北大学病院」のセカンドオピニオンについては
主治医も自分の方針を追認してくれていると納得していた。
ただ前にも書いたように放射線治療も
選択肢としては可能性があると話していただいたことも
ちゃんと手紙の中には盛り込まれていたようだ。
横から主治医が読んでいるその手紙を見ていたが、
かなりビッシリと書かれていた。
多分先々週お聞きしたことを全て丁寧にまとめていただいたようだ。

一方「UASオンコロジーセンター」の方の手紙については、
これはセカンドオピニオンとは違いますね、と言われた。
確かにセカンドオピニオンではなく
診察・治療方針報告ではあった。
しかし、それは以前に再発に対する治療を受けており、
その後の経過診察の意味合いもあったので当然のことではある。

なにはともあれ、各々の意見を聞いて判断した結果として、
今回は放射線治療を受けたいという希望を伝えた。
主治医は「標準の治療ではないのでお奨めはしません。
しかし、そのことを十分理解して決断されるならば、
自己責任において治療を受けて下さい。」と許可してくれた。
「一番まずいのは、標準ではないことを理解していなくて、
標準外の治療の方が良いと言い含められて受けることです。」
とも付け加えられた。

その後、放射線治療を受けた後の診察について尋ねたところ、
継続的に経過を見るため、来年1月に診察予定を入れることになった。
診察前には血液検査とレントゲンを受けることにした。
鹿児島では放射線治療が終わってから3ヵ月後に、
PET/CTで治療結果と他部位への
再発、転移の有無を確認することになっている。
その間は1ヶ月毎に名古屋で赤十字病院の診察を受けることになるだろう。

そしてイレッサは12月1日の服用をもって中断。
放射線治療開始までは体からイレッサの成分を抜くことになる。
昨年9月の服用開始から1年3ヶ月。
無増悪生存期間中央値より少し長く使えたが、
イレッサローテーションで次に使う時までお別れとなる。
本当にEGFR変異のある患者には十分な恩恵がある薬だ。

ところで鹿児島「UASオンコロジーセンター」での治療は13日から約2週間。
この選択が今後どんな道を進むことになるのか今はわからない。