幻のパンフレット | 夢のかたまり

幻のパンフレット

昨年、THIS IS ITが全世界同時公開された時、劇場で「パンフレットは作っていません」と言われた。
なんでー?作れば絶対売れるのに。

がしかし、どうやら作っていなかったのは日本サイドの問題だったようで、全米では売られていました。

TIIパンフレット

東京タワーで開催されていた、「ライフタイムコレクション」にて購入。2,000円なり。
ライフタイムコレクションのオフィシャルブックもあって、中を見せてもらったんだけど、それよりはこっちの方が断然いい。

「THIS IS IT」にかけるMJの思いがヒシヒシと伝わってきます。
あ、もちろん全編英語ですが、わかりやすく書かれているのでたぶん読めると思います。

その中から、いくつか勝手にピックアップして訳してみました。
わたし、普段ビジネス文書しか訳してないので、実はこういうのはちょっとニガテなのですが、
なんとなく雰囲気をつかんでいただければ、と思います。


TIIパンフレット


”何が彼をステージに戻ってこさせたのか?それは彼の子供たちである。
彼はプリンス、パリス、そしてブランケットの3人に、彼らが今までに観たこともない本当に貴重なものを見せたかったのだ。

ロンドンでの記者会見のあと、ランディがマイケルに
「なぜ今なんだ?なぜこのツアーをやろうと決めたんだ?」と聞くと、彼はこう答えた。
「面白い質問だね。僕は家族のために12年間を費やしてきた。僕の子供たちは僕が何をしているかを理解するのに
十分な年齢になったし、僕だってまだツアーをやるのに十分な若さがあるからね」

TIIパンフレット

彼の最後のリハーサル、6月24日のステイプルセンターでのマイケルは本当にすごかった。
彼は力がみなぎり興奮していた。彼は楽々と歌って踊っているように見えた。
彼の側近たちには、彼が本当にやる気がみなぎっているように見えた。

TIIパンフレット

ランディはこう語る。
「僕らはみんな鳥肌が立ったんだ。彼は本当に素晴らしかった。その夜の最後に、彼は僕の肩に手を回しこう言った。
"僕をここまで連れてきてくれてありがとう。僕はもっとやれる。できるってわかってるんだ"ってね。」

彼は本当にやり遂げただろう。疑う余地もない。"

TIIパンフレット



”ロンドンは始まりに過ぎなかった。元々は31公演で、プリンスが持っている記録よりも10公演多くなる予定だった。
しかし、待ちわびたファンの数は想像を超えていた‐すでに160万のチケットが先行発売で売れていたのである。
「マイケル、もう一般発売するチケットがないよ。どうする?」とランディが聞くと、マイケルはこう言った。
「じゃあ50公演やろう」と。”


ここで出てくるランディは、マイケルの兄弟ではありません。プロデューサーみたいな人です。

なんとなく、こんなようなことが書いてあります。あとはMJ航空の仕掛けとか。
セットリストが載ってなかったような気がしますが、映画「THIS IS IT」の中で披露された曲よりも多くやるはずだったみたい。

読めば読むほど気持ちが伝わってくる、まるでスルメのようなパンフレット。
宝物にしたいと思います。

ただね、製本が甘い。開くとバリバリいう。そのまま壊れちゃいそう。保存用にもう1冊買えばよかった。
家に帰るの待ちきれなくて、途中のマックで読んでポテトこぼしたりしちゃったし汗

ちなみに、「2,000円」と貼られた値札シールの下には、うっすらと「$12.99」と書かれている。
・・・・・・・・けっこうボッタくってない?