認定司法書士の脱税が九州で頻発 | 福岡若手弁護士のblog

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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20091018-OYS1T00220.htm

2009/10/18読売新聞(九州版)朝刊には

さらに詳しい記事が載ってました怒りおやじ

刑事事件になるまでは実名報道しない

取り扱いを報道機関はしているようです。

 例えば、福岡県の女性司法書士について

隠した所得1億円に対し5600万円の追徴

ならば、差額4400万円は手元に残って

やった方がやらないよりも一見得するように

見えてしまうのですが、この追徴額は

あくまで国税のみで、後日、地方税に関する

追徴も当然入ってくるので、結局、隠した

額全てを持っていかれるくらいの話に

なってしまうのです・・・

 まともに申告していれば所得1億円で

国税・地方税を全て支払ってもあっても

40%近くは残るわけですから、それに

比べると、脱税はぐっと損な話なのです。

 ちなみに脱税額1億円を超えると刑事

告発の対象になるという、まことしやかな

ウワサもありますお金

 九州山口にいる認定司法書士は

1200名、その中からこれだけの数の

専門家が脱税を指摘されるとは、

およそ法律家の風上にも置けない話はぁ?!

 テレビ欄の裏には認定司法書士が、

にもかかわらず脱税に手を染める

動機が記されていました。

 要するに、司法書士の従来からの

業務である登記代行は不景気で

毎年減少しているのに、そんな中、

過払いは貴重で簡単な収入源。

 ただ、ご承知のとおり、法改正や

業者の体力消耗もあり、「仕事が

減る前に、できるだけ稼いでおこうと

いう意識が背景にある」から老人

 しかも、脱税は刑事事件として

立件されるまでは確実な情報提供が

ない限り、司書会などでも追徴の

事実を把握する術がなく、公けの

懲戒処分もかけにくいとのこと。

つまり、現時点でも司書会は誰が

脱税で追徴を受けたのか、まったく

人物の特定すら出来ていない。

 そのため、脱税の発覚が公けに

ならぬまま、認定司書の10%に

及ぶ数が、いつのまにか脱税に手を

染める事態が生まれてしまった

ようなのである。

 法律家の法律違反、呆れる事態

だが、数だけ増やせば、こういう

事態が生まれるのは、人は弱い

存在なのだから当然のこと顔23

弁護士だってもうすぐ同じような

話がたくさん出てくると思うぜ?

ろぼっと軽ジK