こんにちは。
住宅相談専門ファイナンシャルプランナーの曽川です。
前回の記事はこちら。
この記事のシリーズ
1.住宅ローン 人気がある金利タイプは?
2.金利の決まり方を知る・・・今回の記事
3.過去の金利推移
4.金利タイプ別 支払い総額の考え方
5.各金利タイプはこんな時期に選ぶとイイ
前回までの記事で、金利の決まり方を書いてきました。
変動金利と固定期間選択型(10年未満)は短期プライムレートに連動
するという内容でした。
で、今回は「固定期間選択型金利(10年超)の決まり方」です。
固定期間選択型金利(10年超)は、長期プライムレートや10年物国債利回り
に連動します。
長期プライムレートとは、民間の金融機関が企業に対して融資する場合の金利です。
1年以上の期間で融資する場合に適用される金利です。
長期プライムレートは、短期プライムレートよりも高めに推移します。
長期プライムレートの推移は、日本銀行のウェブサイトで確認できます。
なお住宅ローン金利というのは、固定期間が長いほど金利が高くなります。
日本銀行のサイトとみずほ銀行のローン金利を例に見てみます。
※日本銀行のサイトでは、長期プライムレートとしてみずほコーポレート銀行が
公表した金利を掲載しています。
日本銀行サイトによると、
2012年5月10日時点の 長期プライムレートが1.30%。
みずほ銀行サイトによると
2012年5月17日時点での
固定期間選択型(15年)の店頭表示金利が3.55%。
優遇金利適用後が、2.15%~1.95%。
固定期間選択型(20年)の店頭表示金利が3.75%。
優遇金利適用後が、2.35%~2.15%。
となっていて、長期プライムレートに2.2~2.4%程度上乗せしたのが
店頭表示金利になっています。
なお長期プライムレートの推移としては、2006年6月9日の2.65%を最高として
途中多少上下しながら、下降しています。
なお2012年5月10日時点の1.30%という数値は、過去10年でも最低水準の金利です。
つまり、
固定期間選択型金利(10年超)も過去10年で最も低い金利水準である、
といえます。
固定期間選択型金利(10年超)についてはここまでです。
さて次回は長期固定金利、フラット35の金利の決まり方について見ていきます。
2.金利の決まり方 のパートは次の記事で最後になります。
(ちょっと長くなってしまいました)