以前に書いた”ミートローフ”がご縁でお二人の方がご自身のブログの中で我が家のブログをご紹介してくださいました。
こんなことは初めてなので、とっても嬉しいですでもその反面、ちょっと気恥ずかしいような・・・・
のんたさん、kugenuma-m-stationさんありがとうございました。
さて、3月3日は桃の節句でしたが、皆さんはどのようにお過ごしでしたでしょうか?
今年のひな祭りは丁度日曜日と重なったことでもあり、いつもより少し手をかけることも出来るので、数日前からメニューを考えたりしていたのですが、残念ながら用事ができ、当日は朝から出かけていました。
帰ってきたのもかなり遅くなってしまい、このまま一日が終わるのは何となく寂しい感じで・・・
ならばせめてお菓子だけでも、と思い急遽夕食作りと平行してわらび餅を作りました。
我が家のわらび餅は、実は”わらび粉”を使うのではなく“タピオカスターチ”で作るものです。
本来わらび餅は、よく練り上げたものを型に入れ蒸して作るのですが、我が家では電子レンジだけで作ります。
この方法は、もう20年ほど前にお餅を電子レンジで作るという雑誌を見つけたのがきっかけでした。それ以来その作り方を参考に、お餅に限らずわらび餅、お団子等々いろんな和菓子作りに挑戦しています。
最近では、レンジを使って作る和菓子の本を出されている方もあり、あまり珍しいことではなくなりましたが、我が家が始めた頃はなかなか画期的な作り方でした。お陰で、ニュージーランドにいるときにも手に入る材料と電子レンジを駆使して色々作ったので、あまり和菓子には事欠きませんでした。
でも、和菓子屋さんが聞いたらこれは和菓子ではないといわれるかもしれませんが・・・
さて、このタピオカスターチは、わらび粉同様粘りの強い生地に仕上がるのと、わらび粉に比べると安価なので、日本に帰ってきてからもわらび餅を作るときにはこの粉を使っています。ただし、わらび餅独特の風味にはちょっとかけますが・・・そこは、黒砂糖を使うことで解消しています。
とどのつまり見かけは同じようですが、全く別物なので”わらび餅””と言い切ってはいけないかもしれませんね。
これを作るときには、かなり力を要します。この練りが悪いと、時間がたったときに粘りがなくなりぷつんぷつんと切れた感じになってしまい、おいしさが半減します。そのためよくよく練るのがポイントです。
このこつさえ習得すれば後は至って簡単なので、是非お作りになってみてください。
タピオカスターチのわらび餅
材料 12x15cmの流し箱1個分
きな粉 適量
タピオカスターチ 100g
水 160cc
白砂糖 220g
熱湯 100cc
作り方
1)流し箱に水を入れ、すぐに捨てよく水切りし、型全体にきな粉がつくように振りかけます。
2)ボールに黒砂糖と白砂糖を入れ熱湯を注ぎ、よく溶かし漉しておきます。
3)別の耐熱製のボールにタピオカスターチと分量の水を入れへらでよくかき混ぜます。
4)2)のボールに漉した砂糖を加え、ボールに蓋をするようにラップをぴったりとかけます。
5)電子レンジにラップをかけたボールを入れ、5分したら一度取り出し、少し固まりかけた部分と水っぽい部分が混ぜあわさるようにへらでよくかき混ぜます。
6)ボールに再度ラップをかけ、さらに2分ほどレンジに入れ、前回と同じように混ぜます。前回よりも固まり粘りもありますがよく練り、
もう一度ラップをしてレンジに2分ほどいれ、取り出したら、透明感が出るまで力を込めてよく練ります。この時あまり粘りが出ないようなら再度レンジに入れ練ります。
7)練り上がったものを、きな粉を振った流し箱に入れ、角まで行き渡るように水で軽く濡らした手で上から押さえるようにします。
8)上にもきな粉を振りかけ、そのまま室温でさめるまで置いておきます。
9)さめたらお好みの大きさに切り分け、切り口にもきな粉をまぶしつけます。
*容器に入れておく場合には、完全にさめてから蓋をしてください。そうしないと水分のためコシがなくなり、きな粉も水っぽくなりおいしくなくなりますので気をつけてください。