リトルビッグプラネットに触れてみた | バーチャルコンソールクエスト

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なになに今週のオススメ、リトルビッグプラネットぉ


小さいんか大きいんかハッキリせいや!




というわけで珍しくフラゲではなく普通に買ってきたリトルビッグプラネット。
昨晩ちょびっと遊んでみたのでその感想を…



すごい。
とにかくすごい。
プロモーション段階で、物理エンジンがどうのこうのと言ってまして
しかしながら僕のような技術に弱い人間にとっては
そんな技術を売りにされてもなあ、という気持ちがあったんですが
これ見せ付けられるとその凄さを実感せざるを得ませんね。
ゲームなんだけどリアルな世界。
我が家に散らかってるこどものおもちゃがそのままあるような世界と手触り感。
その昔、セガサターン初期のアクションゲームで
クロックワークナイトというおもちゃ箱をひっくり返したようなゲームがあったのですが
あれがドラゴンボール1巻の孫悟空だとすると
本作はスーパーサイヤ人化を極めてしまった最終巻の孫悟空のようであります。
もうなんでしょうね、映像は大事ですね。
というかMGS4もそうですがHD対応マシン用の作品は
もうほんと徹底的に作りこまなければ、逆に粗が目立って興ざめしちゃいますね。
ほんと大変なハードだよなあ。
その点に置いて、リトルビッグプラネットの徹底振りは凄まじく高い完成度であります。
体感ゲームでもないのに手触り感のあるゲームってほんとに凄いです。

また、チュートリアルから展開されるゲームの世界観や演出が秀逸、秀逸すぎます。
グイグイ引き込まれてしまいます。
海外作品らしい、非常に上品でおしゃれ、でもちゃめっけたっぷりで
海外の絵本が大好きな僕は、ここでもうノックアウト。
これずるいなあ。

ちょっとマニアックすぎて何人の人に伝わるか分かりませんが
本作の世界観は、イタリア出身の絵本作家サラ・ファネリが得意とする
コラージュたっぷりの絵本がそのままゲーム化されたような素敵さであります。
しかもサラの絵本は主に平面ですがこちらは立体的。
ポップアップブック(飛び出す絵本)のような楽しさ。
サラ・ファネリ的でありながら
紙の彫刻家と評されるチェコの絵本作家クヴィエタ・パツォウスカーの作品のような
豊かさがあります。
その上主人公のリビッツにはニットらしい温かみがあり
着替えることでその魅力は数倍にも膨れ上がります。
すごいぞこれ。
また、ステージに配されたギミックの数々もすごい。
先ほども書きましたがほんとに手触り感がすごくてですね。
良質の輸入玩具、そうだな、東京は吉祥寺にNIKI TIKI(ニキティキ)という
ドイツやスイスの輸入玩具を扱う有名なお店があるんですが
あそこに置いてあるおもちゃがそのまんまあって
そのまんま遊べる感じであります。
恐ろしい子!!!
絵本マニア・輸入玩具マニアの方には絶対にオススメです。
リトルビッグプラネット。
本体と一緒に買っちゃいましょうwww


えー、確実に誰もついて来れてない気がしますので
(でも僕的には相当上手く例えたつもりwww)
もちょっと分かりやすくお伝えしますと
技術に裏打ちされたピタゴラスイッチのピタゴラ装置のようなステージ上で
ポイントアイテムやステッカーを集めながら縦横無尽に遊びまくる
横スクロールアクションであります。
SCEの本気度が伺える作品ですので是非是非…


といつもなら推しまくるところなんですが…
なんでしょうか、この胸に過ぎるモヤモヤ感。
LocoRoco・AFRIKA・パタポン etc…
実は、僕はSCEの作品にモヤモヤ感を抱くことがとても多い。
一体なんなんでしょうね。
と人に尋ねても分からないか。
とても惹かれるのに遊んでみると大体期待通りの面白さなんですけど
妙にすっきりしないことが多いんですよね。
この漠然としたモヤモヤ感が杞憂に終わったのは最近だとパタポンくらいか。
パタポンはとても面白かった、2もとても楽しみであります。


話を戻しまして。
リトルビッグプラネットも、それはもうものすごい完成度で
すごい、すごい、本当にすごいなあ。
あまりゲームに興味を示さない相方までもが後ろですごいねえ。
と言ってたぐらい凄いんですが。
そのあとに

面白いなあ。

とは続けられなかったんですよね。
まだまだ遊び足りてないんで面白さに気付けなかったのかもしれませんが
それにしてもうーん。
またもSCE作品に感じてしまったモヤモヤ感。
SCE作品でも昔はパラッパにしてもICOやワンダと巨像にしても
触れて数分で頭の先からつま先まで面白さが駆け抜けていったのですが
最近はどうもうーむ。


ポップなグラフィックだとか
圧倒的な存在感だとか
温もりすら感じる表現力だとか
とにかく技術的には目を見張るものがあって
その点ではとても満足してまして
他の人にも薦められるほどの出来であるのは間違いないんですけど。
こう、あれだな。
面白いんだけれどもゲームとして大切な何かが決定的に欠けている感じがするんですよね。
目先の部分ではなく、意識の深いところで感じる部分がない、と言いますか。
ちょっとゲームで遊びすぎてて僕の感覚が狂ってきてる
もしくは時代についていけてないのかもしれませんが。
でもなにか足りないんだよなあ。
最近のSCE作品に漠然と感じる、このもの足りない何かを埋めることが出来たら
SCEはファーストとして強い存在力を示せると思うんですけどねえ。
すんません、うまく言葉に出来なくて。
面白いよ、やってみて。
と素直に薦めればいいのでしょうけど、やっぱりちょっと引っかかる。
わがままファッションガールズモードやくまたんちに感じたような
ほとばしる何か、伝えねばと突き動かされる何かが足りないよなあ。
僕もまだまだ修行が足りないようです。
ここはちょっと宿題にさせてください。
もちょっと遊んでみて考えてみます。



ということで面白いんだかなんだかよく分からないグダグダな文章になってしまいましたが
いつも素直に書く事をモットーとしておりますのでそのまま書いてみました。
面白いのは間違いないです。
ピポザル衣装も早速ダウンロードして着替えてみましたが
これ相当出来がよかったですよ。
ピポザルアイだけは気持ち悪くて装備しませんでしたがw
目はオリジナルで衣装のみピポザルにすると超ラブリーなリビッツが出来上がります。
ピポザルコードは初回プレス限定らしいので
ここだけでも買う価値はありです。
やっぱ面白いので是非。
絵本好きの僕はもう大騒ぎで
あの絵本の世界を再現しようと
ステージエディット魂が燃え上がっております。


以上、リトルビッグプラネットファーストインプレッションでした。
ではでは(・ω・)/