失礼な話 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

 

最近の我が家の手抜き昼ご飯は…

 

 

チャーハンです。

 

 

ピピウも大好き。

 

 

 

 

 

 

我が家ではチャーハンを作るときは

タイ米(インディカ米)バスマティライスを使います。

 

イタリアのスーパーで普通に売っています。

 

ダンナがココナッツミルクベースのチキンカレーを作るときもこのバスマティライスを食べます。

 

香りが良く、美味しい。

 

 

 

 

 

 

今年、40歳になった私。

 

 

おそらく、私と同じ年代、またはそれ以上の人は覚えていらっしゃると思うのですが…

 

1993年の米騒動。

 

 

記録的な冷夏により米不足となり、外国から米が輸入されるという事態になりました。

 

 

当時、米不足を補うためにタイから輸入された米は“タイ米”とよく呼ばれていたインディカ米

 

私たち日本人が主食とする米(ジャポニカ米)とは種類が違い、食感も、味も、香りも違います。

 

 

 

 

 

私は当時、中学生。

 

我が家は結局、輸入米を購入することなく、なんとか国産米でその年の米騒動をしのいだ記憶があります。

 

 

でも、当時、周りの大人たちやマスコミから聞いたタイ米のイメージって…

 

パサパサ

 

臭い

 

といった物。

 

 

美味しそうなイメージはゼロでした。

 

 

 

中学生だった私は、「へー。タイ米って美味しくないんだ。」となんとなく思いました。

 

 

 

 

 

 

 

でも、今、こうしてよくタイ米(インディカ米)を食べているわけで…

 

 

タイ米、美味しいよー!

 

 

と、中学生の私に声を大にして言いたい。

 

 

 

 

 

 

その食材に合った食べ方や調理法の問題だと思います。

 

 

 

 

 

米騒動が起こった時の日本人は、これまで日本人が食べてきたジャポニカ米と同じように調理して、同じ味と香りをインディカ米(タイ米)に求めてしまったから“美味しくない”と思ってしまったのですね、きっと。

 

実際は、“美味しくない”のではなく“違う物”なのに。

 

 

 

私はタイ米のあの香りが好きです。

チャーハンにするならあのパサパサ具合が必要です。

 

タイ米は美味しい。

 

 

 

 

 

“知らない”って、本当に困ったことで、

たとえば、日本人の多くが“トリュフ”を知らなかったとして、

いきなり「どうぞ」と説明もなくもらったら、

その見た目と匂いに捨てる人もいるのではないだろうか?と思わなくもありません。

 


トリュフは知名度もありますし、みんな高価な食材だということを知っています。

だから、トリュフをもらって、どうやって料理していいか分からなかったら、

ほとんどの人は「どうやって食べるの?」と人に聞くか、調べると思います。

その香りがあまり好みでなくても、「美味しいっていうし、高価だし、とりあえず食べてみよう。」と思うと思います。

 

 

 

もちろん、好みも、好き嫌いも人それぞれなので、嫌いな物は嫌いだとは思うんですが、

その食材を活かした調理法で食べれば、

その国で食べられているように食べれば、

大抵の物は美味しく食べられる…

と私は思っています。

 

なので、基本的に食わず嫌いはしません。

 

 

 

 

1993年の米騒動に話を戻せば、当時、日本がタイから多くの米を輸入したため、タイ国内でも米の値段が高騰したとか。

こちらからお願いして購入しておいて、おまけに迷惑までかけて、さらに勘違いで「美味しくない」「まずい」と言うのは、本当に失礼な話だな…

と、2021年の今、イタリアでバスマティライスを使ってチャーハンを作りながら思うのでした。

 

 

 

 

私は、バスマティライスもトリュフも大好きです。

 

嫌いな物は生にんじん🥕です。

 

 

 

 

 

 


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