ワークショップと学び3 まなびほぐしのデザイン/東京大学出版会
を読みました。
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・「徒弟制」については、

 J・レイヴとE・ウェンガーが

 「正統的周辺参加(LLP)」という

 優れた枠組みを提唱している



・佐伯(2011)がまなびの「身体技法(まなび方)」

 あるいは「型」を「問い直し」「解体して」「組み替える」

 と述べた「まなびほぐし」とは・・・


 ➀新しい課題・対象の発見または提示

 ②新しい課題・対象と従来の「型」の不一致の発見

 ➂多様な可能性の探索を通した従来の「型」の組み替え

 ➃新しい「型」を通した「ソリューション」の発見と共有



・F2LOモデル


    F


L        L



    O



・ワークショップの中核は学習者たちによる

 相互触発的なサイクルの生成である



・ファシリテータに求められるのは、

 学習者たちができるだけ速やかに対象をめぐる

 相互触発的なサイクルを動かし始めることの支援、

 つまり学習者同士のコミュニケーションからの

 迅速な離脱である


 ・・・


 ファシリテータは少し離れたところで

 学習者同士のコミュニケーションを見守り、

 相互触発的なサイクルに軋みが生じそうになれば、

 すぐに接近して必要なサポートを行う



・エドワード・ホール

 「日本人の文化が逆説に満ちているように見える、

 何か伝えようとする場合、それが重要であればあるほど、

 遠回しの表現をなされることが多い」



・ワークショップの三つの場面とは


 「位置づく」「見立てる」「味わう」


 「人に位置づく」「活動に位置づく」

 「見立てを提供する」「見立てに乗る」

 「(見立ての)交換を味わう」「(見立ての)共有を味わう」



・ワークショップの前提条件としての定義を

 「コミュニティ形成のための他者理解と

  合意形成のエクササイズ」



・ブラウン社 マックス・ブラウン

 「デザインとは橋の形を考えることではなく、

 向こう岸への渡り方を考えることだ」



・火事になったらどうするかよりも

 防災防火に力を注いで火事にならないような

 努力をすることが一番望ましい



「先生」と呼ばれた瞬間に、

 子どもとフアシリテータの関係性が、

 いわゆる上下関係で固定されてしまう

 危険性があるために、ワークショップでは

 「先生」と呼ばせないようにする



・一般にワークショップは「目標の達成」ではなく、

 「プロセスの活性化や創発」を重視して

 デザインされることが多い


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時に、単に雑談するだけとも思われがちな

ワークショップ。


これを科学しようという試みに敬意を表したいと思います。


ただ、一方で感じたのは、

多様な人同士の啓発から生まれる

気づきやイノベシーョンを科学的に

フレーム化しようとすればするほど、

啓発の広がりも限定的になるリスクもあると感じました。




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