最近の我が家の手抜き昼ご飯は…
チャーハンです。
ピピウも大好き。
我が家ではチャーハンを作るときは
タイ米(インディカ米)のバスマティライスを使います。
イタリアのスーパーで普通に売っています。
ダンナがココナッツミルクベースのチキンカレーを作るときもこのバスマティライスを食べます。
香りが良く、美味しい。
今年、40歳になった私。
おそらく、私と同じ年代、またはそれ以上の人は覚えていらっしゃると思うのですが…
1993年の米騒動。
記録的な冷夏により米不足となり、外国から米が輸入されるという事態になりました。
当時、米不足を補うためにタイから輸入された米は“タイ米”とよく呼ばれていたインディカ米。
私たち日本人が主食とする米(ジャポニカ米)とは種類が違い、食感も、味も、香りも違います。
私は当時、中学生。
我が家は結局、輸入米を購入することなく、なんとか国産米でその年の米騒動をしのいだ記憶があります。
でも、当時、周りの大人たちやマスコミから聞いたタイ米のイメージって…
パサパサ
臭い
といった物。
美味しそうなイメージはゼロでした。
中学生だった私は、「へー。タイ米って美味しくないんだ。」となんとなく思いました。
でも、今、こうしてよくタイ米(インディカ米)を食べているわけで…
タイ米、美味しいよー!
と、中学生の私に声を大にして言いたい。
その食材に合った食べ方や調理法の問題だと思います。
米騒動が起こった時の日本人は、これまで日本人が食べてきたジャポニカ米と同じように調理して、同じ味と香りをインディカ米(タイ米)に求めてしまったから“美味しくない”と思ってしまったのですね、きっと。
実際は、“美味しくない”のではなく“違う物”なのに。
私はタイ米のあの香りが好きです。
チャーハンにするならあのパサパサ具合が必要です。
タイ米は美味しい。
“知らない”って、本当に困ったことで、
たとえば、日本人の多くが“トリュフ”を知らなかったとして、
いきなり「どうぞ」と説明もなくもらったら、
その見た目と匂いに捨てる人もいるのではないだろうか?と思わなくもありません。
トリュフは知名度もありますし、みんな高価な食材だということを知っています。
だから、トリュフをもらって、どうやって料理していいか分からなかったら、
ほとんどの人は「どうやって食べるの?」と人に聞くか、調べると思います。
その香りがあまり好みでなくても、「美味しいっていうし、高価だし、とりあえず食べてみよう。」と思うと思います。
もちろん、好みも、好き嫌いも人それぞれなので、嫌いな物は嫌いだとは思うんですが、
その食材を活かした調理法で食べれば、
その国で食べられているように食べれば、
大抵の物は美味しく食べられる…
と私は思っています。
なので、基本的に食わず嫌いはしません。
1993年の米騒動に話を戻せば、当時、日本がタイから多くの米を輸入したため、タイ国内でも米の値段が高騰したとか。
こちらからお願いして購入しておいて、おまけに迷惑までかけて、さらに勘違いで「美味しくない」「まずい」と言うのは、本当に失礼な話だな…
と、2021年の今、イタリアでバスマティライスを使ってチャーハンを作りながら思うのでした。
私は、バスマティライスもトリュフも大好きです。
嫌いな物は生にんじん🥕です。
インスタしてます。
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