生き残る企業の条件~帝国データバンクより | 福岡若手弁護士のblog

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福岡県弁護士会HP委員会所属の弁護士4名によるBLOG
(ただしうち1名が圧倒的に多いですが、だんだん若手じゃなくなってるし)

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ある会合での、帝国データバンクの

福岡支店江口一樹情報部長の

講演録です。全ての経営者に

とって現代を映す含蓄溢れる

内容と感激したのでUPします。


1、創業30年以上の老舗企業の

倒産比率があがっている。

高齢化が進み人件費が高く

なり、他方、銀行の融資の

やり方が変わり少々の担保では

融資してくれなくなっている。

そのため、ストックは多いが

デットが多くキャッシュが足りない

老舗企業も倒産していく。

2、視座(目線の高さ)・

視野(目線の広さ)・視点

(焦点をどこに置くか)、

戦略を立てる時も経済の

先行きを見る時も3つを

意識して区分するのが大事。

3、マクロの経済全体を

視る鳥の目・ミクロの業界

全体を視る虫の目のほか、

日本人に欠けがちなのが

トレンドの流れを察知する

魚の目

4、魚の目を養う第一の

条件は現場を回ること

ヒントは現場にしかない。

倒産会社の経営者は

おおむね現場を回って

いず、顧客のニーズも

部下の不満も感じていない。

経営者自ら現場を回って

そこで事実を掴むこと。

 魚の目を養う第二の

条件は歴史を学ぶこと。

現場で吸い上げたヒントも

仮説を構築できなければ

意味がない。仮説を

組み立てる力をつけるには

歴史に学ぶしかない。

5、異業種連携にはリスクを

抑えながら効用をUPさせる

ヒントがある。また、企業

内部ではデジアナすなわち

職人的なアナログに光を

当てることが今のポイント。

6、経営者はお金を稼ぐより

時間を稼ぐことに意識を。

1日24時間しかないのだから

お金を稼ぎたいならば、学習

したり戦略を練ったり他人と

会う時間を意識して作る。

7、倒産企業経営者の5つの

ないは、謙虚さがない・

情報がない・リーダーシップが

ない・戦略がない・人脈がない

 5つの弱いは、数字に弱い・

ITに弱い・朝に弱い・決断力が

弱い・人情に弱い

ろぼっと軽ジK