東京地裁の民事受理件数、過去最高の見込 | 福岡若手弁護士のblog

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(ただしうち1名が圧倒的に多いですが、だんだん若手じゃなくなってるし)

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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091230ddm001040063000c.html

上記データは平成21年のものですが、

数多の弁護士も同感でしょう。もっとも

事件名はその3分の1が不当利得返還

請求事件で占められています

(判タ1306号5頁の須藤典明判事の

コメントより)いいこちなみに東京簡裁の

新受件数の半分近くが不当利得返還

請求事件というウワサもあるようです。

最高裁ホームページには、平成20年

までの過去5年間の新受件数の推移に

関する統計データがupされていますが

高裁・最高裁がほぼ横ばいであるのに

対し、地裁は破産件数の減少≧訴訟

件数の増加という関係にあることから、

過払事件の増加が破産を食い止めて

いたという関係が成り立っているように

思えます不調

http://www.courts.go.jp/sihotokei/graph/pdf/B20No2-3.pdf

他方、簡裁では支払督促や調停の減少

≧訴訟件数の増加という関係にある

ことからも、同じく過払事件の増加が

特定調停への持込を控えさせていたと

いう関係が成り立っている感じです

それにしても増加スピードが半端じゃ

ないです。弁護士増員のスピードの

比ではないこども女の子

地裁の訴訟数:平成16年16万2591件

平成20年22万1860件(36・4%増加)

簡裁の訴訟数:平成16年37万4686件

→平成20年57万7383件(54%増加)

 こんな事件数の急増に全ての民事

裁判官が巻き込まれてしまっている

のであれば、正直、そのほかの事件に

丁寧な記録読みをする時間が割かれて

しまうことになるでしょう台風

 私の実感でも法廷のスケジュールを

みる限り、過払以外の事件が特に増えた

印象はないんですよね

ろぼっと軽ジK