再会、再会という言葉を何度も書いていますが、
昨日は、わたしの大好きな作家さんに一度ならず、二度めに
偶然にもまたお会いできることに。
２年前のその時にも、
サガンという生き方、を書かれた頃で、
ココ・シャネルという生き方、その他の著書も全部読んでいる
位の大ファンともいえる私。
今回再会？の
そのキーワードにもなった人、マリリン・モンロー。
なんとなく世間一般のイメージでは頭の軽いブロンドで
男性のセックスシンボルみたいな印象が強いのかもしれません。
その存在を越える人は未だいない程の、大スター。
わたしも彼女のことをよく知らなくて、
好きでも嫌いでもない人みたいに思っていたのですが、
真実を知っていくと、何とも引き込まれる要素のある人と
いうのが納得いく感じ。
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を読んで、自分が思っている
創り上げられたイメージとは真逆の繊細な一人の女性を知りました。
撮影恐怖症で、極度に人前に出る際には緊張してしまう人柄。
私生児で育ったという孤独な少女時代。
（詳しくは祖母も母も精神を病んで彼女を育てられずに施設や、
親戚に預ける。）
誰からも愛されていないと、常に感じる不安定な性格。
いつだってマスコミには、そのままの自分の声は届かない、
心の声を届けても真剣に扱ってもらえず、
来る役は、セクシーな役柄ばかり。
見た目の印象とは真逆の繊細で純粋な優しい人柄。
女性は彼女を遠ざけ、いつも彼女の危険性を話し合ったという、
マリリン自身も
「１４歳の時から私は女をいらだたせるパワーをもっていたの」
といっていたよう。
マリリンの域に及ばなくても、
そういう類の話は日常でも見聞きするような場面は多々あって、
女性同士とは、どこか仲間同士であってもそういう比べる性質のような
ものを持っているのかもしれないな、と。
実際には自分も、そういうことに巻き込まれたりも、嫌いなので
なるべくなら、
嫉妬したり、面倒くさくない感じでいたいけれども、
多少、写真のイメージだと、ちがうように言われる事も
本人の意図とは違うところで起こる勝手なイメージによるもの。
きっとマリリンはこの美しさのせいもあって、
計り知れない誤解も、寂しさも経験したのだろうな、と思う。
こんな風に感情移入してしまうくらい、
山口さんの言葉（文章）はいつも読みふけってしまう、のです、笑。
普段本を読みながら、作家さんを想像することは少ないのに、
山口さんは、はじめからどんな人なんだろう！？
と思っていたもので。こんなに幾度か会えることも嬉しい。
内心、きゃ～！の感じだったのですが。
いや、全然隠さずにそのままバレていたはずです、笑。
マリリンが亡くなる年に製作に入り、完成しなかった映画を
みながら、（これとても綺麗で、ひっくり返りそうな感じでした）
マリリン５０周年追悼、の思いもこめてのトークショー。
昨日は丁度８月５日というちょうど５０年にあたる命日。
著者の山口さん本人が解説しながら、進行。
これがまた視点が物凄く、響く言葉と映像もかねてなので
かなりの贅沢な気分。
シャンパンに、ワインも、素敵なデザートまで頂き・・
優雅な進行でした。
集まった女性達のそれぞれの、マリリン度！チェックも楽しく、
あるな、確かに自分の中にもそういうこと、
というような場面も。
皆がよく知るマリリンモンローらしい姿よりも、
彼女自身が一番好きだといっていた頃の写真だったり、
参考にされた写真集など惜しげなく見せていただいたり、
そこには私も知らないマリリンモンローも、みたことあるモンローも
いっぱい。
比べてみれば、演じている顔と、素の顔は歴然と違っていて
こんな風にみたり、感じたりすること自体も
なかなかないもの。
山口さんから教えていただいたエピソードでも
モンローは盲腸の手術の際に手術着の中の自分のお腹に
執刀医宛の手書きメモを貼っており、
そこには
「とても重要なことなので、手術前に必ず読んで下さい。
切るのは最小限にしてください、私は女なので女であることが大事なこと
あなたにも子供がいたらわかりますよね」
と、書いたんだそう。
とてもチャーミングな人だったことが分かるもの。
こうして、山口さんのおかげで私の中のイメージはまるで
違うものとなり、知らなかった要素を何だか真っ直ぐに知れた気分。
山口さん、作家さんとはいえ、女優さんのように綺麗でおしゃれな人
でもあり、
女性であること、を楽しんでいる方。
そういう人がやはり、私も好きで。
いや、大好きで。
何よりも嬉しかった、山口さんからのこの言葉！
むかし、所謂みえる人からも言われたことがあるこの言葉。
綺麗なワンピース！とか、いわれるよりももっと嬉しい
何よりも贅沢な気分！
なんと私は２年前にも
こんな言葉を頂いていたのです。
びっくりするくらいに、しかもそれば偶然のように前日にお知らせ
頂いたことがきっかけで、とか、昨日も急なご招待でした。笑。
あえてどうのこうのもしないのに、またこうしてお会いできてしまい
とても嬉しくて、このところの私の再会ブーム、
本当、加速度ましている？？
それにしても、
山口さんの言葉、今も脳に残って離れない言葉も。
しかも表現がまた素敵過ぎた。
ギャラリーもまた素敵だったし。
色々な意味で、見た目とみられ方のギャップって本人とは別の世界
を創りあげるものですが、
きっとありのままの自分を受け入れてくれて、
許してくれる存在というものを、
何か他のものを得るよりも大切に真剣に
願っていたマリリンの気持ち、少なからず、理解できるような
気がします。映画も観てみようと思います。
と、今日は久しぶりに休日。
ゆっくりご飯を作って、お掃除してと、
あえて仕事的な要素を外してみつつ、
頭の片隅には、あれもやらなければ、これも・・・の声も。
それらをちょっと横に置いて、
過ごしてみたのでした。笑。
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