いちもうだじん!ネコキングで遊んでみた | バーチャルコンソールクエスト

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今週配信が始まったDSiウェア・いちもうだじん!ネコキング。
ちょっと気になりましてダウンロードしてみたので感想など。
それでは


いちもうだじん!ネコキングはタッチペンを使ったアクションゲームです。


上からネズミが雨のように降ってきまして
そのネズミの下に網を張る感じでタッチペンで線を引いて待ち構えまして
ネズミが線に触れるとキャッチして得点。
ネズミ以外にお邪魔キャラとしてネコも降ってきましてこっちは捕獲するとペナルティ。
なんでネコを避けつつネズミを捕まえるべくタッチペンで
線を描きまくるゲームですね。


がしかし、実はどんどん線引けません。
一度引いた線は
ネズミが触れるか、もう一度線に触れて消すかしないと引けません。
なもので、けっこう慎重な線引き能力が必要です。
慎重に、慎重に…



と構えてるとネズミがどんどん逝っちゃうよー
タイミングがかなりシビアです。
そして、狙ったネズミ逃してしまうもので線が残り
線を消そうとタッチしてる間に他のネズミが逃げてしまうという悪循環orz
僕、長女(10歳)、相方と3人プレイしましたが
初プレイはいずれも同様の状況、そしていずれもこれはクソゲーかと思う。


でも、父さんは諦めない。


と、この後は父さんネコキングに奮闘するの巻へと続きますが
その前にモードとかシステムについて触れておきましょう。


本作にはモードが二つありまして
ひとつはとことんネコキング。
こいつは制限時間無制限の1本勝負。
画面右にゲージがあり
ネズミを1匹逃すと1ポイント、ネコを誤って捕獲すると2ポイント増加。
10ポイントに到達するとゲームオーバー。
捕獲すると-2ポイントしてくれるありがたいピンクネズミも
たまに降ってくるんである程度のミスは挽回可能であります。
ゲームオーバー時には『猫も杓子も』とか『猫の逆恨み』とか
ネコにまつわるいろんな言葉が出ます。
勉強になるかどうかはよく分かりませんが
『猫柳』という言葉が出てその解説に
『ヤナギ科の落葉低木。ヤナギの枝に猫がいるわけではない。』
と出てクスッと笑うたw

もうひとつは1分間のタイムアタック。
こちらは右のゲージが残り時間を示すものになりますので
ミスの累積によるゲームオーバーはなし。
とにかく1分間でどんだけスコア伸ばせるか勝負ですが
ミスした数に応じて称号とボーナスが用意されており
ノーミスだとネコキングの称号と5万点となりますんで
スコア伸ばすにはノーミスクリアは必須でしょうな。
1分間モードにはレベルがありまして、弱・凡・強・最強の4つ。
違いはネズミが降ってくるスピードと量。
最強はかなり手強いです。
特にネコの混じり具合が鬼。


いずれも狙うはハイスコア。
ということで今度はスコアシステム解説。
線を引いて、ネズミが引っかかると100点。
線はぐるぐるうねうねタッチしてる間引き続ける事が出来て
離すとトラップとして発動。
で、長い線を引いとけば複数のネズミを一度に捕獲する事が可能。
タイトルにある一網打尽の由来ですな。
まとめて捕獲すれば基本点に加えボーナスが上乗せされます。
例えば2匹まとめて捉えるとネズミ2匹200点+まとめ捕獲ボーナス200点。
ボーナスは一度に捕獲した数が多いほどにアップしていきます。
僕は7匹が最高ですがたしかその時は4200点だったかな。
(冷静に見てる余裕が無いので違ってる可能性アリ)

先ほど書きましたがネズミに混じってネコも降ってきまして
これをキャッチしてしまうとネズミを捕獲したスコアが無効になる上
-1000点のペナルティ。
ネコキングというだけに設定上の主人公はネコのようなので
同胞を捕獲した罪は重いという事だろうなw
ただ、一見お邪魔なネコですが捕獲せずにパスすると500点貰えるので
こっそりスコアに貢献してくれたりもします。
ネズミは逃がすと-100点。
意外にめまぐるしくスコアが増減するシステムです。



さてさて、ここからは諦めの悪いお父さんがしつこくプレイを重ねた感想。
お父さん奮闘編の始まりw

第一印象はチューニング不足の操作性の悪いゲーム。
タッチペンを使うゲームにありがちな残念なゲーム。
だったのですが、プレイを重ねるうちになんとなくコツを掴みまして
そこからはけっこう思い通りに線を引きまけるようになってきました。
これはちゃんと遊べるじゃないか。
それじゃ第一印象の悪さはなんだったんだろう。

ネズミを捕まえる事が目的のアクションゲーム。
ならばギリギリまで引きつけて捕まえればという認識でプレイしてたと思います。
金魚すくいでも虫捕りでもそうだけど気取られぬよう間合いをつめて
いっきに大量ゲットというイメージがあったと思います。
少なくとも僕はそうだったなあ。
でも、こいつはそれではいかんらしい。
その判断では遅いようです。
ネズミをキャッチするための当たり判定は、キャラの一番下の部分のみにあるようだ。
なのでキャラを追っかけてては遅いのです。
それじゃあどうすればいいか。
ネズミを捕まえるには…

罠を張る。
先回りして罠を張る。
そうか、そういうことか。
ちょっとゲーム性の判断に誤りがあった模様。
ギリギリまで引きつけるんじゃなく画面全体をみてネズミの動きを予測し
数秒後のネズミの場所をイメージしてタッチペンで一気に網を張る感じで一筆書き。
先読み罠張りアクションとでもいいましょうか。
こんな感じでイメージ切り替えたらあら不思議。
あれほど逃してヤキモキ、そしてミスして残った線にヤキモキしてたのがウソのよう。
バンバン捕まります。
面白いように網にひっかかる。
しかし、そう簡単に面白いようにはさせてくれない。
それがお邪魔キャラのネコ。
なのでこちらはネコを回避しつつ、1匹でも多くのネズミを捕まえる網の張り方を工夫する。
大きく円を描いたり、串刺しにするように描いたり。
これが上手くいくとそうとう気持ちいいですね。
でも優先順位はやっぱり逃さない事、そしてなによりネコを捕まえない事。
ネコ捉えたら連鎖もパーになりますからね。
線はネズミが触れて一定時間で消えます。
が、連続で捉えると消える時間がそのつど伸びます。
一見連鎖するのに有利なシステムですが
これのせいでネズミ2匹捕獲だったらスルー出来たネコが
3匹捉えたせいで線が消えるのが遅れて網に引っかかるケースが結構ありまして
この辺の見極めが重要ですな。


とことんモードは多少ミスしてもなんとかなるので多少のリスク覚悟でいけるけど
1分間の最強はネコキングの称号得るにはノーミスでいかなきゃならんので大変。
でもそこがいい。
1分間という限られた時間に集中出来るんで楽しいです。
僕は1分モードばかり遊んじゃうなあ。
最強ネコキングへの道は厳しいけどやり応えはある。
状況を見て瞬時に引く一筆一筆に熱がこもります。


にしても惜しいなあ。
多分、うちの家族がもった第一印象の悪さは他の人も持たれたんじゃないかと思います。
そのままタッチペンのゲームってこんなのばっかだよなと思われてる可能性
かなりありそう。
これ、ちゃんとそのゲーム性に気付けるかをまず試されちゃうな。
なかなか初見で降ってくるねずみを待つように線は引けんよなあ。
ねずみを捕まえようと線を引くと思います。
こういったゲームは分かり易さも重要な要素だと思うので
その部分ではもちょっと直感的に捕獲出来るチューニングもあったと思うんだけど。
でもなあ、これはこれでアリと思える面白さがあるのはたしか。
なので、早々に諦めた人は今一度、ちょっと視点を変えてアプローチして欲しい所。
そしてこれみてやってみようかと思った人は
先回りしてネズミを網にかけるイメージで遊んでもらいたい所。
そうすればネコキングの面白さに気付けると思いますよ。
ちゃんと遊べる作品ですから、ね。
そこは保証します。


以上、いちもうだじん!ネコキングで遊んでみたでした。
ではでは(・ω・)/