を読みました。

 

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・Be my own boss!

 (自分自身のボスになる!)

 

 

・インド建国の父ガンジー

 「Be the change you wish to see in the world.」

 (君みずからが世に臨む変化になれ)

 

 

・私は、地球のどこにいても「よそ者」の

 宿命を背負っている

 

 

・世銀の使命は

 「貧困のない世界をつくる」こと

 

・「ヤマトは我なり」

 グループ全体の社員17万人のうち、

 本社がたった300人弱(2011年当時)

 

 

・日本の田舎には、異邦人をとりこにする魅力がある。

 国際観光は輸出産業。

 有望だと思うのだが、何もない田舎に、はるばる

 外国から客が来るなど「夢物語」だそうな・・・・・・。

 

 

・飛騨高地の山里馬瀬

 

・「やはり、なあんにもないのがいいそうで」

 

・馬瀬には「High Value Low Volume(高価値・小客数)」

 な観光戦略か似合う

 

・特定非営利活動法人「日本で最も美しい村」

 

 

・世銀で担当した国や地域はどこであれ、

 必ず悔し涙を流した思い出がひとつある。

 地域住民が培った自助自立精神が、

 中央集権制度に破壊されるのを目前に、

 手の出しようがなかったことだ

 

 

・「異床同夢」

 

 

・兵庫県篠山市

 集落丸山

 「破風」

 

 

・「バカンス人種」に嫌われた理由

 我が国の代表的な旅行文化

 「わざわざ疲れに行ったようなもの」

 「サービスはいいが、コンベヤーベルトの流れ作業」

 

 

・「ヒマラヤの秘境」国家ビジョン「ブータン2020年」

 

 「幸福を可能にする自然環境、精神的な文明、

 文化伝統、歴史遺産などを破壊し、その上家族や、

 友人、地域社会の絆までをも犠牲にするような

 経済成長は、人間が住む国の成長ではない」

 

・52年、IMF・世銀に加盟した日本は、翌年から66年まで、

 戦後復興事業に世銀の融資を受けた。

 

 借入総額は、約8億6300万ドル。

 世銀の償却期間は音六ほど長いから、

 完済は90年7月。そう遠い昔の話ではない

 

 

・さまざまな規制が企業と労働者を縛る日本は、

 まるで社会主義国のように映る

 

 

・「米国市民から仕事を奪うやつが生意気を言うな!」

 

・世界銀行

 一万人前後の職員

 

 120以上の現地事務所で働く

 

 

・本物のチーム精神は働きがいと生きがいを融合する

 

 

・Implicit Association Test

 全員が絵ではなく、絵を掲げた人を選んでいたのだ。

 私自身も含めて、研修生の大半が、女性より男性が

 掲げた絵を選び、アジア・アフリカ系の有色人種より

 白人が掲げた絵を選んでいた

 

・優秀な人材を男女の差別なく選ぶこと。

 それが、女性の進出を促進する結果をもたらすのだ

 

・海外メディアが伝える日本の男性像は、ひどい。

 仕事中毒、父親失格、家庭を顧みぬ音・・・

 欧米で文化圏の価値観では最低だ

 

 

・米国首都ワシントンにある世界銀行本部に保育所を

 置いた時、過半数の利用者が男性職員なのに驚いた

 

・悲しいことに、日本も、金がなければ

 良い教育を望めない国に成り下がってしまったように見える。

 悪化し続ける経済格差に教育格差が重なって、

 人生の選択域を狭められた二世代めが育ちつつある

 

・人口減少が問題だと捉えられているようだ。

 減ってなぜ悪いのだろうと、長年気になっている。

 特に「経済小国になるから困る」と言う人が多いのには驚く。

 日本より国民平均所得が高い国は二十数カ国あるが、

 そのうち人口がわが国を上回るのは米国のみ。

 資本の生産性が伸び、生活水準が下がらない限り、

 困る理由などあるのだろうか

 

・松下幸之助氏

 「松下電器は人をつくるところです。

 併せて電気器具もつくっています」

 

 

・金融企業出身の世銀総裁

 就任後間もなくブラジルとインドの貧民街を視察し・・・

 「この旅で、世銀融資の成果は、

 発展途上国の子供たちの笑顔にあると学んだ。

 プロジェクト件数や融資総額などのアウトプットは、

 むろん無視できない。しかし、次世代の笑顔なしには、

 世銀の未来さえも危うくなりかねない」

 

 「笑顔の成果を追う仕事は、同じ笑顔の職員にしか

 できない」

 

・私にできる人づくりは、自己研鑽への

 動機づくりしかない。だから、部下が夢を抱く夢を

 聴くことから始めた。仕事と無関係の夢でも、

 いつか叶えたい夢をと、誘った。

 その夢を10年先の自分自身のビジョンにつなげてもらう。

 そして、そのビジョンに行き着くまでの道を開く成果を、

 一緒に考える。

 その上で過去一年を振り返り、足りない成果を話し合う。

 研修や実務訓練などに必要な計画を練って、

 最後に翌年までに成し遂げたい具体的な成果に

 合意する

 

 

・現実につながる夢は不思議な力を持つと知った

 

 

・「ここにいない子」

 

 

・米国ハーバード大学の臨床心理医学教授

 ロバート・ウォルディンガー博士

 「ハーバード成人発達研究」

 

 「なにがいい人生をつくる?」

 

 答えは「いい人減関係に尽きる」

 

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世界銀行で南アジア地域副総裁を務められた

西水美恵子さんのご著書。

 

世銀時代の悪戦苦闘のリーダーシップの物語かと思いきや、

新聞で連載されていたエッセーの編集版でした。

 

ただ、折々に

世界の貧困を支援してきたご経験からみた

現代の日本の課題が随所で指摘され、

深く頷くことしきり、でした。

 

地域住民に育まれた自助自立精神が

中央集権によって破壊される世界の発展途上国、

 

さらには、さまざまな規制が労働者と企業を

縛り社会主義国のように映る日本

 

という件には、背筋に冷たいものを感じました。

 

昨今の乱暴な国会運営一つとってみても、

戦後、自助自立精神で成長を遂げてきた

僕たちの国は、成熟時代に入り、そりに乗じて

国の管理監督・規制が強くなるばかりのようで、

一見正しい方向に向いているようでいて、

実は想像したくない未来に向かっているのではないか、と。

 

僕たち一般大衆にできることは、

自助自立精神を鍛え失わないよう、

平衡感覚を保って働くことだと思います。

 

 

 

すべては、この国に「人が育つ現場」を取り戻すために。

 

 

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