アマゾンでも、書店でもいいです。

ビジネスマン向けのベストセラーを眺めてみてください。


1位 ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力

2位 1日15分!会計最速勉強法

3位 2次会には出るな!「稼ぐ力」をつける13のレッスン

4位 3000人のユダヤ人にYESといわせた技術

5位 たった3秒のパソコン術

6位 FX革命!短期間で爆発的に儲かるハイレバレッジ投資法

7位 3つの真実 人生を変える"愛と幸せと豊かさの秘密"

8位 人を動かす

9位 7つの習慣-成功には原則があった!

10位 人づきあいのレッスン-自分と相手を受け入れる方法-



つまらない。


寂しい。


これが私の感想です。あなたはいかがでしょうか?


いつから日本人は、目先の金だけを欲しがり

小手先のテクニックばかり身につけようとするようになったのでしょうか。


私は就職ジャーナル の編集長をしていた2年前。

未来の可能性あふれる学生たちの将来を憂い、

気骨溢れる編集部の仲間たちと編集方針を一新しました。


それまでは、エントリーシートの書き方や面接テクニックなど

マニュアルばかりが特集されていました。


それらノウハウやマニュアル企画を後ろに追いやり、

就職した後の広がる世界を説いたり、はたくことを感じる企画を前面に押し出しました。


若者たちと、はたらくことについてやりとりしてきた

150万人メルマガ・リクナビCAFE呼応して、

日本の若者たちに、将来に希望を見出し、

はたらく意欲を掻き立ててほしかったからです。


読者が欲しがる企画を敢えて追いやるわけですから、

販売部数が伸びないことも容易に想像が付きました。


でも、本当に大切なことを伝えられるなら、それでいいと思いました。


若者の就業意欲低下の根本原因は、

生きる目的を感じられる場を与えず、

就職テクニックだけ伝えようとするからです。


糸井重里さんとの対談イベントのあと、

糸井さんが1970年代の終わりに企画された

矢沢永吉さんの「成りあがり」 を再読しました。



おもしろい。


あつい。


私が本や講演やセミナーを通じて、コツコツ伝えようとしている

はたらくことの意味や意義。

永ちゃんは、既に30年前に、激しく強いメッセージで吠えまくっていました。



ほんとは銭じゃない。

オレに、こんなに銭だって思わせた何かに腹立ってる。


親父の代では、勝負は負けた。

オレが親父になる時には・・・・・・おまえに勝つぞ


みんな、若いやつら、方向性を失ってると思う。

人間て、食べること寝ることのつらさより、

暗い明日のことを想像するつらさのほうが、大きい


一生キャロルの矢沢永吉と言われるのか。

オレは、矢沢永吉と呼ばれたい。


オレは怖さを知っている。安心がほしい。

安心してるためには、行動して裏付けをとること。

これがオレのやり方なんだよ。


はぐれてんのは、本人が望んでるわけじゃないんだよ。

ますますはぐれるところへ、自分で自分を追い込んでいる。

まわりがそうさすから・・・・・・。


最後の一言に、オレのことを言ってくれただけで

ほんとにうれしい。ほんとに十分だ。先方に言ってくれ。

もう一切気にするな。関係ない話だ


反撃してやれ。もっともっと。

反撃するって、どういうことか。

おまえ自身に負い目がなくって、自分で、

てめえの手でメシを食ってるんだという誇りを持つことだ。


おまえら、

あと十年かかるかもしれないけど、

全員土下座させてやる。見とけ!


悔しいくらい、私が言いたいことばかりです。

若者に聞いてほしいメッセージが溢れています。


出版人のみなさんに言いたい。

目先の売上が大事なのはわかります。

でも、出版が文化だというなら、出版人の誇りがあるなら、

こういう本質的な本を、メッセージのある本を出してほしい。


若者たちに言いたい。

ビジネス書読むなら、永ちゃんを読め





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   前川タカオが代表を務める、人材活性化支援カンパニー

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