【猫：腎不全】ごんぼさんの闘病記録➂　「血液検査１回目」

【ごんぼさんの闘病記録➂ 「腎不全末期血液検査１回目」】

発情期のような鳴き声をして、ごはんもあまり食べないし、体重も減ってきて、次回の真菌症の注射を待ちきれず、病院へ連れて行きました。

体重は４，２キロから３，２キロへ。１キロも減ってしまいました。

食事は自分から積極的に食べないので、私の手の平に一番大好きなキャットフードを乗せて顔の前に手を差し出すと、少しだけ食べました。

ウェットフードは元々嫌いなのですが、なぜかこの時は食べていました。

病院へ行き血液検査をしました。

待合室で待っている間は、もし避妊手術を再度するなら、体に負担がかかるだろうな・・・。でも再手術しないとごはんも食べないし、どうしよう・・・。そんな風に考えていました。

まさか５歳のごんぼさんが腎不全になっているとは思いもしなかったのです。

そして病室から先生が出て来られ、「エコー検査もさせてください」とおっしゃいました。

血液検査の結果が思わしくないとの事。

それでごんぼさんはエコー検査をする為、病室へ入りました。

一人で待合室で待っている間は、不思議と不安にはなりませんでした。だってあれだけ元気なごんぼさんだったから。

ちょっと調子が悪いだけ。

でも検査結果が終わり、私を呼ぶ先生の顔を見て、一瞬にして不安の波が押し寄せてきました。

『腎不全です』

血液検査の結果を見せてもらいました。

これが５月１７日。１回目の血液検査の結果です。

猫の腎不全の検査で欠かせない３項目。

BUN(血中尿素窒素量）、クレアチニン、リン。３項目とも異常値でした。

BUNは血液中にある老廃物や毒素。

腎臓の機能弱まっているので、毒素が排出出来ない状態になっていました。

正常値は１６～３６の所、ごんぼさんは１２７・・・。

クレアチニンの値が高いと腎臓機能が低下。

正常値は０．８～２．４ですが、ごんぼさんは＞１３．６．

は１３，６以上あり、測定不能という事なんです。

リンは多いと食欲不振になり、吐き気がして食べられなくなるとの事。

正常値は３．１～７．５。ごんぼさんは１４，１。

この数値ではとてもじゃないけど、食欲はわかないし、吐き気がするとの事。

そういう話を聞いても、何か自分の話をしているのではなくて、何か別の話をしているような、全く実感が湧かず、ただ客観的に、「食べられなかったら、強制的にエサを与えた方がいいですか？」とか、「どういう道具で餌を与えたらいいですか？」とか、ただご飯を食べ、水も飲んだら元気になるだろう。そういう気持ちでした。

怖いからというよりも、全く実感が湧かなかったんです。

腎不全と聞いても「末期」なのか？という事も先生に聞きませんでした。

でも清算をする時の受付の方や、看護師さんの表情が、なんとも言えない悲しい顔をされていて、それで「ごんぼさんは酷い状態なんだ・・・。危ない状態なんだ・・・。」と初めて実感しました。

病院では輸液（脱水症状緩和の為の点滴）をしました。

食事は出来る限り自力で食べるようにさせて、それでもだめだったらシリンジで強制的に与える。

キャットフードも色々種類を変えて試してみる事。

サンプルで腎臓病用のキャットフードをたくさん頂きました。